TOPアメリカン・プロレスGCW →GCW:Best of GCW 2022 part.4

GCW:Best of GCW 2022 part.4の分析


名勝負 なし
好勝負 アレックス・ゼインvs.トニー・デッペン(7/17/22)

ブラック・タウルス、グリンゴ・ロコ、ジャック・カートウィールvs.ASF、コマンデル、ラレド・キッド(7/29/22)

GCW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ブレイク・クリスチャン(7/29/22)

UV王座戦:アレックス・コロン(ch)vs.山下りな(8/13/22)

メガ・バスターズ(アレックス・コロン、ジョン・ウェイン・マードック)vs.ロス・マジソス(シクロペ、ミエド・エクストリーモ)(8/14/22)

@アレックス・ゼインvs.トニー・デッペン(7/17/22)
 スピードにのった演舞はリング/エプロン/リングと
 場所が変わっても途切れずに続いていき、これには掴まれましたね。

 これが出来るんですから攻防押しでも十分に盛り上げられたでしょうが、
 この試合の大半はデッペンが主導権。

 挑発的アピールを上手く組み合わせながら脚攻めで追い込んでいきます。

 ゼインが受けに回りつつもじっくり注目を集め、
 腰を据えて見守るに値する内容になっています。

 一進一退ではなくドラマチックな見せ方でここまで完成度の高いものを仕上げてくるとは思わなかった。

 ぎりぎり好勝負。

Aブラック・タウルス、グリンゴ・ロコ、ジャック・カートウィールvs.ASF、コマンデル、ラレド・キッド(7/29/22)
 チーム・グリンゴ良いですね。
 トリオとして機能しており、
 タッグにはない魅力を出しています。

 タウルスのパワフルさ、ジャックの凄技も印象に残る場面が多く、
 かなりの完成度を誇っていて今後も見たいトリオです。

 対するラレドらも活きの良い動きを見せていますが、
 特にコマンダーの飛翔感が素晴らしく、
 ミスティコになれるのではと思うぐらいでしたね。

 最高のルチャ・リブレでした。

 ぎりぎり好勝負。

BGCW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ブレイク・クリスチャン(7/29/22)
 ブレイクが速攻を仕掛けて王座獲りへ意欲を見せます。
 
 モクスリーはヘビー級としてカウンターのナックル一発でひっくり返すと
 乱戦スタイルでブレイクを流血させ、その傷口を攻め立てます。

 デス・マッチもこなすモクスリーならではの見せ方でしたね。

 ブレイクもダウン・スタイルでしっかり注目を集めて見せ、
 ドラマチックな王座戦に仕上げています。

 世界的スターのモクスリーが団体を引っ張る形ですが、
 その下にブレイクやゼイン、デッペンが控えてメキメキと腕を上げているのが
 2022年のGCWの面白さの本質ですね。

 ぎりぎり好勝負。

CUV王座戦:アレックス・コロン(ch)vs.山下りな(新チャンピオン!)(8/13/22)
 男女とはいえコロンが組んで押し飛ばすのには違和感がありますが、
 デス・マッチの向き合い方に男女の垣根なし。

 真っ向からの体の張り合いに
 アクセントで変化をつけながら
 期待感に応えるデス・マッチの強度を作り上げました。

 期待に応えた内容で山下がまさかの王座戴冠です。

 ぎりぎり好勝負。

Dメガ・バスターズ(アレックス・コロン、ジョン・ウェイン・マードック)vs.ロス・マジソス(シクロペ、ミエド・エクストリーモ)(8/14/22)
 典型的な形で凶器を手にしたかと思いきや意表を突いて即ダイブ。
 そのまま観客席の中で惜しみない乱闘を繰り広げ掴みは十分です。

 リングに戻るとタッグの様式にのせますが、
 デス・マッチ要素との両立もばっちり。
 流石の安定感でしたね。

 終盤も派手なスポットで盛り上がりのピークを持ってきて〆。

 ぎりぎり好勝負です。
 (執筆日:8/?/22)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アレックス・ゼインvs.トニー・デッペン(7/17/22)
Aブラック・タウルス、グリンゴ・ロコ、ジャック・カートウィールvs.ASF、コマンデル、ラレド・キッド(7/29/22)
BGCW世界王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ブレイク・クリスチャン(7/29/22)
CUV王座戦:アレックス・コロン(ch)vs.山下りな(新チャンピオン!)(8/13/22)
Dメガ・バスターズ(アレックス・コロン、ジョン・ウェイン・マードック)vs.ロス・マジソス(シクロペ、ミエド・エクストリーモ)(8/14/22)