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GCW:Best of GCW 2021 part.3の分析


名勝負 なし
好勝負 グラス・セイリング・デス・マッチ:Gレイヴァーvs.ジミー・ロイド(5/1/21)

GCWウルトラヴァイオレント王座&BJWデス・マッチ・ヘビー級王座戦:アレックス・コロン(GCW ch)vs.ドリュー・パーカー(BJW ch)(7/24/21)
 
GCW世界王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.マット・カルドナ(7/24/21)

@グラス・セイリング・デス・マッチ:Gレイヴァーvs.ジミー・ロイド(5/1/21)
 いきなりガラス葬。
 遺恨を重ねているので変に様式を作るより良いですね。

 適切に攻守入れ替えつつ
 ガラスに一枚一枚身を晒していきます。

 ロイドはこの抗争では堅実な働きが目立ちますね。

 レイヴァーもカリスマ的狂気を振りまいています。

 高所に据え付けられたガラス装置スポットは大迫力。

 そこで終えても格好がつくのに
 引き続きガラスに被弾して予想を超える激戦としました。

 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:5/?/21)

Aエマノン(ジミー・ロイド)vs. JJエスコバー(7/4/21)
 入場するなり花火合戦。
 リング内外を花火が飛び交っており、
 普段とは違うバックヤードならではの光景ですね。

 蛍光灯に芝刈り機。
 股間に火をつけて、と抑制の利かないスポットの数々です。
 ただこれがまた脈絡がないですね。
 半分はバックヤード・レスリングとして構築の優先順位を意識して下げている為でしょうし、
 半分は単純にスキル的にコントロールが利かずに下げ過ぎている所もあるでしょう。

 当該コンセプトの大会を何回か開催してきましたが、
 この試合は一つの集大成としてやり切った感があります。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:7/?/21)

BGCW世界王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.サディーカ(7/9/21)
ゲイジが不意打ち蛍光灯。
 観客をのせながらの攻撃性は流石ですね。
 相手がいくらサディーカといえ躊躇がなく、
 このリアルにヤバい奴感は中々出せないですよ。
 ただ攻撃を重ねれば良いものでもないですからね。

 スムーズな反撃のタイミングではないが
 歪でも強引にひっくり返せるのがサディーカの強み。
 綺麗に蛍光灯が割れなくても押し切れます。

 ゲイジが珍しくシャツ脱いで終盤。
 脱いだといってもそんなに受けてはいなかったですが、
 特別な一戦にできるという意気込みが伝わってきましたね。
 強烈な一発一発に盛り上がりました。

 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:7/?/21)

CGCWウルトラヴァイオレント王座&BJWデス・マッチ・ヘビー級王座戦:アレックス・コロン(GCW ch)vs.ドリュー・パーカー(BJW ch)(7/24/21)
 まさかのダブル・タイトル戦ということで
 非常に観客の期待感も高い状況でスタート。

 スピード・ムーブに1アクセントで大きな反応を得ていますね。
 そこをコロンが落ち着いて無理にギアをあげずに序盤をこなします。

 パーカーは少し自分の体の動きをコントロールしきれていない感があり、
 先日の決勝の怪我もそこに一つの要因があるのではと勘ぐってしまいますが、
 勢いのあるラッシュは時代の波にのっている寵児ならではのもの。

 特殊なものに頼らずともガラス使いで着実にレベルを上げていき、
 通常プロレスの仕掛けも織り交ぜて最終的には
 ぎりぎり好勝負、のレベルにまで仕上げました。

DGCW世界王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.マット・カルドナ(7/24/21)
 煽るカルドナにゲイジが初っ端スパイン・バスター。
 逃げるカルドを観客席の中で甚振っていきます。
 やはり有観客は良いですね。 
 コロナ前と同じようなことをHomecomingで出来たのは大きい。

 カルドナが非デス・マッチ系&メジャー経験者であることを活かしたストーリーのある攻防。

 ただ全くデス・マッチの受けをしないということもなくガラス受けして一気に血まみれに。
 慣れない体験だったかと思いますが、一つ一つ丁寧な表現。
 経験数が少ないからこその生の痛みの伝え方が出来ています。

 終焉が近づく中で突然音楽が鳴り響きます。
 AEWで対戦が決まっているジェリコの乱入かと思わせてからの
 44OH!乱入、フェイス宣言をしたRSPが追放処分、と圧倒的なストーリー展開でしたね。

 RSP vs.ゲイジで時代を変えたGCWがまたしても
 ストーリー・テリングを上手く活用した一戦を作り上げました。
 ごみがリングに投げ入れられる中、それを避けながらカルドナがベルトを掲げる絵姿は素晴らしかった。

 ぎりぎり好勝負。

Eデス・マッチ:ドリュー・パーカーvs.ジミー・ロイド(7/25/21)
 蛍光灯を自分の額に叩きつけ、蛍光灯の上に受け身を取って、と日本式の盛り上げ。
 
 ピアス部分にニードルを刺したり、
 今度は鼻に注射器を刺したりとえぐい見せ場もあります。

 やりたいことをやる。
 強力なエネルギーを感じさせる一戦でしたね。
 細かなミスはあり途中で減算されますが、決してぶれなかった。

 終盤も終わるかと思ったら峠を越えて更なるニア・フォールもあり、
 昨日に続き見応えのあるタフなデス・マッチでした。

 好勝負に届かずも中々良い試合。
 (執筆日:8/?/21)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@グラス・セイリング・デス・マッチ:Gレイヴァーvs.ジミー・ロイド(5/1/21)
Aエマノン(ジミー・ロイド)vs. JJエスコバー(7/4/21)
BGCW世界王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.サディーカ(7/9/21)
CGCWウルトラヴァイオレント王座&BJWデス・マッチ・ヘビー級王座戦:アレックス・コロン(GCW ch)vs.ドリュー・パーカー(BJW ch)(新チャンピオン!)(7/24/21)
DGCW世界王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.マット・カルドナ(新チャンピオン!)(7/24/21)
Eデス・マッチ:ドリュー・パーカーvs.ジミー・ロイド(7/25/21)