TOPアメリカン・プロレスGCW→GCW:Best of GCW 2019

GCW:Best of GCW 2019の分析


名勝負 なし
好勝負 Gレイバーvs.オライン・ヴェイト(1/12/19)

@Gレイバーvs.オライン・ヴェイト(1/12/19)
 ヴェイトがいきなりトペを仕掛けるもかわされ思い切り自爆。
 そのヴェイトにレイヴァーが即座に思い切りの良いトペコン。
 素晴らしい掴みですね。
 こんな出だしをするとヴェイトがダウン・モードに入っておかしくないのですが、
 椅子を連ねたところに投げたりと
 ヴェイトは休むことなく立ち上がり
 デス・マッチへと身を投じていく。
 この自分の体を省みない感じは
 00年代後半の旧世代デス・マッチ・ファイターのそれ。
 この格好良さは中々真似できませんね。
 レイヴァーも呼応するようにクレイジーっぷりを披露。
 終盤、ヴェイトが傷だらけの為に落ちたのか
 凶器を使う頻度も落ち、若干トーン・ダウンしましたが、
 これほどまでに凄いアメリカン・デス・マッチは久しぶりに見ました。
 文句なしに好勝負。
 
A正岡大介vs.アレックス・コロン(1/12/19)
 正岡は自分のやり方で伸び伸びと試合運び。
 コロンとも齟齬無く、
 それぞれ思い思いにデス・マッチ・スポットを堪能していきます。
 13分ながら密度の高い体の張り合いが見られました。
 コロンの安定感は特筆に価する。
 好勝負に少し届かず。

Bジミー・ロイドvs.エリック・ライアンvs.マーカス・クレイン(2/16/19)
 ライアンが観客からもらった箱をリングに投げ入れると
 その中に詰まっていたフォークがリング中に。
 非常にキャッチーな状況で試合開始。
 蛍光灯をポイントで叩き割り、
 3ウェイのテンポ感も良いですね。
 DDTの体勢に組み合わせて鎖で引き倒したり
 蛍光灯を持ってトペしたり細かな工夫も見られます。
 ボード・スポットのシーンにおいて
 ライアンがボードにぶつけた後、
 自身でボードを蹴り破ってましたが、
 こういう仕草、格好良さが
 デス・マッチ・ファイターの一皮向けるかってところですね。
 予想外に白熱の攻防。
 ただシャツを脱がないロイドが相変わらず勝ちブックで恵まれているのが
 個人的にはどうも受け入れきれず。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

Cマット・トレモントvs.Gレイバー(2/16/19)
 マイルドな乱闘からスタート。
 プロレスの中に丁寧にデス・マッチ寄りのスポットを織り込んでいます。
 一度引退宣言したトレモントだけに
 無理はできないのかなと思っていたが否。
 竹串や鉄ピンなど刺す系の凶器で
 とことん額に突き刺しあっていきます。
 Gレイバーの狂気をトレモントがしっかり受け止め、
 試合時間が経つにつれ満足度が高まっていく試合に仕上がっています。
 好勝負に少し届かず。

DGCW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.SHLAK(2/16/19)
 デス・マッチ界の怪物と王の対決。
 コーナー・トラップにぶつけあい、
 場外観客の目の前でシバキ合い。
 一部もたつく所もありつつも迫力のあるものが見られます。
 変にゲイジが先輩ぶらず
 一進一退を適切にこなしたのも好感。
 しかしながらヒート・アップしていたのに
 最後介入からっていうのはちょっと勿体無かった。
 好勝負に少し届かず。

E葛西純vs.アレックス・コロン(2/16/19)
 葛西の試合運びはノリが良く、
 コロンの受けっぷりも良いので、
 葛西が圧倒する攻守バランスでも結構見れますね。
 後半は葛西も積極的に被弾し、
 テンポを加速させ沸かせていく。
 葛西のカリスマっぷりとコロンの献身的受身によるリスペクトで
 メインとして胸を晴れる内容でした。
 好勝負に少し届かず。
 (執筆日:3/?/19)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@Gレイバーvs.オライン・ヴェイト(1/12/19)
A正岡大介vs.アレックス・コロン(1/12/19)
Bジミー・ロイドvs.エリック・ライアンvs.マーカス・クレイン(2/16/19)
Cマット・トレモントvs.Gレイバー(2/16/19)
DGCW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.SHLAK(2/16/19)
E葛西純vs.アレックス・コロン(2/16/19)