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GCW:Best of GCW 2018 part.2の分析


名勝負 なし
好勝負 スコッティ・ヴォルテックスvs.Gレイヴァー(5/12/18)

@スコッティ・ヴォルテックスvs.Gレイヴァー(5/12/18)
 演舞から入り場外に戦場を移すと
 ラフ要素から自然に凶器を織り交ぜていく。
 この抑揚のバランス感は中々もって絶妙。
 その後の過激化の流れも綺麗で優等生な内容ですね。
 終盤も相手に勝つために、の理由の中で
 ガラスや蛍光灯剣というスポットが出てくる。
 最後のタトゥー・ニードル含め
 目新しいスポットこそなかったものの
 デス・マッチだからと言い訳する欠点のまったくない素晴らしい試合でした。
 ぎりぎり好勝負。
 (執筆日:6/?/18)

Aマクスウェル・ジェイコブ・フリードマン vs.ネイト・ウェブ(8/17/18)
 MJFがヒールっぷりを爆発させていますね。
 試合前にマイクで煽り、
 トペコンを食らえばオーナーを人質にとって反撃の機としてズルして頂きも行う。
 そしてこういうエンターテイメントに関しては
 ベテランのウェブも結構やれる口ですからね。
 ズルして頂き返しをしたり、
 後はオーナーがリベンジに最後現れたりと
 最高にエンターテイメントな内容に仕上がっています。
 初めてWWEを見た時の感覚とでも言いましょうか。
 こういう試合も凄い良いですね。
 中々良い試合。

BPCO vs.マット・リドル(8/17/18)
 PCOが再ブレイクした今だからこそ
 特別感を覚えるカードでしたが・・・
 単純な張り合いをメインに据えた構築。
 PCOのエプロンへの落下が中途半端になっても
 リドルの攻め次第では取り戻せたように思いますが、
 そこそこの内容から脱却できず、
 最後はPCOが電気ショックで超人化するというネタで
 リドルのインディー・ラスト・マッチは終了・・・。
 残念な内容でしたね。
 まあまあ良い試合程度。

CGCW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.デイヴィッド・アークエット(11/16/18)
 インディー対メジャーで
 試合は期待できないけれど思わず見たくさせて
 ビジネス的には上手いな、と思わせる試合があります。
 これはそういう類の試合でありますが、
 それにしたってズルいカード。
 素人(スポーツ選手でもない)がメジャー・プロレスの王座獲得という
 アメプロの汚点とも言うべき事件のアークエットを
 メジャーと縁遠いデス・マッチ・キングがしばくというんですからね。

 試合の出だしは想像通り。
 ゲイジが10/0で全部通すとアークエットの体力が持たないので、
 アークエットがプロレス技を幾つか披露して一進一退の体を作っています。
 それでもライアン、メサイアの乱入とかでお茶を濁すかと思いきや
 その後アークエットが蛍光灯やピザ・カッターを受けるという体の張りっぷり。
 50歳手前の素人としては驚きですね。
 ただゲイジがやり過ぎたのか
 最後のフォールはほぼ演出なしで、
 フォール後アークエットはノー・セルでさっさと退場。
 過去を清算したかと思いきや最後の最後で
 再びコントロバーシャルな残り香を残していったのでした。
 少し悪い試合。
 (執筆日:11/?/18)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スコッティ・ヴォルテックスvs.Gレイヴァー(5/12/18)
Aマクスウェル・ジェイコブ・フリードマン vs.ネイト・ウェブ(8/17/18)
BPCO vs.マット・リドル(8/17/18)
CGCW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.デイヴィッド・アークエット(11/16/18)