TOPアメリカン・プロレスEvolve →Evolve:Evolve 13 5/12/12

Evolve:Evolve 13 5/12/12の分析


名勝負 なし
好勝負 サミ・キャリハンvs.エル・ジェネリコ

@#1コンテンダーズ・マッチ:リコシェvs.ARフォックスvs.ジグソウvs.サムライ・デル・ソル
Aサイラス・ヤングvs.アダム・ペイジ
Bカイル・マシューズvs.カレブ・コンレー
Cジェイク・マニングvs.アレックス・レイノルズ

Dジョン・デイビスvs.ロウ・キー
 デイビスは間合いの概念を理解しつつ、
 打撃でロウ・キーを黙らせます。
 ただそれほど打撃にインパクトはなくて
 器用貧乏って感じがしますね。
 しかしロウ・キーが一発一発引き立てて痛がったため
 そのために目の前の戦いに観客は引き込まれていきます。
 ロウ・キーが身体の痛みを引きずりつつ反撃開始。
 デイビスのスポットが少ないのが難点ではあるものの
 スペース・ローリング・エルボーのカウンターで用いたスパイン・バスターや
 パウンスなど数少ないスポットは大きな印象を残しており、
 今後のデイビスのステップ・アップにつながるかもしれない、と思わせる内容となりました。
 中々良い試合。

Eチャック・テイラーvs.マイク・クルーズ

Fサミ・キャリハンvs.エル・ジェネリコ
 ゴングが鳴り動いた瞬間
 ジェネリコが脚払ってカバーしカウント2。
 この冒頭のシーンに代表されるように
 ジェネリコの間合いの調整による心理面の表現が際立っていましたね。
 サミは押さえつけて打撃を叩き込んでいくも
 ジェネリコが人為的な緩急で主導権を渡さず一進一退。
 最近のサミの試合とは違ってサミがダウンにまで追い込まれるシーンはありません。
 しかし一進一退で十分魅せられる。
 サミがジェネリコに場外テーブル・・・ではなくて
 その横に座っているタイム・キーパー目掛けエクスプロイダーを打つなど
 無茶なスポットでジェネリコを追い込んだ後終盤へ。
 前半に作り上げた世界観を利かせて
 通常小技に位置づけられるような技を再設定しなおしての攻防。
 終盤にきてサミがジェネリコの脚に狙いをつけたのも成功し、
 素晴らしい試合となりました。
 ぎりぎり好勝負。

 試合後ジェネリコがロウ・キーに再戦を要求。サミがジェネリコを攻撃。ロウ・キーが現れると逃げていく。

Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.ARフォックス
 フォックスが浮遊感あるダイブを見せれば
 ガルガーノも3連発ダイブを見せる。
 しかし序盤で何故こんなことをしたのか。
 ベースの部分は適当に流し気味で
 スポットだけ浮いているような状況。
 空中戦の演舞のかわしあいを中盤でされても理解不能。
 その後もまったく試合の中での位置づけが曖昧。
 前後の繋がりを評価できない。
 終盤はフォックスが粘り激戦を気取るも
 それまでに作り上げられた印象を覆せず。
 まあまあ良い試合程度。

総評
 ロウ・キーが引き続き良好な状態で、
 サミがまたしてもMOTNをやってのけました。
 しかしDG USAとの統合に伴い王座戦という武器を手に入れたはずが不発。
 ガルガーノのシングル・キャリア、Evolveとのカラーに対して疑問を抱かせる結果になってしまいました。
 (執筆日:5/20/12)
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@#1コンテンダーズ・マッチ:リコシェvs.ARフォックスvs.ジグソウvs.サムライ・デル・ソル
Aサイラス・ヤングvs.アダム・ペイジ
Bカイル・マシューズvs.カレブ・コンレー
Cジェイク・マニングvs.アレックス・レイノルズ
Dジョン・デイビスvs.ロウ・キー
Eチャック・テイラーvs.マイク・クルーズ
Fサミ・キャリハンvs.エル・ジェネリコ
Gオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:ジョニー・ガルガーノ(ch)vs.ARフォックス