TOPアメリカン・プロレスEvolve →Evolve:Evolve 11 Finlay vs. Callihan 4/13/12

Evolve:Evolve 11 Finlay vs. Callihan 4/13/12の分析


名勝負 なし
好勝負 ロウ・キーvs.エル・ジェネリコ
 
サミ・キャリハンvs.デイヴ・フィンレー

@スーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ドリュー・グラック、ジェイク・マニング
Aジョシュ・アレキサンダーvs.MKマッキノン
Bサイコ・マイクvs.アシュリー・シックス
Cアレックス・レイノルズvs.ジョン・シルバー
Dチャック・テイラーvs.ジョニー・ガルガーノvs.サムライ・デル・ソル
Eカレブ・コンレーvs.アダム・ペイジ

Fロウ・キーvs.エル・ジェネリコ
 ロウ・キーはかつてのようなリアルさがちょっとしたところに垣間見えています。
 Evolve参戦はロウ・キーが復活していく上で大きな意味を果たしそうです。
 一方のジェネリコはロウ・キーのリアルに対し、
 流れに身を任せず一つ一つ自立的に思考し、ゆとりを持って対処している。
 それ故にジェネリコの背中は大きく、
 この試合においてロウ・キー以上にファイターである印象を受けます。
 JAPWやPWGでロウ・キーと対した時のような
 被虐者としての弱さはありません。
 後半はスポット一発一発を大きく見せました。
 ロウ・キーの変幻が対照的に光りますね。
 ロウ・キーがやや単発気味になっていましたが
 フィニッシュが素晴らしくまとまっている。
 コーナーから崩れるように落ちて脚を痛めたジェネリコに
 ロウ・キーがウォーリアーズ・ウェイを決めカウント3。
 アクシデント的な形で一枚差の勝負を手にするというのは実にEvolve的です。
 ぎりぎり好勝負。
 
Gサミ・キャリハンvs.デイヴ・フィンレー
 平手打ちしたサミにフィンレーがノー・モーションでヘッド・バッド。
 これでサミの額から血が流れ落ちるという完璧なスタートです。
 ベースはキャリハンに打撃を打たせつつ
 フィンレーがえぐいのを返してシャットダウンするというもの。
 前回のような偏執がないため、
 サミのもがきにそこまで焦点は当らず
 相当する原初的エネルギーは感じられない。
 終盤ケルティック・クロス、ツームストンをサミが返して行った後、
 蹴りの打ち合い、相打ちを繰り返すシーンもブランド化による狙いすぎな印象を受けましたね。
 しかし試合自体は高いレベルで安定しているし、
 破壊的な脚への攻撃が要所にばら撒かれている点は前回にない面白さでしょう。
 またサミが拘りを見せるストレッチ・マッファーに何とか持っていこうとした所を
 フィンレーが脚を蹴って崩しアーム・バーに捉える
 フィニッシュは美しく強烈な印象を残しました。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 セミ、メインがどちらもEvolveでしか見られない世界観の試合。
 お勧めの大会です。
 (執筆日:4/15/12)
DVD Rating:★★★★☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スーパー・スマッシュ・ブラザーズvs.ドリュー・グラック、ジェイク・マニング
Aジョシュ・アレキサンダーvs.MKマッキノン
Bサイコ・マイクvs.アシュリー・シックス
Cアレックス・レイノルズvs.ジョン・シルバー
Dチャック・テイラーvs.ジョニー・ガルガーノvs.サムライ・デル・ソル
Eカレブ・コンレーvs.アダム・ペイジ
Fロウ・キーvs.エル・ジェネリコ
Gサミ・キャリハンvs.デイヴ・フィンレー