TOPアメリカン・プロレスECWECW 1998年 →ECW:First Annual Brian Pillman Memorial Show 4/29/98

ECW:First Annual Brian Pillman Memorial Show 4/29/98の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

約1時間55分です。

@ニック・ディンズモアvs.トレイラー・パーク・トラッシュ
 トラッシュはヘタレ・ヒールだから引きが重要なのに
 技を引き立てる時に引かず、流れを作る時に引いて止めている。
 支配シーンも単発で段階作りが出来ていません。
 ディンズモアが反撃しさあ終盤かと思ったらそのままストレートにフィニッシュでした。
 ひどい試合。

Aスティーブ・ダン、レノ・リギンスvs.ブライアン・テイラー、バウンティ・ハンター
 ヒールのダン、リギンスはタッグ・チームのようで幾らか連携技も出しますし、落ち着いています。
 しかしフェイスのどちらか知りませんがでかい黒人が下手。
 少なくとも孤立する役ではありませんね。
 重い技を持っているので両チームがかみ合えばそれなりに盛り上がれるのだろうけど
 タイミングを完全にミスしていてタッグとしての爆発も生めない。
 悪い試合。  
 
Bフラッシュ・フラナガンvs.ブル・ペイン
 フラッシュの連続技のリズムはがたがた。
 こういう時受け手の重要性を感じさせますね。
 ペインも支配しても何も展開できず見る価値はない。
 ひどい試合。

Cチップ・フェアウェイ、シャーク・ボーイvs.テリック・ザ・ジャイアント、シーン・キャシー
 テリック組は技が印象的に決まるようインパクトのタイミングを工夫している。
 孤立させるスポットも印象的です。
 相手のフェアウェイ、シャークもその良さを減じる程下手でもない。
 最後にスプリングボードを失敗して場外転落するという間抜けなミスが起きてしまいましたが
 そこで一応アドリブで対応したのは良かったですね。
 変に熱戦にせずあっさりまとめた事もミスの影響を少なくしている。
 悪くない試合。

Dアル・スノウvs.クリス・キャンディード
 このクラスになると観客の高まりを感じ取り、
 それを試合に組み込んで気持ちよく試合を進める事が出来ますね。
 大きな流れの作り方の上手さは他と桁違いです。
 勿論スノウはw/ヘッドなので更に盛り上がる。
 スノウがインディーNWA時代のようなレスリングを見せてくれないのが残念だけど
 後半ファン要素がてんこもりで楽しかったですね。
 まあまあ良い試合。

 元パートナーのオースチンが顔見せ。
 奥さん?が挨拶。

Eクリス・ベノワvs.クリス・ジェリコ
 試合前にジェリコが鉄板のマイクで煽ります。
 試合は基本的なレスリングにファン・マッチ要素を加えている。
 ウーマンがジェリコに平手打ちなんかしてね。
 ベノワは情熱的なチョップを打ち込んでいるが、そこに特に意図はない。
 盛り上がるけど、その観客の熱気から何かを返してもらうというのがないんですね。
 終盤のレスリングの切り替えしは流石だけど、この程度に終わってしまったか、という印象。
 3回目の有名なリーガル戦のような本格の追悼試合かと思っていたのでね。
 平均レベル。

総評
 インディーのレベルが低く、セミ、メイン・オンリーも同然。
 その中でベノワXジェリコが期待を下回ったのは痛い。
 (執筆日:3/10/11)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ニック・ディンズモアvs.トレイラー・パーク・トラッシュ
Aスティーブ・ダン、レノ・リギンスvs.ブライアン・テイラー、バウンティ・ハンター
Bフラッシュ・フラナガンvs.ブル・ペイン
Cチップ・フェアウェイ、シャーク・ボーイvs.テリック・ザ・ジャイアント、シーン・キャシー
Dアル・スノウvs.クリス・キャンディード
Eクリス・ベノワvs.クリス・ジェリコ