TOPアメリカン・プロレスECWECW 2000年 →ECW:Hall vs Credible 11/11/00

ECW:Hall vs Credible 11/11/00の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1枚組み約2時間20分です。

スコットが現れジャスティンにメッセージを送っていると
ルーEが現れお前の相手は俺が決める、とサルを差し向けます。

@スコット・ホールvs.ビッグ・サル
 そんなこんなでいきなりスコットの試合で幕開け。
 クレディブル戦に向けアピールとなるスカッシュ・マッチかと思っていたら
 その巨体を攻略できずに敗北。
 FBIの介入があったとはいえビッグ・ネームにこの扱いは・・・。
 ひどい試合。
 試合後ルーEはダウンしたスコットにお前とジャスティンの試合を組んでやるよ、と言う。

 ジャスティンがインタビューを受けるためにリングに登場。
 前回PPVで逃したECW王座を必ず奪ってやる、とアピールしています。
 なぜかスコットについては一言も触れずに無視。

Aマイケル・シェインvs.マッド・ドッグ
 トペコンから軽めの試合を作ってきた物の
 両者共地に足がついていない様子である意味では機械的な運び。
 悪い試合。

Bタジリ、マイキー・ウィップレック、スペル・クレイジーvs.フリオ・ディネロ、EZマニー、クリス・ハムリック
 乱戦の中で2人、3人と豊富な連携技の応酬になります。
 見事な物でしたがこの後タジリとクレイジーが仲間割れするので
 あっさり目に終わってしてしまいます。
 フィニッシュに気づかずカットができなかった形ですが
 ここは定番の誤爆ネタで終えて欲しかったですね。
 その方が試合としても締まりますし、これでは仲間割れするには弱い感じです。
 まあまあ良い試合。

Cタジリvs.スペル・クレイジー
 そんなこんなで再び実現した定番カードですが・・・
 1つ1つの攻防はこの2人しかできないな、と思う物の
 それぞれのテーブル葬とマイキーがタジリにつく事を示すフィニッシュのせいで
 試合自体はそれ程の物ではなかったです。
 少し悪い試合。

Dロードキル、ダニー・ドーリングvs.プロディジー、ワイルド・ビル
 ゲイ・ネタと人気者ロードキルの持ち味を組み合わせた試合。
 セコンド含めてそれぞれが自分の役割を理解しているため
 素晴らしい試合展開を見せました。
 最後は69の6人バージョンを見せて大盛り上がりです。
 感心させられるファン・マッチ。
 まあまあ良い試合です。

 試合後FBIが現れロードキル、ドーリングを襲撃しドーリングの髪を切ってしまいます。

Eノヴァvs.リトル・グイドー
 グイドーの小技が光っていましたが
 FBIに介入を受けて苦境に立たされるノヴァのリアクション次第では
 もう少し引き込ませる試合になる余地がありましたね。
 少し悪い試合。
 試合後FBIがノヴァの髪を切ろうとするもロードキル、ドーリングが駆けつけて阻止します。

FECW王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.ジェリー・リン
 前王者リンとの再戦。
 王者像を見せるための試合といった感じで
 イメージ優先、実はそれ程ありません。
 最後は混沌とする中ジャスティンが現れ2人に竹刀攻撃。
 ジャスティンが去るとコリノがアピールする場面に。
 ノー・コンテストのコールも、リンがどうなったか、もカットされているので後味が微妙ですね。
 少し悪い試合。
 コリノは「俺こそがECW王者だ。世界中の誰でもかかってこい」とアピール。
 するとEnter Sandmanの曲が流れてサンドマン登場。
 口先で避けようとするコリノにサンドマンが襲い掛かって次の試合へ。
 
GECW王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.サンドマン
 柵やラダーも出てくるけどサンドマンの攻めばっかりなので退屈です。
 コリノは結局3回しか技を決めなかったんじゃないかな。
 3度目の技が1,2度目と違ってフィニッシュになりえる説得力があった訳ではないし
 一方で受け続けたといってもそれで試合を作る、というものでもない。
 2試合目なので短くまとめて欲しかったですね。
 悪い試合。

Hフォールズ・カウント・エニウェア:トミー・ドリーマー、クリスチャン・ヨーク、ジョーイ・マシューズvs.サイモン・ダイヤモンド、CWアンダーソン、スウィンガー
 サイモンは実況のジョーイ、ガードナーと一悶着あり、
 ガードナーがサイモンらに対する3人を選んでこの試合に。
 中身ですが無為に殴り合って技を打っている印象。
 カメラ・ワーク次第では何か良い所も見つけれたかもしれませんが・・・。
 悪い試合。
 試合後サイモン軍がガードナー含め4人をリンチ。

ITV王座戦:ライノ(ch)vs.キッド・キャッシュ
 キャッシュの動きは良い物の
 ライノ相手ではどうしても単調な試合構築になってしまいますね。
 少し悪い試合。
 試合後ライノはテーブル葬を狙うもそこにスパイクが現れ獣退治。

Jトニー・デビトーvs.チリー・ウィリー
 なんでこれがセミなんでしょうね。
 どうでも良い。 
 ひどい試合。
 試合後ダ・バルディーズの片割れが現れウィリーに椅子攻撃。
 その後マホニーが現れバルディーズに椅子攻撃です。

Kスコット・ホールvs.ジャスティン・クレディブル
 攻撃して体を痛めでもしたら、と遠慮があり
 社長と課長が戦ってでもいるかのようなお遊び。
 スカッシュ・マッチにしてもたいした変化はない。
 ひどい試合。

総評
 Bのような試合ができる素養があったのは驚いたけれど
 他はゲスト含め雰囲気あっての内容に過ぎません。
 (執筆日:9/2/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@スコット・ホールvs.ビッグ・サル
Aマイケル・シェインvs.マッド・ドッグ
Bタジリ、マイキー・ウィップレック、スペル・クレイジーvs.フリオ・ディネロ、EZマニー、クリス・ハムリック
Cタジリvs.スペル・クレイジー
Dロードキル、ダニー・ドーリングvs.プロディジー、ワイルド・ビル
Eノヴァvs.リトル・グイドー
FECW王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.ジェリー・リン
GECW王座戦:スティーブ・コリノ(ch)vs.サンドマン
Hフォールズ・カウント・エニウェア:トミー・ドリーマー、クリスチャン・ヨーク、ジョーイ・マシューズvs.サイモン・ダイヤモンド、CWアンダーソン、スウィンガー
ITV王座戦:ライノ(ch)vs.キッド・キャッシュ
Jトニー・デビトーvs.チリー・ウィリー
Kスコット・ホールvs.ジャスティン・クレディブル