TOPアメリカン・プロレスDragon Gate USA →Dragon Gate USA:Fearless 1/23/10

Dragon Gate USA:Fearless 1/23/10 の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間40分です

PPVの放送日は3/5/10。

@CIMA、スーパー・クレイジーvs.マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ
 最近のクレイジーは過大評価されている。
 WWEの規律から解き放たれた結果、
 見せ方に気を使わなくなり、おふざけを入れるようになっている。
 試合は誰からともなく相手への意識を散らしファイトが荒くなります。
 しかしベビーフェイス対決な訳で中途半端になるだけです。
 クァック、ジグソウのタッグとしての動きと終盤の派手な技で盛り上げ持ち直したオープニング。
 平均レベル。

Aグラン・アクマvs.TJP
 アクマはムーブ以外の動きが全然進歩しませんね。
 5年前と変わらないんじゃないか。
 良い動きも所々で見せてはいますが、
 そんなだから全盛期に入ったTJPに食われてしまっています。
 TJPは非常に試合に集中しており
 動きも良いし、変化にキレがありますね。
 TJPと大物の対決が見たい。
 平均より少し上。

Bジミー・ジェイコブスvs.ブライアン・ケンドリック
 ケンドリックは心理戦マスターになってますね。
 レイシーを連れてきて人の心を弄ぶヒール・ファイトを展開。
 レイシーにキスさせた隙をついて勝利しておきながら
 試合後にはもう用は無いとモクスリーにラリアットをさせて厄介払い。
 ジェリー・ロウラーを彷彿とさせる活躍です。
 しかし試合はジェイコブスが気持ちを見せれず時間も短めなので、平均レベル。
 ドリーマーの登場はカットされてましたね。

CFIP王座戦:望月成晃(ch)vs.デイビー・リチャーズ
 望月はもう年で格闘スタイルを維持するのは無理です。
 通常の打撃、相手を止める脚への攻撃、脚にダメージを与える攻撃、
 全て共通の蹴りで行っていて展開に説得力がありません。
 技と技の間の歩き方も格好悪いなぁ。
 一方のリチャーズは高いクオリティを誇るけれども脚攻めの対応が駄目。
 痛みはしっかり表現しているけど
 それに耐える形で平気で蹴りを打っていくので
 単一な表現に過ぎず段階を踏んだ変化がありません。
 終盤は望月からインパクトのある蹴りが生まれるも
 王座を交代させるという事で無駄な攻防が多いですね。
 リチャーズのカウント2返しからのハンマー・ロックも多用しすぎです。
 平均的な良試合。

D3ウェイ・ダンス:Shingo、YAMATOvs.ヤング・バックスvs.土井成樹、吉野正人
 数珠のレスリング、首4の字、ブレーン・バスターとファン・マッチの様相。
 速いペースで技が繰り出されますがその技は何の意味もありません。
 得意な技を出して行きYバックスが脱落。
 その後土井、吉野が素晴らしい動きで更に盛り上げ
 Shingoとはちょっとした特別感のある攻防を行いました。
 DG USAで話題を集めてきたYAMATOですが今回は蚊帳の外でした。
 平均的な良試合。

Eオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:BxBハルク(ch)vs.ドラゴン・キッド
 思った以上に骨組みはしっかりしているし
 強く、大きな打撃を見せるハルクは王者としての強さを持っていたけれども
 キッドをアンダードッグとして輝かせるにはヒールにならない限り無理でしょう。
 そして最初の素早いレスリングで円形の回転が多かったのもそうだけど
 試合全体を通して絶対的にロープ・ワークが足りません。
 王座戦なのでベース・ラインはこれぐらいでも良いが
 自分の持ち味を考えると見せ場ではスピード感を出したい。
 平均的な良試合。

@6マン・エリミネーション・マッチ:ジョン・モクスリーvs.エリック・キャノンvs.カイル・オライリーvs.ジョニー・ガルガーノvs.リンセ・ドラドvs.ブラッド・アレン
 試合開始後すぐにモクスリーはスパンキー援護で反則を取られ脱落。
 実質5人ですがそれでも人間関係を描く時間は足りないので適当に攻防を。
 オライリーは普通のプロレスをさせたら予想通り微妙な感じですね。
 少し悪い試合。
 (執筆日:5/22/10)

AAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ハロウィックド
 それぞれが異なるスタイルを持ち寄り
 特に高めあうでもズレるでもなくそこそこの内容に。
 別に王座戦にする必要性やカードを組む必要性は感じさせず。
 悪くない試合。
 (執筆日:5/22/10)

BFIP王座戦:デイビー・リチャーズ(ch)vs.望月成晃(DG 12/6/09)
 場外、エプロンの攻防を立て続けにいきなり消費し
 リチャーズにダメージ&脚を痛めさせたので
 望月が相当楽するつもりなのかと思いましたが
 思った程長々とは続けずにリチャーズの腕攻めと続けます。
 終盤はちょっとセールを無視してハードな蹴りで盛り上げ。
 もっと頑張れそうにもこれが限界にも思える、変な熱戦でしたね。
 まあまあ良い試合。
 (執筆日:5/22/10)

Cオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:BxBハルク(ch)vs.横須賀享(DG 12/6/09)
 微妙な場外戦から横須賀がハルクの脚に椅子をぶつけて痛めつけます。
 リングに戻ると驚くほどグダグダな脚攻め。
 セコンド、ボックス攻撃も何となしに加える。
 後半はハルクがごく一部でしか脚の痛みに対してセールをしない、という体たらくで救えない。
 それでは技を打っても伝わりません。
 壊れた内容で悪い試合。
 (執筆日:5/22/10)

総評
 DG USAも1月は不調。
 といってもこのままズルズルといってDGがアメリカで見れるだけ、の団体になりそうな気も。
 DGvs.Chikaraは本格化する前にパッとしないし、
 ハルクはクオリティで驚かしてくれそうにない。
 ゲスト1番手のリチャーズも離脱したし、
 リチャーズ、Chikara以外の外人の扱いは微妙ですから。
 (執筆日:3/9/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@CIMA、スーパー・クレイジーvs.マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ
Aグラン・アクマvs.TJP
Bジミー・ジェイコブスvs.ブライアン・ケンドリック
CFIP王座戦:望月成晃(ch)vs.デイビー・リチャーズ(新チャンピオン!)
D3ウェイ・ダンス:Shingo、YAMATOvs.ヤング・バックスvs.土井成樹、吉野正人
Eオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:BxBハルク(ch)vs.ドラゴン・キッド
@6マン・エリミネーション・マッチ:ジョン・モクスリーvs.エリック・キャノンvs.カイル・オライリーvs.ジョニー・ガルガーノvs.リンセ・ドラドvs.ブラッド・アレン
AAAW王座戦:サイラス・ヤング(ch)vs.ハロウィックド
BFIP王座戦:デイビー・リチャーズ(ch)vs.望月成晃(新チャンピオン!)(DG 12/6/09)
Cオープン・ザ・フリーダム・ゲート王座戦:BxBハルク(ch)vs.横須賀享(DG 12/6/09)