TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2012年 →CZW:New Heights 7/14/12

CZW:New Heights 7/14/12の分析


名勝負 なし
好勝負 Jrヘビー級王座戦、ウルトラヴァイオレント・アイアン・マン・マッチ:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.サミ・キャリハン

@アレックス・コロンvs.デヴォン・ムーア
Aラダー・マッチ:ラッカスvs.ミア・イムvs.ローリー・モンドvs.ジョー・ゲイシーvs.ナイルズ・ヤングvs.ドリュー・グラックvs.ラティン・ドラゴンvs.ダスティン・レイズ

◆旧ECWアリーナが使えなくなるためFlyers Skate Zoneが新しいホームになるとのこと。

Bデイブ・クリスト、DJハイドvs.ジェイク・クリスト、グレッグ・エクセレント
 マット・トレモントが乱入しハイドを敗北に導く。

Cタッグ王座戦:4LOCO(アズリエル、バンディードJr.)(ch)vs.ネイション・オブ・イントキシケイション(ダニー・ハヴォック、ラッキーtHURTeen)
DCZW王座戦:MASADA(ch)vs.ARフォックス

EJrヘビー級王座戦、ウルトラヴァイオレント・アイアン・マン・マッチ:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.サミ・キャリハン
 (60分アイアン・マン・マッチ。ノーDQ、FCAルールとなっています。)
 いきなりヤンガーがサミにコーナー・テーブルへのファルコン・アロー。
 ヤンガーもエプロン横テーブルに落下して五分五分になりますが、
 それで1本決めないのなら無駄に観客の過激思考を刺激するだけ。
 結局序盤はサブミッションなどで落ち着いた試合運びですしね。
 ロー・ブローのからの丸め込みでキャリハンが先取。
 13分経過。
 直後にライガー・ボムを決め2本連取。
 サミがサディスティックなヒールっぷりを表現しながら凶器を使ってヤンガーを痛めつけます。
 裏側テーブルへのウェストランドも印象的でしたね。
 ヤンガーがダイブを決めた後、脚攻めのお返し。
 観客席裏での乱闘につなげます。
 アイスホッケーのアリーナ会場を活かしてサミが引き続きアピール。
 FCAルールもあるので時間を使うことができています。
 30分経過。
 リング際に戻ってきてエプロンで殴り合い。
 1本を取る辛さが表現されていて、これに競り勝った者が1本を取ると完全に認識されていましたね。
 これならサミが2本取る展開でなくてもよかった。
 35分経過時にヤンガーが1本取り返します。
 リングに柵まで持ち込んでCZWらしいウルトラヴァイオレントのレベルでの痛めつけになります。
 サミがロープを使って優位性を取り戻すもサブミッションにタップし2-2。
 ここで43分経過です。
 観客が一息ついた直後に隙を突いたストレッチ・マッファーでサミが3-2に引き離してきたのは上手いですね。
 実に効果的にストーリーに引き込みました。
 ここからは展開上出し惜しみしてきた一進一退の攻防。
 立てた椅子へのドレイクス・ランディングで3-3。
 この試合に至るまでの段階に試合の中で追いついたって感じですね。
 残り12分。
 ここからこの試合でしかいけない頂を見せれるかがキーです。
 高所スポット含め、見せ場は幾つかありますし、
 ヤンガーがようやくの流血で勢いにはのれました。
 ただ全体的にヤンガーにフェイス・ターン直後のカリスマ性が見られず
 アピール力でサミに随分とリードされる形になっていたのが残念ですね。
 SPW程過激ではなく、最近のWWEがやるような内容となっており
 予想、期待していたものが完全に提供された訳ではありませんが
 60分試合としてしっかり成立している点においてこの試合のクオリティは高い。
 ぎりぎり好勝負です。

◆フォックスが登場。キャッシュを使い今すぐ王座に挑戦するという。

FJrヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ARフォックス
 襲いかかりくるキャリハンにカウンターを叩き込み450で王座奪取。

 直後に会場が暗転。デイブ・クリストがフォックスにファイヤー・ボール。ジェイク・クリストが助けに現れる・・・と思いきやセキュリティーを叩き出し、まさかのサミとの結託。他のレスラーが現れリングで乱闘。MASADAが現れ追い払う。その後ジョーカーが出てきてMASADAと睨み合う。

総評
 なんだかんだ言ってメインは必見。
 CZW王座戦とラダー・マッチのおかげで他にも良い試合があります。
 CZW王座敗者がメインの死闘を勝ち抜いた者から王座を掠め取るエンディングは馬鹿げていますが、
 サミとエアボーンの結託、ジョーカーの王座挑戦表明で団体が動いていくことにはワクワクしますね。
DVD Rating:★★☆☆☆
 (執筆日:8/18/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アレックス・コロンvs.デヴォン・ムーア
Aラダー・マッチ:ラッカスvs.ミア・イムvs.ローリー・モンドvs.ジョー・ゲイシーvs.ナイルズ・ヤングvs.ドリュー・グラックvs.ラティン・ドラゴンvs.ダスティン・レイズ
Bデイブ・クリスト、DJハイドvs.ジェイク・クリスト、グレッグ・エクセレント
Cタッグ王座戦:4LOCO(アズリエル、バンディードJr.)(ch)vs.ネイション・オブ・イントキシケイション(ダニー・ハヴォック、ラッキーtHURTeen)
DCZW王座戦:MASADA(ch)vs.ARフォックス
EJrヘビー級王座戦、ウルトラヴァイオレント・アイアン・マン・マッチ:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.サミ・キャリハン(新チャンピオン!)(5-4)
FJrヘビー級王座戦:サミ・キャリハン(ch)vs.ARフォックス(新チャンピオン!)