TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2012年 →CZW:Cinco de Mayo 5/5/12

CZW:Cinco de Mayo 5/5/12の分析


名勝負 なし
好勝負 Jrヘビー級王座戦、3本勝負:サミ・キャリハン(ch)vs.ドレイク・ヤンガー

@アレックス・コロンvs.ARフォックス
Aアダム・コールvs.ジェイク・クリスト
 ハイドが乱入して両者を排除。

BDJハイドvs.BJウィットマー
CDNA(アーロン・マクコーミック、ダグ・チャールズ)vs.A1Wvs.ノーザン・ファイト・クラブvs.レミ・ウィルキンス、トレヴァー・コート
Dバーブド・ワイヤー・ボーズ・マッチ:ダニー・ハヴォックvs.ロン・マーシス
EワイアードTV王座戦:デイブ・クリスト(ch)vs.デヴォン・ムーア

FJrヘビー級王座戦、3本勝負:サミ・キャリハン(ch)vs.ドレイク・ヤンガー
 (1本目は通常形式、2本目はサブミッション・マッチ、3本目はウルトラヴァイオレント・ルール)
 まずは挑発からヤンガーが丸め込んで20秒ほどで決着。
 いきなり追い込まれたサミが間を置かずに攻め立てます。
 サミはハイドとの抗争によって絶対的ベビーフェイスになりましたが
 ヒールへとシフトしていく心積もりのようで
 いきなり椅子を使う効率的過ぎる脚狙いと
 Bullshitとわめき散らすことで同化しにくさを作り出している。
 1本取られた状況で攻め急ぐ背景説明としては弱いものの
 狙いを成就させようとする上手い見せ方だと思います。
 ヤンガーがが的確にカウンターを入れますがサミが勢いで飲み込んでいきます。
 スリーパーで相同性を一度挟んだ後、再びの脚攻め。
 戦いの自然な成り行きを装いつつサブミッション・マッチに則り
 サブミッションの攻防へとシフトしていきましたね。
 サミが追いついて3本目。
 凶器を混ぜながら脚攻めです。
 2本目最初でも脚攻めの際に椅子を使っていますが既視感を覚えさせず
 2本目を上手く描いききった効果が出ています。
 またサミにSucksチャントが起こっており1本目からの積み重ねが結実している。
 そこにヤンガーの流血が加わり、単純明快な見せ方に集約させました。
 攻防、凶器の種類ともに単純になりすぎて冗長なきらいはありますけど素晴らしかった。
 クオリティは流石に比類するとは言えませんがCZW版オースチンvs.HHHの3本勝負といえるほど
 感嘆すべき3本勝負の構成です。
 ぎりぎり好勝負。

GCZW王座戦:MASADA(ch)vs.マイケル・エルガン


総評
 Aの好カードは乱入でぶち壊しにするし、
 CZWとまったく関係ないエルガンが挑戦した試合を抗争決着戦の上に置くしで
 良く分からないブッキングですが少なくともセミは素晴らしい試合です。
DVD Rating:★☆☆☆☆
 (執筆日:6/30/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@アレックス・コロンvs.ARフォックス
Aアダム・コールvs.ジェイク・クリスト(ノー・コンテスト)
BDJハイドvs.BJウィットマー
CDNA(アーロン・マクコーミック、ダグ・チャールズ)vs.A1Wvs.ノーザン・ファイト・クラブvs.レミ・ウィルキンス、トレヴァー・コート
Dバーブド・ワイヤー・ボーズ・マッチ:ダニー・ハヴォックvs.ロン・マーシス
EワイアードTV王座戦:デイブ・クリスト(ch)vs.デヴォン・ムーア(DQ)
FJrヘビー級王座戦、3本勝負:サミ・キャリハン(ch)vs.ドレイク・ヤンガー(新チャンピオン!)(2-1)
GCZW王座戦:MASADA(ch)vs.マイケル・エルガン