CZW:Best of the Best 11 4/14/12の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
◆記念撮影。キャリハンとヤンガーが火花を散らす。
@1回戦、イリミネーション・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.MKマッキンナンvs.トレント7vs.サミ・キャリハン
試合後ヤンガーがキャリハンに襲いかかろうとするもスタッフに引き離される。
A1回戦、イリミネーション・マッチ:グレッグ・エクセレントvs.ウィリー・マックvs.アレックス・コロン
B1回戦、イリミネーション・マッチ:サムライ・デル・ソルvs.チャック・テイラーvs.ジョニー・ガルガーノ
C1回戦、イリミネーション・マッチ:リンセ・ドラドvs.ACH vs.ARフォックス
DTV王座戦:ジェイク・クリスト(ch)vs.デイブ・クリスト
デイブの奇襲からスタート。
切り返しの入れ方は乱暴ですね。
その後は真逆に客を見てから動こうとして本領を発揮できず。
比較的時間を流しての技見せで、
それに見合わぬ6分という尺でチープ・フィニッシュ。
彼らが加わったことで何か変化が起こるかと期待したものの
結局外様として阻害されてしまうのかな、という印象です。
この様子だと再戦はあるでしょうが期待できない。
平均レベル。
E準決勝:サミ・キャリハンvs.アレックス・コロン
試合後キャリハンがコロンを最もタフな相手だった、お前こそCZWの未来だ、と言う。
F準決勝:サムライ・デル・ソルvs.ARフォックス
@デス・マッチ王座戦、クライマックス・ゲーム・オブ・デス:伊東竜二(ch)vs.アブドゥーラ小林(12/18/11)
前年に比べると格段に良くなっていますね。
蛍光灯にぶつかりながらもテンポは落ちず、
またわざとらしすぎる部分もありません。
また伊藤が自分の優位性を使って立ち回ろうとしており、
良くある淡白な受け合い、という試合運びから脱却している。
テンポ良くコンクリート、蛍光灯ロケット、剣山と
凶器を出して試合を回していきます。
メジャーと比べると見せ方はまだまだですが
ファイティング・スピリットで起き上がるシーンや
思わず崩れ落ちてしまうシーンなどで
上手く特別な試合へと高めていっている。
最後は小林の常でフィニッシュが弱いのが残念ですが
BJWデス・マッチにしては珍しく試合を通してのストーリー・テリングが上手く機能していた一戦。
好勝負に少し届かず。
(執筆日:12/22/11)
◆グラックが来月ハヴォックとジェントルマンズ・マッチを行なう、と言う。ハヴォックが現れ有刺鉄線バットで一撃を食らわせ流血させる。自分の血を見たグラックは来月ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー・マッチでやってやる、と言い出しハヴォックも了承。
Gウルトラヴァイオレント・ルールズ:マット・トレモントvs.クリント・マルゲラ
試合後ハイドがトレモントに、俺と試合をしたければTODで優勝するんだな、1回戦のお前の相手は小林だ、と言う。
H決勝:サミ・キャリハンvs.ARフォックス
いきなりフォックスのダイブ、自爆をかまして派手にスタート。
キャリハンはフォックスをふらふらの状態に追い込んだまま試合運び。
他の一流レスラーなら成立する可能性はありますが
フォックスは中々土俵に踏み込みきれていにですね。
CZWの枠から一歩踏み出したキャリハンのファイトをここでは抑えても良かった。
後半は身を投じる一発一発の勝負。
お互いに通じた良い攻防ではあるけれど
それは過去の試合で既に成し得ていたことであって
2012年の今更BOTBの決勝でこのカードをやらなくても、という前印象を覆すことはできなかった。
平均的な良試合。
◆試合後ハイドがキャリハンにトロフィーを渡す。キャリハンは唾を吐いて応え、誰も俺より優れてはいない、と言う。ヤンガーが現れキャリハンと相対。キャリハンはロー・ブローを叩き込み去って行く。ハイドはキャリハンとヤンガーの3本勝負を組むとアナウンス。またピープルズ・チョイスで選ばれたフォックスには王座挑戦権が与えられることに。
総評
興味深い面子を揃えたものの1回戦のイリミネーション・マッチの中でゲストを排斥。結局いつものCZWに落ち着かせた形。後はウーハー・ネイションも呼んで欲しかった。グラックがここに来て覚醒してきたのは興味深いがおそらく成功はしないでしょうね。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:4/23/12)
注目試合の詳細
なし試合結果
@1回戦、イリミネーション・マッチ:ドレイク・ヤンガーvs.MKマッキンナンvs.トレント7vs.サミ・キャリハンA1回戦、イリミネーション・マッチ:グレッグ・エクセレントvs.ウィリー・マックvs.アレックス・コロン
B1回戦、イリミネーション・マッチ:サムライ・デル・ソルvs.チャック・テイラーvs.ジョニー・ガルガーノ
C1回戦、イリミネーション・マッチ:リンセ・ドラドvs.ACH vs.ARフォックス
DTV王座戦:ジェイク・クリスト(ch)vs.デイブ・クリスト(新チャンピオン!)
E準決勝:サミ・キャリハンvs.アレックス・コロン
F準決勝:サムライ・デル・ソルvs.ARフォックス
@デス・マッチ王座戦、クライマックス・ゲーム・オブ・デス:伊東竜二(ch)vs.アブドゥーラ小林(新チャンピオン!)(12/18/11)
Gウルトラヴァイオレント・ルールズ:マット・トレモントvs.クリント・マルゲラ
H決勝:サミ・キャリハン(優勝!)vs.ARフォックス