TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2011年 →CZW:Fantastic! 3/12/11

CZW:Fantastic! 3/12/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間25分です。
◆ドリュー・グラックが登場しアピールしようとする。
 モクスリーが現れるとケツを蹴り飛ばし、今夜はムーアの背を守るつもりだ、と言う。

@tHURTeen vs.ラッカス
 tHURTeenがいきなりダイブを決め飛ばすも今のラッカスでは打ち合いに発展しない。
 頑張っているのにtHURTeen自身の技の並べ方の悪さが浮き立つばかりでヒールなのに同情してしまいます。
 ラッカスは所々で無駄にハードなスポットを打つだけ。
 もはやプロレスする力も気もないのでしょう。
 悪い試合。

Aアクマvs.タイ・ハーゲン
 下に潜ってのパワー・ボム時のアクマのどたばたっぷりたら無い。
 無名の選手相手とスカッシュではない戦いをやろうとして
 自身の緩さを露呈してしまうとは・・・。
 終盤も危険技に頼っていてタイは試合後運ばれていく羽目に。
 環境が変われば復活するかと思いきや、落ちていくばかり。
 ひどい試合。

Bライアン・イーグルスvs.マーク・ブリスコ
 ジョーカー欠場によりイーグルスと戦う事に。
 マークが盛り上がる所を探るも返って試合をダラダラさせる事に。
 イーグルスは動き方に抑揚が足りず。
 最後はセイビアンが乱入してきましたが仕方ないでしょうね。
 ひどい試合。
 ジェイが現れそのまま次の試合へ。

Cセイビアンvs.ジェイ・ブリスコ
 打撃成分大目ながらまったく機能しておらず
 スポットになるはずの技が埋もれる形に。
 最後もセイビアンがレフェリーの目を盗んでブラス・ナックルを叩き込み〆。
 ひどい試合。
 こういうカードで中身を残せないときついなぁ。

DARフォックスvs.ライアン・マクブライドvs.アレックス・コロン
 各スポット間の位置づけの差異は感じ取れないし、雑な所もあったが、
 少なくとも他と違っておぉ、と思わせるスポットが幾つもある。
 3ウェイ・スポットも考えている。
 それが大事です。
 この中ではフォックスが頭一つ抜け出ていてコロンが大袈裟なだけという印象ですね。
 悪くない試合。
 
Eウルトラヴァイオレント・ルール:DJハイドvs.グレッグ・エクセレント
 ハイドは打って来い、といわれるも無抵抗を決め込む。
 そういうストーリーなのでハイドが一方的にシバキ倒します。
 そういう内容なら通常形式でもやれますね。
 何よりブッカーがこういうストーリーだから
 お前は1回も反撃するな、全ての攻撃を受けてくれ、と言うと関係が悪化しないかと。
 後々のストーリーを考えているとは思えないし。
 少し悪い試合。

Fドリュー・グラック、MASADA、ドレイク・ヤンガーvs.ダニー・ハボック、ホミサイド、スコッティ・ヴォルテックス
 全員乱闘からダイブ、控えが戻って最後は再び入り乱れという構成。
 それなりにテンポは良い物の、代償に何も印象が残らなくなっている方が結構大きい。
 他が良くなった事もあるが今回ホミサイドは適当な所は目立たず。
 それよりグラックの空すべりが目に付きましたね。
 悪くない試合。
 
GCZW王座戦(レフェリー:ジョン・モクスリー):ロバート・アンソニー(ch)vs.デヴォン・ムーア
 ムーアは堂々とした立ち構えが出来るのでアンソニーのキャラに相対すると絵になる。
 一方で戦いぶりはやはり印象に残らず。
 アンソニーも安定感はあったものの上に同じ。
 悪い部分は目立たないものの良い部分もそんなにない。
 最後はモクスリーが乱入してきたヤンガーを排除した後、
 ムーアが勝ったかと思わせるシーンでモクスリーが腕を痛めた振りをしてカウントせず。
 ムーアに技を決めてアンソニーを勝利させるというもの。
 平均レベル。
 試合後モクスリーは俺とアンソニーだけがCZWの中で才能があると言う。
 ブリスコズ、セイビアンと現れ、ブリスコがBotBで6マン・タッグでの激突をアピール。

@デス・マッチ・ヘビー級王座戦、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー、ファイヤー・ボード&コンクリート・ブロック:伊東竜二(ch)vs.MASADA
 (1回カットあり)
 密度はあるものの飛びぬけたスポットがありません。
 凶器を焦らす感覚はある割に(でもコンクリートは早すぎる)
 使うとなると薄く広く使っているんですね。
 題目になっているファイヤー・ボード、コンクリートの他に
 スカフォードがあるので最終的にはダラけずに完成されたものの
 本来なら特別他団体から引っ張ってくる程のものでもない。
 まあまあ良い試合。

総評
 ブリスコズがシングルでも機能せずモクスリーは試合せずで、クオリティがひどい。
DVD Rating:☆☆☆☆☆
(執筆日:6/4/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@tHURTeen vs.ラッカス
Aアクマvs.タイ・ハーゲン
Bライアン・イーグルスvs.マーク・ブリスコ(DQ)
Cセイビアンvs.ジェイ・ブリスコ
DARフォックスvs.ライアン・マクブライドvs.アレックス・コロン
Eウルトラヴァイオレント・ルール:DJハイドvs.グレッグ・エクセレント(ノー・コンテスト)
Fドリュー・グラック、MASADA、ドレイク・ヤンガーvs.ダニー・ハボック、ホミサイド、スコッティ・ヴォルテックス
GCZW王座戦(レフェリー:ジョン・モクスリー):ロバート・アンソニー(ch)vs.デヴォン・ムーア
@デス・マッチ・ヘビー級王座戦、ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー、ファイヤー・ボード&コンクリート・ブロック:伊東竜二(ch)vs.MASADA