TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2011年 →CZW:From Small Beginnings Comes Great Things 1/7/11

CZW:From Small Beginnings Comes Great Things 1/7/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

 ハヴォックは引退する前に葛西とのドリーム・マッチを行いたいという。
 ハイドが登場し返答しようとするとヤンガーが現れ葛西は俺が予約を入れているという。
 ハイドはヤンガーにはハヴォックとも葛西とも試合してもらう、という。
 更に来月の記念大会ではB-Boyとの試合を組んだという。
 ヤンガーは動揺を隠せず去っていく。

@オレンジ・キャシディーvs.ARフォックス
 キャシディーは不満屋からエゴイスティックなアピールをするキャラ。
 可能性としてはあると思いますが今回は不十分な仕事。
 フォックスは伸びのある技を幾つも見せますが両者の魅力はクリックしていません。
 CZWの変に見切りをつけるファンのせいで損している部分もあるとは思いますが。
 悪い試合

Aアクマvs.ジョナサン・グレシャム
 グレシャムが蹴りに対しチョップを打ち返すなんてらしくないことをした結果、
 アクマが主導で試合を運んでいるつもりで鈍いスカッシュ・マッチと化しています。
 これでは容易に観客の雰囲気も悪くなる。
 流石に終盤は攻防数を増してきましたが、それまでと理に沿っていません。
 悪い試合。

BtHURTeen vs.デヴォン・ムーア
 ムーアはムーブ自体は堂としているのだが、試合運びはかなり適当。
 tHURTeenも場数を踏んで落ち着いてはきましたがシングルでは力不足です。
 一応椅子へのブレーン・バスターへのフィニッシュへと盛り上がりは出来ている。
 少し悪い試合。

 ハイドが沼沢などBotBの参加選手を発表。
 グレッグが登場しCZWを作ったのはお前ではなくザンディグだといい反抗表明です。

CBotB予選:アレックス・コロンvs.サミ・カリハン
 カリハンのリズムは軽量級ともフィットしますね。
 コロンが先に椅子を使い、ハードな蹴りを繰り出すなど
 コロン側の予想を超える検討も目立ちました。
 ただコロン勝利という帰結への落とし所が難しかったですね。
 すっきりまとめるのがクオリティとしては良いが、
 カリハンが破れBotBから落ちるには足りない。
 しかし+1の丸め込みや激戦きどった攻防までやるようなカードでもないんですよね。
 平均レベル。

Dランナウェイズvs.アイリッシュ・ドライブバイ
 序盤に捕まるスレイターがヒールの顔、姿勢が出来ていないですね。
 そのスレイターを粛々と攻撃するドライブバイの方がヒールに見えます。
 わざとらしすぎるブラインド・タッチで交代。
 ゲイシーが大きなストンピングで一気に景色を変えます。
 スレイターもここにのっかる事は出来ていますね。
 しかし今度はドライブバイが黙りすぎ。
 ホット・タッチをすれば猛攻表現のためとはいえゲイシーが軽い受け。
 どちらも逸脱した極端さが見られたものの一応の魅力はある。
 少し悪い試合。

Eジュニア・ヘビー級王座戦、オープン・チャレンジ:アダム・コール(ch)vs.ラッカス
 ラッカスが動かないせいでコールのヒール・ワークが活きない。
 行動しない事は基本的に+要素を失わせるのだけど
 ラッカスの場合は驚くほど試合をぶち壊しにしています。
 悪い試合。

 グラックがゲイジのマネをして登場し煽る。

Fタッグ王座戦:フィリーズ・モースト・ウォンテッド(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
 楽しみな一戦でしたがどうもジョーカーの元気がありません。
 ジョーカーの反応が薄く、前半はPMW本来の魅力が出ていない。
 王者なのに強さが確立できず、ブリスコズも外敵になりえないベビーフェイスでは形にならない。
 後半になってPMWがようやく良い動きを見せるも小粒にまとまっただけ。
 最後はPMWがレフェリーを殴りつけて逃げていく、という微妙すぎるエンディング。
 悪くない試合です。
 試合後ブリスコズがノーDQでの再戦を要求。

GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ブロディー・リー
 リーはベースがスローで受けもひどい。
 椅子もテーブルも全て拳レベルと同一化されてしてまっています。
 驚くべきほど単調でガラス、画鋲テーブルが何の救いにもなっていないのだから恐れ入る
 悪い試合。

総評
 新しい血を入れる狙いは間違っていないように思うが
 余りにクオリティが低くてびっくりした。
 こんな出来で大丈夫か?
DVD Rating:☆☆☆☆☆
 (執筆日:3/4/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@オレンジ・キャシディーvs.ARフォックス
Aアクマvs.ジョナサン・グレシャム
BtHURTeen vs.デヴォン・ムーア
CBotB予選:アレックス・コロンvs.サミ・カリハン
Dランナウェイズvs.アイリッシュ・ドライブバイ
Eジュニア・ヘビー級王座戦、オープン・チャレンジ:アダム・コール(ch)vs.ラッカス
Fタッグ王座戦:フィリーズ・モースト・ウォンテッド(ch)vs.ブリスコ・ブラザーズ
GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ブロディー・リー