TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2010年 →CZW:Lines in the Sand 6/12/10

CZW:Lines in the Sand 6/12/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間35分です。

@マイク・エンジェルvs.アレックス・コロン
 努力は技でインパクトを与えられている事から分かる。
 しかしまだ技に頼りすぎです。
 悪い試合。

Aチーム・マクションvs.アイリッシュ・ドライブバイ
 技のために平気で動きを乱れさせるのだから呆れる。
 @は仕方ないレベルだったがこれは悪いと思ってないから手に負えない。
 ラッシュ・レスリング・エンタープライジーズの介入からフィニッシュです。
 ひどい試合。

Bセイビアンvs.ラッカス
 セイビアンはヒール・プレイが相変わらず良さを消しているし
 ラッカスは復調傾向なのに観客にチョップさせるような余計なムーブが多い。
 素早い攻防はあるが元パートナー対決の色が試合をつまらない方向に作用している。
 セイビアンがロープ悪用のフォールで終わり、前哨戦という形でしたね。
 少し悪い試合。

CJrヘビー級王座戦:アダム・コール(ch)vs.ライアン・スレイター
 スレイターは悪くない選手で奇を衒いながらも首攻めの本筋から外れていません。
 コールもアピール、ムーブ、構築、3本柱が安定していますね。
 ただ初防衛戦のカードとしては弱く、
 危惧していた通り依然雰囲気の悪さが気になります。
 平均より少し上。
 
Dジョン・モクスリーvs.???
 まずはエクセレント。試合の出来ない相手という事が逆に良い方向に作用しモクスリーが良いヘタレ受けを見せて楽しませてくれます。
 短めに切り上げた後はハイド。
 すぐにカリハン、ゲイシーが乱入して終わりです。

 という事で本筋は最後のゲイジ戦ですね。
 カリハン、ゲイシーがハイドにガラス攻撃を食らわせたためにリングにはガラスの破片が散乱しており、
 デス・マッチのような内容になっています。
 ゲイジの攻めっぷりとモクスリーの受けっぷりが嵌っていて面白かったですね。
 まあまあ良い試合。

E4コーナー・マッチ:ザ・ベスト・アラウンドvs.ARフォックス、ジョン・グレシャムvs.アーロン・アルボ、アンブレーカブル・アンディ
 2対1で安定的にスポットを供給し沸かしているものの
 タッチ・ワークのレベルが低いので、時間をダラダラかけている印象ですね。
 悪くない試合。

Fクリス・ヒーローvs.イゴティスティコ・ファンタスティコ
 久しぶりの参戦という事で雰囲気を最初に出しておいて、
 その後ヒーローがKOキッドとしてハード・ヒッティングで追い込みます。
 イゴはスタイルとしては完成していますが、
 ここまでやられては持ち技にある基本的な技だけだと不十分。
 何か特別な行動を起こして欲しかったですね。
 イゴ勝利のブックを書くなら尚更です。
 それなりには充実している一戦。
 まあまあ良い試合です。 

Gタッグ王座戦:ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン(ch)vs.ブレイン・ダメージ、MASADA
 ダイブ系を多用してテンポの良いスタートでしたね。
 乱闘で通す中、テーブルや椅子が追加。
 最大スポットが有刺鉄線クロスと、過激度は思った程高まりませんでしたが
 機動力のある選手が揃っているだけあってテンションが落ちることはなかったですね。
 まあまあ良い試合。
 試合後カルト・フィクションがヤンガー、キングストンをリンチ。
 止めようとしたスタッフにも暴行を加える。
 ヤンガーは去っていく脳挫傷にTODで試合をやってやる、とアピール。

総評
 際立った内容ではないがそこそこ内容は安定していてがっかりはさせない。
 (執筆日:7/3/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@マイク・エンジェルvs.アレックス・コロン
Aチーム・マクションvs.アイリッシュ・ドライブバイ
Bセイビアンvs.ラッカス
CJrヘビー級王座戦:アダム・コール(ch)vs.ライアン・スレイター
Dジョン・モクスリーvs.ニック・ゲイジ
E4コーナー・マッチ:ザ・ベスト・アラウンドvs.ARフォックス、ジョン・グレシャムvs.アーロン・アルボ、アンブレーカブル・アンディ
Fクリス・ヒーローvs.イゴティスティコ・ファンタスティコ
Gタッグ王座戦:ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン(ch)vs.ブレイン・ダメージ、MASADA