TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2010年 →CZW:Swingin for the Fences 4/10/10

CZW:Swingin for the Fences 4/10/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間です。

@ARフォックスvs.アーロン・アルボvs.アンブレーカブル・アンディ
 意外にシームレスに攻防をつなげて展開させる。
 若くて活きの良いのがオープニングでこういう事やってくれると雰囲気は良くなりますね。
 適当につないでいるだけなので終盤はややきつくなったものの
 コーナー上から場外へのダイブやエプロンへの技などハードな物で持ちこたえました。
 平均レベル。

Aアイリッシュ・ドライブバイvs.ノートリアスInc
 ドライブバイが特異的な形を持っているとはいえ
 孤立含め試合の引き締めが緩すぎます。
 悪い試合。
 試合後ムーアがブロッドを責めると、ブロッドはムーアにドライバーを決める。

Bスコッティ・ヴォルテックスvs.tHURTeen
 攻防の鈍さと技の制度の低さが命取りになっている内容。
 スコッティはベーシックな攻防をtHURTeenを教えようとする意図が見えるも
 そんな事よりベビーフェイス/ヒールの雰囲気作りを教えたほうが良いのでは。
 悪い試合です。

Cニック・ゲイジvs.イゴ・ファンタスティコ
 ゲイジのマイク・アピールに対しイゴがスーパー・キックで奇襲。
 勢いで攻めかかる中、ゲイジがここぞというポイントで主導権を奪い返し、
 見事なベテランとしての意地をアピールしています。
 ロートルになったかと思いきや調子を取り戻し、更にカリスマ性を向上させているのですから立派なものです。
 可能性を感じさせるカードでしたね。
 クライマックスはイゴの反撃が構図を活かせていなかったので、
 この1回でイゴを勝利させてしまったのは勿体無かったですね。
 抗争にしても良かった。
 まあまあ良い試合。

Dチーム・マクションvs.ゼロ・グラヴィティー
 自分の売りである動きを見せる流れぐらいしっかりこなそうよ、というミスが序盤に出てしまいます。
 このクラスは観客不在で動くので一度散漫になると取り戻すのがきついですね。
 技のオリジナル性で戻りかけるもクライマックスで再びドタドタ・・・。
 悪い試合

EJrヘビー級王座戦:セイビアン(ch)vs.アダム・コール
 観客が歓迎していない抗争で、20分時間切れありきの試合をした結果、
 This is Awefulチャントが生まれる程雰囲気は悪いです。
 しかしベーシックな構築を一定のレベルで行い、20分間持たせているのでクオリティ自体は低くは無い。
 平均レベル。

Fタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン
 TBAが無駄に長期政権を築いてきた事実、経験や、
 シングル・レスラーが組むという今までの相手とは違うタッグという特異な状況にあるにも関わらず
 それを試合に活かせていない悪い意味で癖の無い内容。
 ヤンガー、キングストンはライバルだけあって息は合っていて、
 タッグ王座を活性化させれる予感を感じたけど、現状ではあくまで予感レベル。
 平均レベル。

GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.サミ・カリハン
 2人共ハード・ワーカーだけに他と真剣さがまるで違いますね。
 充実のレスリングと張り合いに同ロープ走りのような繊細な変化をつけて良いスタートを切りました。
 しかし積極的な追求が、エネルギーが集中しにくい状況を生み出し、
 クライマックスのカリハンが流血しながらも粘るドラマ性も外し気味、と後半でクオリティを下げています。
 しかしこのカードならではの物を見せた、という点では合格点を与えられる。
 平均的な良試合。

Hデス・マッチ:ブレイン・ダメージ、MASADA、JCベイリーvs.ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン、スコッティ・ヴォルテックス
 タッグの予定でしたが試合開始前にMASADAが裏切り、
 すぐにヤンガー、キングストンが助けに駆けつけ6マン・タッグに変更となりました。
 脳挫傷、ベイリーは回復傾向にあるもヒールとして強さが戻っていない、足りないし、
 ヤンガーはデス・マッチでは下降気味。
 スコッティも対CFの筆頭に立つにはカリスマ不足。
 そしてキングストン、MASADAはメンバーの一員として下がった立ち位置になっています。
 悪いデス・マッチではなかったものの特に大きな盛り上がりに欠ける内容。
 平均レベルです。
 試合後ザンディグがタイタントロンに現れ脳挫傷に挑戦状を叩きつける。

@ライアン・スレイターvs.ジョー・ゲイシーvs.リトル・モンド
 3ウェイの難度に対応できず。
 シングルでも見れるレベルの選手ではないので当たり前ですけど。
 ひどい試合。

Aグレッグ・エクセレントvs.アレックス・コロン
 適切な扱いです。
 いつも通りでひどい試合。

BWIRED王座戦:タイラー・ベリタス(ch)vs.ドリュー・グラック
 人様に見せれるレベルではないもので真っ向勝負されてもねぇ。
 ひどい試合。

総評
 メインがパッとしなかったのでコンスピレイシーのファンかどうかに尽きるかな。
 (執筆日:6/9/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ARフォックスvs.アーロン・アルボvs.アンブレーカブル・アンディ
Aアイリッシュ・ドライブバイvs.ノートリアスInc
Bスコッティ・ヴォルテックスvs.tHURTeen
Cニック・ゲイジvs.イゴ・ファンタスティコ
Dチーム・マクションvs.ゼロ・グラヴィティー
EJrヘビー級王座戦:セイビアン(ch)vs.アダム・コール(20分時間切れ)
Fタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン(新チャンピオン!)
GCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.サミ・カリハン
Hデス・マッチ:ブレイン・ダメージ、MASADA、JCベイリーvs.ドレイク・ヤンガー、エディ・キングストン、スコッティ・ヴォルテックス
@ライアン・スレイターvs.ジョー・ゲイシーvs.リトル・モンド
Aグレッグ・エクセレントvs.アレックス・コロン
BWIRED王座戦:タイラー・ベリタス(ch)vs.ドリュー・グラック(新チャンピオン!)