TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2010年 →CZW:11th Anniversary Show Night 2/13/10

CZW:11th Anniversary Show Night 2/13/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間30分です。
Afternoon Showと同梱されています。

@ライアン・マクブライド、リッチ・スワンvs.サミ・カリハン、ジョー・ゲイシー
 マクブライド、スワンは精度の低さがきつい。
 ゲイシーはタッグという事で今までにすればましな働き。
 サミは当然表現で他と一線を画しているが受けが大きすぎです。
 頑張りやさん故というのは分かるけれど
 不相応なオープニングですべき頑張り方とは違うなぁ。
 悪い試合。
 
Aアーロン・アルボvs.ARフォックスvs.オーサム・アンディ
 フォックスとアルボが良い疾走感を持っていて
 3人でスピード感をつなぎとおしました。
 エプロンから鉄柱を蹴って場外へのムーンサルトなど
 クレイジーな動きも詰まっていて会場を盛り上げました。
 平均レベル。

Bタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.チーム・マックション
 Yバックスのダイブ・スポットをパクってもいますが
 マックションは技の引き出しが予想以上に多く
 自信を持って行っているので盛り上がっています。
 TBAもそれに応じて試合を進め足を引っ張る事はなし。
 しかしそのスタイルならTBAが王者である理由がない気もするけど。
 平均レベル。 

CJCベイリーvs.ドレイク・ヤンガー
 ヤンガーがインパクトのある技、様式をポイントで挟んで試合を作っていますね。
 CZW王座を長々と守っていただけの事はある。
 また11周年という事でハードコア要素を入れてきました。
 ベイリーが相変わらずのハード・パンプを見せています。
 しかしベビーフェイス/ヒールが逆ならともかく
 ベイリーがヒールという状況でこの構築は駄目ですね。
 ベイリーは技自体粗いしまるでヒートを生み出せていません。
 この2人がダブル・クロスしたら面白いけれど・・・。
 平均より少し上。

Dアンラッキー13ステイプル・ガンズ:ニック・ゲイジvs.DJハイド
 連続で打ちすぎるのと、紙幣ごしでないとカウントされない?ルールのせいで
 勝利条件へどこまで近づいているかがまるで分かりません。
 しかしそれを除けばステイプル攻撃以外も結構無茶やっていて楽しめましたね。
 また復活したゲイジは勢いがあるので
 一発病の気があるDJの欠点を補っていました。
 まあまあ良い試合。

EJrヘビー級王座戦、4コーナー・マッチ:グレッグ・エクセレント(ch)vs.ドリュー・ブロッドvs.デヴォン・ムーアvs.イゴティスティコ・ファンタスティコvs.アダム・コールvs.セイビアン
 ルチャ・ルールや6ウェイの要素はありますが
 上手く、ではなく無理やりの利用なので
 スピードはあるけどのりにくいです。
 王座交代とコールのプッシュも唐突な印象が否めない。
 少し悪い試合。

Fブレイン・ダメージ、tHURTeen vs.ダニー・ハボック、スコッティ・ヴォルテックス
 カルト・フィクション入りして初試合となるtHURTeenですが
 その細さそのままにまるで攻めれず。
 こんなんでヒートを起こせる訳がありません。
 蹴り主体且つ小細工も下手で
 まだ最弱ベビーフェイスなら使いようがあるかな、って所。
 脳挫傷とも適当なタッグ・カラーを見つけられず
 tHURTeenに端を発して試合はタッグという形を保てず壊れていきます。
 しかし脳挫傷が久しぶりに暴れ回ってパンチを見せているは唯一の救いですね。
 悪い試合。

G#1コンテンダーズ・フォーマー・チャンピオンズ・バトル・ロイヤル
 前王者といっても別にCZW王座でなくても良いようで特にプレミア感はないですね。
 だらだらせず適度なペースで落としていき
 最後の絡みでちょっとした攻防も行っている。
 少し悪い試合。
 
HCZW王座戦:B-Boy(ch)vs.ジョン・モクスリー
 同じ技にしたってB-Boyがタフに耐えれば
 モクスリーはヘタレながら反撃する。
 それぞれが違うリアクションをしての一進一退は面白い。
 しかしモクスリーは格上げに伴って
 妙に気張って小さくなってしまっているし、
 B-Boyは受けからの表現が下手という欠点が出てしまっている。
 良い試合ではあるが限界一杯で、メインとしても少し物足りない。
 まあまあ良い試合。

総評
 いつもと違う感じは受けるものの
 それが11周年という特別な雰囲気だったかというと否ですね。
 ハイドはハイドでブッキングが安定してないなぁ。
 (執筆日:4/8/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ライアン・マクブライド、リッチ・スワンvs.サミ・カリハン、ジョー・ゲイシー
Aアーロン・アルボvs.ARフォックスvs.オーサム・アンディ
Bタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.チーム・マックション
CJCベイリーvs.ドレイク・ヤンガー
Dアンラッキー13ステイプル・ガンズ:ニック・ゲイジvs.DJハイド
EJrヘビー級王座戦:グレッグ・エクセレント(ch)vs.ドリュー・ブロッドvs.デヴォン・ムーアvs.イゴティスティコ・ファンタスティコvs.アダム・コールvs.セイビアン(新チャンピオン!)
Fブレイン・ダメージ、tHURTeen vs.ダニー・ハボック、スコッティ・ヴォルテックス
G#1コンテンダーズ・フォーマー・チャンピオンズ・バトル・ロイヤル(優勝:ニック・ゲイジ)
HCZW王座戦:B-Boy(ch)vs.ジョン・モクスリー(新チャンピオン!)