CZW:TOD vs. Gorefest 11/7/10の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚、約3時間10分です。
@サムタック・スタッフ・マッチ:ジョン・ライアンvs.ダニー・ハヴォック
対抗デス・マッチ・トーナメントを組んだものの
HATE、TJが欠場で参加したのは誰だよ、っていうライアン。
下手で無意味な時間が流れ、そこに凶器があっても観客の注意を引くことが出来ません。
音が鳴るようなヘッド・バッド合戦をしても意味が無い。
長引いて嫌な予感がしていると誰も望まぬ番狂わせが起きました。
少し悪い試合。
Aシンダーブロックス&バーブド・ワイヤー・ボーズ:ドレイク・ヤンガーvs.DJハイド
ブロックへのスラムとかありますがちゃんと配置できていないし、
試合運びのほとんどを担うヤンガーは時間の使い方が緩すぎ。
何を焦点にしているのか分かりません。
最後に車を裏から引き出してきた事で楽しかった事は楽しかったね、という印象を何とか保っている。
少し悪い試合。
Bウルトラヴァイオレント・テーブルズ:ジミー・ハヴォックvs.MASADA
ハヴォックは普段凶器を使った事がないのが明らか。
ハードコア・スタイルでいくがこれまた試合も出来ず・・・。
スカッシュを許されていないMASADAはいつも通り自分のペースを一定に保って崩さずダラダラ。
実に無為な時間でトラップが残っている事にうんざりする。
ひどい試合。
CUVU王座戦、ポリッシュ・パニッシュメント:アダム・ポラック(ch)vs.ニック・ゲイジ
ポラックが何も出来ない。
逃げても駄目、せめても駄目。
絶対的なインパクトも表現的効果もなく、これでプロレスをやり続けているのが不思議な程つまらない・
凶器も特になく王座移動にふさわしい特別な物もない。
ひどすぎる試合。
DCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.デヴォン・ムーア
それなりにムーアは軽快だが特に戦略性も身体能力もないので軽い、軽い。
モクスリーとのバランスに納得がいかず現実感の足りない内容。
悪い試合です。
E準決勝、キャビン・ライト・チューブス3本勝負:MASADA vs.ドレイク・ヤンガー
1,2本目をあっさり決めさせる省エネ戦略も、クライマックスのヤンガーが観客を馬鹿にしようと櫓を避ける行為も理解は出来る。
キャラに沿っています。
しかし序盤の土台がなくては趣がないし、クライマックスは普通に白けましたね。
流血の甲斐のない低調な内容。
平均レベル。
FUVU王座戦、準決勝、アンラッキー13:ニック・ゲイジ(ch)vs.ジョン・ライアン
ホッチキスでは視覚的インパクトを生む事が出来ない。
よって1回戦より更にライアンには退屈させられる。
実に時間の無駄である。
ひどすぎる試合。
GWXW統一王座戦:ビッグ・ヴァン・ウォルター(ch)vs.2フェイス
試合前にTJが2フェイスを応援に駆けつけるが内容はウォルターが一方的に攻め頭部を蹴り飛ばしてKO。
フェイスには1秒たりとも魅力を感じなかったしこれで良い。
悪い試合。
Hドリュー・グラック、アダム・コール、セイビアン、カールステン・ベックvs.バーンド・フォー、グレッグ・エクセレント、ザック・セイバーJr、リッチ・スワン
8マン・タッグですがローテーションを上手く回せていける人はいない。
参加者にタッグを組んでいる者もいないですしね。
まあ悪くはないしそれなりに楽しいというだけ。
悪くない試合。
Iサミ・カリハンvs.カーニッジ
根性論の打撃の打ち合い。
ただそれが簡単に盛り上がるから手をだそうというのではなく
これだけで試合の基本軸を作れないか、と挑戦していたのには感心しましたね。
一応世界観は作れていてその後のプロレス技には1発1発の重みを生み出す事に成功している。
カーニッジのレベルからすれば御の字といえる内容。
まあまあ良い試合でした。
JUVU王座戦、決勝:ニック・ゲイジ(ch)vs.MASADA
まずは適度に有刺鉄線への前振り。
相手がベテランのゲイジという事でMASADAが支配しすぎず割りかしスムーズに試合は進行し、
有刺鉄線がらみのスポットを見せていきます。
2人共シャツを着ているのでインパクトは強くなく、
他との凶器のミックスも余り上手くいっておらず端で細々している感が残りますね。
後半は椅子の打ち合いを除いて印象に残るシーンがなく、
決勝という事を意識して(その割りには特別なスポットが全然用意されていないが・・・)
ちょっと長くやり過ぎてしまいましたね。
最後は有刺鉄線ボードの上でカウンターの丸め込み、というフィニッシュですが、特にその行為に感じ入る程の内容には辿りつけていない。
平均レベル。
総評
Oh No・・・。
(執筆日:12/23/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@サムタック・スタッフ・マッチ:ジョン・ライアンvs.ダニー・ハヴォックAシンダーブロックス&バーブド・ワイヤー・ボーズ:ドレイク・ヤンガーvs.DJハイド
Bウルトラヴァイオレント・テーブルズ:ジミー・ハヴォックvs.MASADA
CUVU王座戦、ポリッシュ・パニッシュメント:アダム・ポラック(ch)vs.ニック・ゲイジ(新チャンピオン!)
DCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.デヴォン・ムーア
E準決勝、キャビン・ライト・チューブス3本勝負:MASADA vs.ドレイク・ヤンガー(2−1)
FUVU王座戦、準決勝、アンラッキー13:ニック・ゲイジ(ch)vs.ジョン・ライアン
GWXW統一王座戦:ビッグ・ヴァン・ウォルター(ch)vs.2フェイス
Hドリュー・グラック、アダム・コール、セイビアン、カールステン・ベックvs.バーンド・フォー、グレッグ・エクセレント、ザック・セイバーJr、リッチ・スワン
Iサミ・カリハンvs.カーニッジ
JUVU王座戦、決勝:ニック・ゲイジ(ch)vs.MASADA