TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2010年 →CZW:Night of Infamy 9 11/13/10

CZW:Night of Infamy 9 11/13/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間35分です。

ヒール・ターンしゴールデン・ボーイとなったヤンガーがアピール。
タイタントロンにモクスリーが現われゴールデンと言うならこの王座に挑戦してこい、と挑発します。
その後、スコッティがヤンガーに復讐を果たそうと現われるもセキュリティーに止められる。

@ワイアード王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.アレクサンダー・ジェームス
 ジェームスは独特のフォームを持っていて個性的だけど決して良くない。
 拳を打ちぬかないパンチなどプラスに働いていない上に相手に迷惑をかけている状態です。
 一方のグラックもデビュー相手の影に隠れてドラゴン・スリーパーでフィニッシュした事に気づくのは困難。
 あっけなさすぎる。
 悪い試合。

Aグラン・アクマvs.キット・オズボーン
 キンバリーのウォーリアーとして現われたのはグラン・アクマ。
 どうやら今後は定期参戦していくようですね。
 ジョバーをスカッシュです。

Bタイラー・ヴェリタスvs.ジョナサン・グレシャム
 特にいつもより時間を与えられているという訳ではないのだが
 2人ともゆっくりとスピードで誤魔化さず自分の出来る事をそのまま前に提示して観客に勝負を仕掛けている。
 一部予定調和な所がありましたがそれなりにスムーズで捻りも利いているのでマイナス・イメージは無かったですね。
 平均レベル。

 ゲイジがアピール。
 グラックが邪魔しに来たと思いきや会場が暗転。
 映像が流れ、大日本からの参戦者、UVU王座を狙う刺客は宮本である事が発表される。

CARフォックスvs.アレックス・コロン
 コロンがヒールとして不機嫌で棘棘しい試合運びが出来ていますね。
 そこまで言うほど優れている訳ではないけど
 バネのあるムーブで魅了する事が出来るフォックスの相手として合格点を稼いでいます。
 平均レベル。
 試合後ハイドがフォックスの健闘を称え王座挑戦を約束しました。

D準決勝:フィリーズ・モースト・ワンテッドvs.アイリッシュ・ドライブバイ
 ジョーカーは危ない雰囲気を作り出せているので
 速攻を狙っても差し障り無く試合が展開していきますね。
 ドライブバイもPMWの誘導に対し一定の答えを返している。
 ドライブバイにアップセットの可能性は与えていないが少なからず花を持たせた上で決勝に向けてアピールした内容。
 平均レベルです。

E準決勝:オシリアン・ポータルvs.ランナウェイズ
 ランナウェイズが入場時に奇襲を仕掛けまずは場外乱闘。
 それは良いですが折角オフィディアンに場外椅子トラップへのパワー・ボムを決めたのに
 一時脱落させるのではなくリングに入れて孤立させたのは勿体無いですね。
 そのせいでスポットのダメージ的価値が低減したし、試合を落ち着かせる流れと共に展開が弱くなっている。
 一方で控えのアマシスはオフィディアンを助けようとリングに入ろうとしていて、
 その表現はどこかファンタスティックスを思い起こしたりしないでもない。
 後半で乱戦を再び挟むもテンションは最初より弱く、中途半端だなと思ったいたら
 何とクライマックスに呪術からのダンス・フロア化スポットを持ってきました・・・。
 そこから1ムーブでフィニッシュ。
 楽しいけれど準決勝という舞台でこれはないなぁ。
 平均レベル。

 メイヴェンが翌月CZW王座にホミサイドが挑戦するとアナウンス。
 アンソニーが現われ俺がCZW王座に挑戦するべきだと言う。
 カリハンが登場し、お前はドイツ遠征に含まれてさえいなかったじゃないかと指摘し口論に。
 場外乱闘に発展。
 その後メイヴェンからCoDにてこの2人に#1コンテンダーズ・マッチを行ってもらう、と言う。
 
FCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ドレイク・ヤンガー
 ヒール・ターンしたヤンガーは経験を活かして積極的に観客を働きかけているけれども
 ここはもっとモクスリーが反撃してヤンガーを受け手に回らせる必要がありましたよ。
 アピールという側面を考慮してもバランスが過剰でやや退屈になってしまった内容。
 モクスリーの魅力が全然出ていません。
 平均レベル。

Gファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:スーサイド・キングス(スコッティ・ヴォルテックス、デヴォン・ムーア、ダニー・ハヴォック)vs.カルト・フィクション(ブレイン・ダメージ、MASADA、tHURTeen)
 トリオという事で密度は容易に稼げるので荒っぽさは出ています。
 しかしベビーフェイスのスター性が足りず、組み合わせでも意味性を作り出せない。
 第3番手のtHURTeenがフォールを奪う筋書きも理解しがたいですね。
 デス・マッチの雰囲気を楽しむ事は出来るがメインとしては弱い。
 平均レベル。
 試合後ヤンガーが現われスコッティをカルト・フィクションと共にリンチ。
 ハイドが現われるとヤンガーは逃げていく。
 ハヴォックがCoDに向けてアピールして終了。
 
総評
 Oh No・・・。クオリティが低すぎる。
 ドイツ遠征で一月に3回興行を打つはめになった影響かな。
 (執筆日:12/24/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ワイアード王座戦:ドリュー・グラック(ch)vs.アレクサンダー・ジェームス
Aグラン・アクマvs.キット・オズボーン
Bタイラー・ヴェリタスvs.ジョナサン・グレシャム
CARフォックスvs.アレックス・コロン
D準決勝:フィリーズ・モースト・ワンテッドvs.アイリッシュ・ドライブバイ
E準決勝:オシリアン・ポータルvs.ランナウェイズ
FCZW王座戦:ジョン・モクスリー(ch)vs.ドレイク・ヤンガー
Gファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:スーサイド・キングス(スコッティ・ヴォルテックス、デヴォン・ムーア、ダニー・ハヴォック)vs.カルト・フィクション(ブレイン・ダメージ、MASADA、tHURTeen)