TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2009年 →CZW:Starting Point 7/11/09

CZW:Starting Point 7/11/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約2時間45分です。

ロビー・ミレノが「ラッカスvs.セイビアンは俺が許さないから行われない、今日はタッグ・マッチだ」と言って次の試合へ。
@ブラックアウトvs.ピンキー・サンチェス、グレッグ・エクセレント
 タッグですがどちらも個別に動いていましたね。
 軽く見所はあったものの終盤がフィニッシュ含めいまいち。
 悪い試合。
 試合後の様子を見ているとミレノの強引なリーダーシップが
 セイビアン、ラッカスを仲直りさせミレノと別れるストーリーの可能性も出てきましたね。

A3ウェイ・ダンス:ライアン・スレーターvs.ジョン・ダマーvs.ドリュー・グラック
 レベル的に1対1のスタイルに持ち込みたいのは分かるけど
 初手にDDTや、2人への技だったりとやり方は駄目。
 そして2つともフィニッシュが絵になっていません。
 打ち合いに身を任せた方が良くなったかもしれないですね。
 悪い試合。
 試合後グラックはダマーと握手するも次の瞬間ロー・ブロー。

Bデヴォン・ムーアvs.リッチ・スワン
 最近のムーアは傲慢な試合運びが目立ちますね。
 キャラとはいえこれをやってしまっては・・・。
 ひどい試合。

Cマイケル・ファケイドvs.タイラー・ヴェリタス
 ダイブでミスをした後、必死に取り戻そうと
 観客席にフライしたり立てた椅子にジャーマンを打ったりしましたがそれは違う、というお話。
 とはいえ本来ならもう少し反応があっても良さそうな試合でした。
 You Fucked upチャントも起きなかったし。
 ひどい試合。
 試合後カリハンらが現れヴェリタスらを拉致。
 チェインソウ男、ゲイシーが残り次の試合へ。

Dジョー・ゲイシーvs.ブレイン・ダメージ
 凶器を使っているではなく、頼っているが故に
 魅力を失った脳挫傷の攻撃がほとんどを占めている上に10分弱もある。
 ゲイシーは一応トップ・ヒール軍団に属しているんだからもう少し攻撃しても良いはずですが・・・。
 だけどそもそも腹が出すぎで容姿・スタイルもカリハンに被っている部分がある。
 ひどい試合。
 試合後モクスリーが現れ脳挫傷に椅子攻撃。
 スコッティが現れ次の試合へ。

Eジョン・モクスリーvs.スコッティ・ヴォルテックス
 丈に合わぬプッシュを受け続けていたモクスリーだけど今回初めて良いかも、と思いました。
 これまで相手しにくい脳挫傷ばっかりだったのもあるのでしょうが一皮むけた印象を受けました。
 良い感じに狂気を感じさせるし
 サブミッションでのフィニッシュを見ても分かっているなと感じさせます。  
 体の芯も安定してきたんじゃないかな。
 ハードコアを織り交ぜた試合はスコッティとやりたい事にずれがあって伸びませんでしたが
 一応面白いといって言いレベルでしたね。
 平均レベル。

Fカーター・グレイvs.B-Boy
 作りが雑ながら次々とハードな技やハイ・フライングが出るので
 目が離せない内容になっていますね。
 只コーナー上でターン・バックルへのシュバインをしたりとインフレは否めない。
 体力設定がおかしくなってます。
 平均レベル。 

Gオール・トラディショナル・ルールズ:ベスト・アラウンドvs.H8クラブ
 H8クラブはハードコアでも最近きついのに
 今回はお行儀の良い試合をしなくてはいけない訳で
 必然的に見るに値しない内容になっています。
 最後はBAがレフェリーの目を盗んでコーナーの金属部分を使用し勝利を盗んだけれど
 H8クラブがスパイク・パイル・ドライバーを決めカバーした際
 BAがレフェリーにルール・ブックを見せた所で終わるべき。
 実況はちゃんとパイル・ドライバーが禁止技だと言っていた所を見ると
 レフェリーがポカやらかしたのでしょうかね。
 ひどい試合。
 試合後ザンディグが今度はCZWルールズで行う事を決定。

 ブロッドが登場しイゴを呼び出します。
 医者の許可が下りないので王座戦は待ってくれるかと言いイゴも了承し握手を交わします。
 イゴは観客に今夜俺の試合を見たいだろ、と言い出します。
 そこにハイドが現れて急襲し試合へ。
Hニュー・ホラー王座戦:イゴティスティコ・ファンタスティコ(ch)vs.DJハイド
 体格差が表現出来ていない微妙な内容。
 新たなデス・マッチ・ファイターとして売り出しにかかっているハイドだけど
 あの腹のたるみはすぐに旧世代の後を追いそうな気がしてならない。
 悪い試合。
 試合後ハイドは2冠王者になったとアナウンスさせようとする。
 そこにメイヴェンが現れお前は体重オーバーだから
Jr王座は移動しないと指摘。
 ハイドは俺は史上最多4回目のニュー・ホラー王者だと言い、
 俺が最も優れているのは示されたからもう防衛戦は行わないと言う。
 メイヴェンはならニュー・ホラー王座は廃止すると言って去っていく。
 
ICZW王座戦、3ウェイ・ダンス:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.サミ・カリハンvs.トレント・アシッド
 試合前にアシッドが現れ俺にもやらせろ、と言う。
 ヤンガーは前回の勝利がまぐれでは無かったと証明したいと言い、3ウェイ・マッチに変更。
 アシッドは相変わらず使えません。
 凶器を使っても誤魔化しにならずひどくなるのだから重症です。
 カリハンvs.ヤンガーは見所もあるのですが
 自分で瞬殺を狙わなければいけない展開にしておいて外したり
 気合の使い方を間違えていたりします。
 また攻防が崩れて中途半端にテーブルが割れたり
 カウント2で間違えてゴングがなったりしたのもきついですね。
 少し悪い試合。
 試合後モクスリー、スコッティが加わり乱闘。
 スタッフが現れて引き離します。
 脳挫傷が現れるとモクスリーは逃亡。
 ヤンガーは来月ヤンガー、スコッティvs.カリハン、モクスリーでタングルド・ウェブ・マッチだとアピールして終了。

総評
 モクスリーにカリスマを感じた事は
 今後の没落CZWを見ていく上でちょっとした楽しみとなりました。
 しかしそれにしてもひどい出来だなぁ。
 (執筆日:8/22/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ブラックアウトvs.ピンキー・サンチェス、グレッグ・エクセレント
A3ウェイ・ダンス:ライアン・スレーターvs.ジョン・ダマーvs.ドリュー・グラック
Bデヴォン・ムーアvs.リッチ・スワン
Cマイケル・ファケイドvs.タイラー・ヴェリタス
Dジョー・ゲイシーvs.ブレイン・ダメージ
Eジョン・モクスリーvs.スコッティ・ヴォルテックス
Fカーター・グレイvs.B-Boy
Gベスト・アラウンドvs.H8クラブ
Hニュー・ホラー王座戦:イゴティスティコ・ファンタスティコ(ch)vs.DJハイド(新チャンピオン!)
ICZW王座戦、3ウェイ・ダンス:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.サミ・カリハンvs.トレント・アシッド