TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2009年 →CZW:Severed Ties 10/10/09

CZW:Severed Ties 10/10/09の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間25分です。

@チーム・マックションvs.バンディードJr、アズリエル
 やたらと頭部への攻撃を行うよりは
 同時ムーブを見せるシーンの甘さを改善する努力を見せるべきだとは思いますが
 一応盛り上がりに値する内容のある試合。
 JAPW組はもっと待遇が良くてもいいものだが。
 悪くない試合。

Aグレッグ・エクセレントvs.トレント・アシッド
 アシッドは敗北したらCZWから撤退すると宣言。
 試合ですが観客は今までアシッドに対して甘々だったのに
 今回は辛辣にブーイングを送っています。
 適正評価といいたい所ですがミスをしてないのにYou Fucked Upと言うのはおかしく、
 アシッドもちゃんとヒールとして扱われ振舞ったら
 まだ反応の引き出し能力で見れる試合にできそうな印象を受けました。
 悪い試合ですけどね。

Bデヴォン・ムーアvs.イゴティスティコ・ファンタスティコ
 観客参加スポットから始まる、何も言う事の無い平々凡々とした内容。
 悪い試合。

Cファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:H8クラブ、ジョン・モクスリーvs.DJハイド、xOMGx、スコッティ・ヴォルテックス
 エプロンに橋渡しにした柵への落下や画鋲バット、
 一部はハードなものの大部分は緩い乱戦でデス・マッチ・ファイターという印象をもてない。
 またハイドはアマレス・コスチュームになったせいで
 粗さを荒さで誤魔化す事が出来なくなっていますね。
 という事で私的にはいつも通りモクスリーの振る舞いを堪能してました。
 悪くない試合。

Dジュニア級王座戦:ドリュー・ブロッド(ch)vs.ライアン・マクブライド
 彼らのレベル内でだけど全般的な能力を出していて
 特に批判すべき物もなく、力を入れてないカードならこのぐらいでもいい。
 悪くない試合。

Eサミ・カリハンvs.エディ・キングストン
 ミックスして一進一退が出来ていますね。
 格好はついている。
 しかし鼻から血を出してハードなんだろうけど
 格好だけ、という印象を与えるのがキングストンらしくフィニッシュも説得力が無い。
 平均レベル。

Fタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.BLK OUT
 スポット重視の試合。
 しかしそれで魅せるのもスピード感ある対応力を求められる訳で
 それがちゃんとできているのはセイビアンだけ。
 またBLK OUTとTBAでは経験量の差があるし、
 クリーンにTBAが勝ったのには違和感がある。
 悪くない試合。

GCZW王座戦:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.B-Boy
 徐々に作り上げていって
 ハード・ヒッティングを中心とした内容に。
 凶器を使わず、ロックしての投げなどで
 ハードな打ち合い、熱戦模様に仕上げています。
 ただヤンガーがカウント2で返しまくり、
 疲労度と攻防が一致していなかったりと
 テクニックの無いタフネスだけの打ち合いで、
 ヤンガーが絶対王者だからこその盛り上がりだったとも言えます。
 しかしヤンガーはデス・マッチのパターンもあるとはいえ
 参戦の頻度、実力からして渡せる相手はB-Boyのみ。
 このままだとDINGOみたいに停滞させる事になりかねませんがどうなるのでしょう。
 試合後他のレスラーがリングに入り2人を担ぎ上げ、
 ヤンガーがこれがCZWだと啖呵を切った所を見ると数え歌として扱うつもりはありそうですが・・・。
 平均的な良試合。

総評
 TOD:RW、CODがあるので
 規定路線の大きな変化は起こせないということか。
 内容は良くなっても、それだけという印象を超えない。
 (執筆日:11/7/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@チーム・マックションvs.バンディードJr、アズリエル
Aグレッグ・エクセレントvs.トレント・アシッド
Bデヴォン・ムーアvs.イゴティスティコ・ファンタスティコ
Cファンズ・ブリング・ザ・ウェポンズ:H8クラブ、ジョン・モクスリーvs.DJハイド、xOMGx、スコッティ・ヴォルテックス
Dジュニア級王座戦:ドリュー・ブロッド(ch)vs.ライアン・マクブライド
Eサミ・カリハンvs.エディ・キングストン
Fタッグ王座戦:ザ・ベスト・アラウンド(ch)vs.BLK OUT
GCZW王座戦:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.B-Boy