TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2008年 →CZW:Chris Cash Memorial 9/13/08

CZW:Chris Cash Memorial 9/13/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間15分です。

ラダーを立てたリングを
レスラー一同取り囲み10カウント・ゴングの追悼セレモニーを行います。

@タイラー・ボートvs.アダム・コール
 短めで悪い試合ではありますが
 取り合えず自分達に何を求められているのかは
 分かっているようでハイ・フライングを見せ盛り上げました。

AJTロバーツvs.コアvs.シモン・ライムvs.グレッグ・エクセレント
 ロバーツとコアはコスチュームから見て
 地元の団体ではタッグを組んでいるのでしょう。
 くっついたり離れたりするこの2人+その他1人に対し
 唯一CZWに属するエクセレントがどう立ち向かうかという内容ですが
 みすぼらしい4ウェイでしたねぇ。
 悪い試合。

Bドリュー・ブロッドvs.ニック・バーク
 キャッシュ追悼興行という事でバークがカム・バック。
 初期CZWでもこういうできない奴相手に頑張っていたねぇ。
 少し悪い試合。

Cタッグ王座戦:チーム・アンドリュー(ch)vs.GQ、ジョン・ダマーvs.ジョー・ゲイシー、アレックス・コロン
 キャッシュのパートナー、GQが出ているだけで他は語る必要なし。
 アンドリューは体格差を無視したスタイルだけれども
 クローズラインで締めるのは無いでしょ。
 悪い試合。

Dアイアン・マン王座戦:ブレイン・ダメージ(ch)vs.トビー・クライン
 凶器は椅子のみ、添え物程度なので
 通常試合と考えた方が良いですね。
 デス・マッチ・ファイターらしい戦い方を見せてくれますが
 やはり凶器がないと物足りないの物で
 観客もずっとざわついる状態。
 いつもの熱狂は生まれませんでした。
 平均より少し上。
 この試合でクラインとグラムの関係が微妙に。

Eバトル・ロイヤル
 無名レスラーがごちゃごちゃと。
 時間稼ぎにしか見えませんねぇ。
 悪い試合。
 只この試合の勝者はそれなりにプッシュする価値はありますよ。
 試合後勝者はアンドリューとマイク・アピール合戦を行い
 タッグ王座挑戦が決まった様子。

Fライト級王座戦:チェック・テイラー(ch)vs.ピンキー・サンチェス
 最初から最後までテイラーの掌で踊らされていましたね。
 テイラーのキャリーが良く色物のピンキーも光っています。
 平均レベル。

Gディラン・サマーズvs.リトル・モンド
 キャッシュ追悼興行だからと言ってネクロに戻るなんて事はなく・・・。
 相手はモンドの格好をした、しょぼいレスラーで
 デス・マッチ解禁の予兆を見せるためだけに組まれたもの。
 茶番に過ぎません。 
 悪い試合。
 試合後現れたクラインはサマーズに襲いかかると思いきや
 モンドに椅子攻撃を食らわせ、ハリウッド入り。

Hラダー・マッチ:デヴォン・ムーアvs.ダニー・ハボック
 キャッシュの代名詞であるラダー・マッチの
 演技者がハボックとムーアとはねぇ・・・。
 良くある単発系になるのは仕方ないとはいえ
 せめてキャッシュのようなスピード感やラダー・ダイブを見せて欲しかった。
 悪くない試合。

Iラッカス、セイビアン、ジョーカー、エディ・キングストンvs.チーム・キャッシュ(B-Boy、デレク・フレイジャー、ネイト・ウェブ、ニック・ゲイジ)
 既に引退していたB-Boyを含め
 キングストンにフレイジャー、ウェブと4人の招聘に成功。
 もう1人ソンジェイが欲しかったですが、それは流石に高望みか。
 さて試合は長らく続いているだけあって
 BLKが憎たらしいまでのタッグ・ワークを披露し
 4対4ならではの試合を作り上げました。
 只孤立で時間を稼いだり最後が安直に大技の回し打ちだったりと
 やや楽をしている(もう少し工夫をこらせる)印象を受けましたね。
 まあまあ良い試合です。
 試合後キングストンの提言でBLKがチーム・キャッシュとノー・サイドになりかけ
 これは感動のエンディングじゃないか、と思っていたら
 突然BLKはチーム・キャッシュを攻撃して追い払われます。
 そして、その後オープニングと同じくレスラーがリングを取り囲み
 キャッシュとその遺族にメッセージを送るのですが
 やっぱりノーサイドの筋書きを選ぶべきでしたよねぇ。
 こういう追悼大会ではストーリーとかヒールとか捨て去っても良いと思うのだけどなぁ。

総評
 キャッシュに捧げるには物足りない内容ですね・・・。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@タイラー・ボートvs.アダム・コール
AJTロバーツvs.コアvs.シモン・ライムvs.グレッグ・エクセレント
Bドリュー・ブロッドvs.ニック・バーク
Cタッグ王座戦:チーム・アンドリュー(ch)vs.GQ、ジョン・ダマーvs.ジョー・ゲイシー、アレックス・コロン
Dアイアン・マン王座戦:ブレイン・ダメージ(ch)vs.トビー・クライン
Eバトル・ロイヤル(勝者:サミ・カリハン)
Fライト級王座戦:チェック・テイラー(ch)vs.ピンキー・サンチェス(DQ)
Gディラン・サマーズvs.リトル・モンド(DQ)
Hラダー・マッチ:デヴォン・ムーアvs.ダニー・ハボック
Iラッカス、セイビアン、ジョーカー、エディ・キングストンvs.チーム・キャッシュ(B-Boy、デレク・フレイジャー、ネイト・ウェブ、ニック・ゲイジ)