TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2008年 →CZW:Best of the Best 8 5/10/08

CZW:Best of the Best 8 5/10/08の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間15分です。

BOTB出場者がリングに揃って記念撮影。

@チーチ&クラウディーvs.プレイヤー・ウノ、ビーフ・ウェリントン
 いきなりビーフがクラウディーを捕まえるとムーディーなダンスを踊りだし
 キスしようとしたのにはCZWチャントが起きました。
 その後アトミック・ドロップを食らったビーフが
 トイレに駆け込みハンデ戦に。
 ハンデ戦という要素で抑えられたのは勿体無い気もするが
 オープニングなのでこれで良いか。
 平均レベル。

A1回戦、3ウェイ・ダンス:ジョシュ・プロヒビションvs.ルフィストvs.スコッティ・ヴォルテックス
 1対2で攻められる方に回るのはルフィストならでは。
 しっかりとジョシュとスコッティが仕事をこなし、まずまずの試合内容に。
 平均より少し上。

B1回戦、3ウェイ・ダンス:スパイラルBKNYvs.ピンキー・サンチェスvs.ドリュー・グラック
 面子が微妙すぎますね。
 いつも通りピンキーが盛り上げてはいますが・・・。
 悪い試合。

C1回戦、3ウェイ・ダンス:ザ・ベスト・アラウンドvs.セイビアンvs.ドレイク・ヤンガー
 カナダ人ヒール・タッグのアラウンドは2人で1人扱いらしく
 タッグ要素が関わる変則の内容に。
 ジュニア級王者のセイビアンとアイアン・マン王者のヤンガーとの
 決着は避けた形になりましたが
 アイアン・マン王座は位置づけが微妙だし
 かまわない気もするんですけれど。
 平均レベル。

D3ウェイ・ダンス:チャック・テイラーvs.リコシェットvs.ストゥーピファイド
 IWA同士で手が合うテイラーとリコシェットに
 タッグ屋のストゥピファイドが絡むのは少しきつかったかな、という印象を受けますね。
 只一番3ウェイを頑張ったのがこの試合で
 まあまあ良い試合になってますよ。

E1回戦:WHACKSvs.ミッキー・ナックルズvs.ダイハード・ダスティン・リーvs.アンディ・サマー
 この4人が集まれば当然デス・マッチに。
 いつも通りミッキーの頑張りは絶賛物で
 他の3人も負けてられないとハードなスポットを志願。
 WHACKSとミッキーという異端同士の絡みも見られ面白かったですね。
 平均的な良試合。

Fテーブル・マッチ:ニッキー・ベンズvs.ダニー・ハボック
 ベンズがズルしたりネクロとかに乱入させるのかと思いきや
 場外テーブルへのショルダー・スルーで瞬殺。
 わざわざ組む必要があったのか?

G準決勝:チャック・テイラーvs.ルフィスト
 器用なテイラーだけに
 女々しさを見せて脅えたかと思えば
 生意気に支配して見せたりと様々な手で
 ルフィストを引き立てて見せました。
 やや短めながら満足いく一戦に。
 平均的な良試合です。 

H準決勝:ドリュー・グラックvs.セイビアン
 こちらのセイビアンも懐が深いですね。
 グラックというシングルではほとんど実績を残していない
 相手の実力を完全に引き出し
 まあまあ良い試合に仕立て上げました。

Iグレッグ・エクスレントvs.ブロディー・リー
 椅子からテーブル、画鋲まで出るハードコアな物に。
 凶器攻撃を食らっても倒れないリーの姿は
 中々様になっていて本腰入れてデス・マッチに
 臨んだら結構上までいけるんじゃないかと思わされましたね。
 まあまあ良い試合です。

JCZW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.DJハイド
 前の試合であれをやられたら
 こちらもハードコアに走らなければなりませんね。
 試合はスローでいまいちながら
 リングにDJがダウンしている状態で
 観客に椅子を投げ込ませるなんてビッグ・スポットが繰り出されセミとしての体裁を保ちました。
 平均レベル。

K決勝:チャック・テイラーvs.セイビアン
 お互い準決勝が良い仕事をして期待が高まりましたけれども
 セイビアンは準決勝で痛めている腕を悪化させた上に
 トペコン時には脚が柵にかかり危険な落ち方をする等
 身体的な状態は決して良くなく動きに淀みが見られたりしました。
 しかしそれでも敢えて腕攻めをさせるなど
 プロとしてしっかり決勝を作りあげたセイビアンと
 それをサポートしたテイラーには頭が下がります。
 まあまあ良い試合でした。
 
 試合後テイラーとセイビアンは握手を交わすも
 次の瞬間テイラーが攻撃。
 そのまま挑戦権を行使し王座を掠め取りました。
 
 その後MVPの発表へ。
 ピンキーとルフィストが最大級の歓声を得てサドンデスに。
 もう1度観客に聞いた結果MVPはルフィスト。
 トロフィーが贈られたルフィストはマイクで喜びを伝え、ついでにピンキーにキス。

総評
 掘り出しレスラーがいないなら、と
 身近な実力者をプッシュし楽しめる物に仕上げたのは買いますが
 1回戦はシングルで良いカードだし
 最後にMVP(実質人気投票)が締めを持っていくのは不満ですね。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@チーチ&クラウディーvs.プレイヤー・ウノ、ビーフ・ウェリントン
A1回戦、3ウェイ・ダンス:ジョシュ・プロヒビションvs.ルフィストvs.スコッティ・ヴォルテックス
B1回戦、3ウェイ・ダンス:スパイラルBKNYvs.ピンキー・サンチェスvs.ドリュー・グラック
C1回戦、3ウェイ・ダンス:ザ・ベスト・アラウンドvs.セイビアンvs.ドレイク・ヤンガー
D1回戦、3ウェイ・ダンス:チャック・テイラーvs.リコシェットvs.ストゥーピファイド
EWHACKS vs.ミッキー・ナックルズvs.ダイハード・ダスティン・リーvs.アンディ・サマー
Fテーブル・マッチ:ニッキー・ベンズvs.ダニー・ハボック
G準決勝:チャック・テイラーvs.ルフィスト
H準決勝:ドリュー・グラックvs.セイビアン
Iグレッグ・エクスレントvs.ブロディー・リー
JCZW王座戦:ニック・ゲイジ(ch)vs.DJハイド
K決勝:チャック・テイラーvs.セイビアン(優勝!)
Lライト級王座戦:セイビアン(ch)vs.チャック・テイラー(新チャンピオン!)