TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2006年 →CZW:Tournament of Death V 7/29/06

CZW:Tournament of Death V 7/29/06の分析


名勝負 なし
好勝負 1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(1人だけ脱落):ブレイン・ダメージvs.トビー・クラインvs.ネクロ・ブッチャー

2枚組み約3時間5分です。

@1回戦、ライト・チューブス(1人だけ脱落):ブランドン・プロフェットvs.アンディ・サムナーvs.ニック・ゲイジ
 いきなり上級凶器の蛍光灯が弾け散り
 観客も盛り上がりましたね。
 試合は順当に場違いのアンディが敗れる。
 悪くない試合。

A1回戦、ライト・チューブス&スパイダー・ウェブ(1人だけ脱落):ドレイク・ヤンガーvs.JCベイリーvs.LOBO
 CZWの古参ながらTODに参加するのは初となるLOBOに
 受けっぷりの良い2人が挑むというのが基本的な構図。
 3人共良い受けを披露し
 エプロン横の有刺鉄線ネットへのブレーン・バスターという過激な技も炸裂しました。
 最後はBLKOUTが介入してLOBOが脱落。
 まあまあ良い試合です。

B1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(1人だけ脱落):ブレイン・ダメージvs.トビー・クラインvs.ネクロ・ブッチャー
 余りに豪華すぎるカードながら
 1回戦だとセーブするだろうなぁ、と思っていましたがとんでもない。
 いきなりクラインが脳挫傷の眼のピアスを剥ぎ取るという荒技から始まると
 大暴れでトラックからの投げは出るわ、
 ビール瓶3連発やPC攻撃も登場、
 そして最後は3人で拳の打ち合い、と
 これを決勝にしても良い程満足度の高いデス・マッチでしたね。
 只ピアス剥ぎ取りのインパクトが大きい事もあって中だるみしたり
 3ウェイによってデス・マッチ感が減少しているのも事実。
 ぎりぎり好勝負。

C1回戦、バーブド・ワイヤー・ロープス、ボーズ&ペインズ・オブ・グラス(1人だけ脱落):DJハイドvs.ダニー・ハボックvs.ザンディグ
 コーナーに立てかけられた、お題目トラップへの単発被弾を繰り返した後
 3人が芝刈り機を取り出しチャンバラかと思われた所で
 この試合のレフェリーになっていたメイヴェンがザンディグの髪を切り落とします。
 突然の事に驚き芝刈り機を落としてしまった
 ザンディグに2人の芝刈り機が直撃しジ・エンド。
 ストーリーのためにザンディグがまさかの一回戦敗退です。
 平均レベル。

Dエラディケイションvs.ブルードvs.ドラゴンフライ
 下手です。
 以上。
 酷い試合。

Eラッカス、ロビー・ミレノvs.ドリュー・グラック、ジミー・ドリーム
 ここでLOBOが仕返しをするのかと思いきや何もなく終わってしまう。
 悪い試合。

Fカイリー・ピアースvs.チャド・オースチンス
 セクハラにパンチ攻撃を繰り出す
 いけすかない男に蛍光灯攻撃を食らわせ倒すという
 軽く楽しめるファン・マッチ。
 悪い試合。

G準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(2人脱落):ブランドン・プロフェットvs.ニック・ゲイジvs.ネクロ・ブッチャーvs.ブレイン・ダメージ
 無秩序に4人が大暴れする内容。
 テーブル系と殴り合いが多かったですね。
 プロフェットが蛍光灯に脚から落とされて脱落するのですが
 気づいていないゲイジがプロフェットを攻撃し続け
 ゲイジvs.脳挫傷vs.ネクロの3ウェイが見れなかったのは残念でした。
 しかしここでもネクロと脳挫傷が壮絶な拳の打ち合いを見せてくれました。
 まあまあ良い試合。

H準決勝、ライト・チューブス、ラダーズ&レモンズ(2人脱落):ドレイク・ヤンガーvs.ダニー・ハボックvs.JCベイリーvs.DJハイド
 初っ端から3人が体格の大きいハイド狙いで一致し瞬殺で実質3ウェイ・マッチ。
 この中ではキャリアの短いハボックが
 他の2人に比類する物を見せコールも起こしましたが
 他と比べると全体的にこじんまりしてしまったかな、という印象ですね。
 スポットだけなら本当に危険な受けにそれぞれ挑戦していただけに勿体無い。
 ハイド脱落をもう少し引っ張っても良かったかな。
 平均的な良試合。

IジョージWバウスvs.ジョー・ゲイシー
 決勝前の回復タイム、トイレ休憩とはいえ
 一応セミという位置づけなんだから、もう少しましなカードを組んで欲しかったですね。
 悪い試合。
 一応キャッシュ追悼大会への選考試合となっていました。

J決勝、エリミネーション・マッチ、ライト・チューブ・ロープス&ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:JCベイリーvs.ブレイン・ダメージvs.ニック・ゲイジvs.ドレイク・ヤンガー
 決勝という事でそれぞれ
 気合を入れてデンジャラス・スポットを被弾していきますが
 4人という多さから途中で視点が定まらなくなり
 終盤の脳挫傷の脱落もインパクトに欠けます。
 その後に待っていたトラック・ダイブによるテーブル葬で2人一気に脱落というフィニッシュも
 受ける2人がずっとテーブルの上にダウンしていなければならない事もあって
 TODの決勝として今ひとつな感じを払拭できず。
 中々良い試合ではありますが・・・。

総評。
 Bのような素晴らしいデス・マッチがありながらも
 負担軽減のためのノー・シングルという挑戦が空振りしていて
 全体として見た時に他のTOD程の満足感は得られないですね。 
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

B1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(1人だけ脱落):ブレイン・ダメージvs.トビー・クラインvs.ネクロ・ブッチャー
  脳挫傷が入場。
  続いてクライン。
  クラインが入るや脳挫傷がクローズラインを放つ。
  クラインは避けると有刺鉄線束を叩きつける。
  そして脳挫傷が眼につけているピアスを剥ぎ取る。
  ネクロが登場。
  ネクロが拳。
  クラインも拳。
  ネクロが打撃を連打。
  クラインもやり返す。
  ネクロがヘッド・バッド連打からはたく。
  やり返されるも拳を一閃。
  ネクロが給水器付角材を振り脳挫傷にジャスト・ミート。
  クラインが箒をネクロに叩きつける。
  ネクロのシャツを剥ぐとコーナーのサングラス?・ボードに振ろうとする。
  ネクロが振り返す。
  戦場は場外へ。
  柵を超え椅子を投げあう。
  脳挫傷がクラインに瓶攻撃。
  もう1回狙うも今度は割れない。
  更に叩きつけるも割れずに吹っ飛ぶ。
  脳挫傷がネクロの額に拳を振り下ろす。
  クラインが脳挫傷に襲いかかる。
  脳挫傷がクラインにショルダー・スルーを決め柵内へ。
  ネクロは脳挫傷を柵内に投げ入れるとセントーン。
  クラインが脳挫傷に蛍光灯へのブレーン・バスター。
  ネクロはクラインを柵の上にのせると椅子を叩きつける。
  再び柵の外へ。
  クラインがネクロを椅子に座らせると脳挫傷がネクロにドロップ・キック。
  クラインがトラック横にテーブルを設置。
  脳挫傷がネクロにコンクリート上でパッケージ・パイル・ドライバー。
  脳挫傷はネクロをテーブルにのせるとトラックの上へ。
  クラインが先に登っている。
  クラインと脳挫傷が争っている間にネクロは回復。
  テーブルを2段にする。
  脳挫傷とクラインが投げを狙い合う。
  最後は脳挫傷がヒップ・トスを決めクラインをテーブル葬。
  ネクロがクラインをカバーするもカウント2。
  脳挫傷がネクロを引っ張りリングの中へ。
  ネクロは脳挫傷を蛍光灯ボードの上に寝かせ踏みつける。
  更にPC機器を手にすると投げつける。
  脳挫傷が手で直撃を避けたためもう1回投げる。
  今度は頭部に直撃。
  カバーするもカウントは2。
  クラインも入り3人で向き合う。
  拳の打ち合いに。
  途中から脳挫傷とクラインが協力しネクロを滅多打ち。
  ネクロが場外に落ちる。
  脳挫傷とクラインが殴りあい。
  クラインがふらつく。
  拳。 
  ふらつくもロープにもたれて倒れない。
  もう1発。
  クラインがダウン。
  脳挫傷がカバーし1,2,3!
  クラインが脱落となる!


J決勝、ライト・チューブ・ロープス&ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:JCベイリーvs.ブレイン・ダメージvs.ニック・ゲイジvs.ドレイク・ヤンガー
  ベイリーとヤンガーが脳挫傷をロープに振り
  すえつけられた蛍光灯に叩きつける。
  ベイリーが脳挫傷とヤンガーに蛍光灯攻撃。
  タフな脳挫傷がすぐに回復し反撃する。
  ベイリーに蛍光灯へのパワー・ボム。
  ゲイジがベイリーに蛍光灯束付椅子に投げ飛ばす。
  蛍光灯付プラスチック板にも投げ飛ばす。
  脳挫傷がヤンガーの頭部を立てた椅子に押さえつけニー・ドロップ。
  脳挫傷とヤンガーがチョップの打ち合い。
  脳挫傷がヘッド・バッドを連打し打ち勝つ。
  蛍光灯へのブレーン・バスターを決める。
  ゲイジはリングに戻ると画鋲を撒き、そこへの雪崩式パイル・ドライバーをベイリーに決める。
  カバーするもカウント2。
  脳挫傷がヤンガーに巨大なペットボトルに投げつける。
  ゲイジがベイリーに蛍光灯束を叩きつける。
  ヤンガーが場外の脳挫傷にダイビング・セントーンを狙うも避けられ自爆。
  ゲイジがベイリーを連れ柵の外へ。
  ベイリーに立てた椅子へのパワー・ボム。
  脳挫傷がヤンガーに柵越しに立てた椅子へのフォール・アウェイ・スラムを決める。
  ヤンガーが脳挫傷にヘッド・バッドをしようとする。
  その前にヤンガーがヘッド・バッド。
  連発して叩き込む。
  ベイリーはトラックの横にテーブルを設置。
  脳挫傷はヤンガーをリングに戻す。
  ゲイジがベイリーにレモン攻撃。
  ヤンガーが脳挫傷にフォークの剣山へのファルコン・アロー。
  更にダイビング・レッグ・ドロップを狙うも避けられ自爆。
  脳挫傷がヤンガーに蛍光灯付松葉杖を叩きつける。
  ヤンガーが脳挫傷にコップ・キラーを狙う。
  脳挫傷が耐える。
  ベイリーが入ってきて2人に椅子をたたきつける。
  ベイリーは倒れている脳挫傷の上に椅子を立てガラス板を橋渡しにするとダイビング・ダブル・ストンプ。
  カバーし1,2,3!
  脳挫傷が脱落!
  ゲイジがヤンガーを連れトラックの横へ。
  ベイリーも後を追う。
  ヤンガーとベイリーをテーブルにのせる。
  そのテーブルの上に椅子を立てガラス板を橋渡しにする。
  トラックの上に登るとダイビング・セントーン。
  ヤンガーをカバーし1,2,3!
  ベイリーもカバーし1,2,3!
  ゲイジが優勝!

試合結果

@1回戦、ライト・チューブス(1人だけ脱落):ブランドン・プロフェットvs.アンディ・サムナーvs.ニック・ゲイジ
A1回戦、ライト・チューブス&スパイダー・ウェブ(1人だけ脱落):ドレイク・ヤンガーvs.JCベイリーvs.LOBO
B1回戦、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(1人だけ脱落):ブレイン・ダメージvs.トビー・クラインvs.ネクロ・ブッチャー
C1回戦、バーブド・ワイヤー・ロープス、ボーズ&ペインズ・オブ・グラス(1人だけ脱落):DJハイドvs.ダニー・ハボックvs.ザンディグ
Dエラディケイションvs.ブルードvs.ドラゴンフライ
Eラッカス、ロビー・ミレノvs.ドリュー・グラック、ジミー・ドリーム
Fカイリー・ピアースvs.チャド・オースチンス
G準決勝、ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン(2人脱落):ブランドン・プロフェットvs.ニック・ゲイジvs.ネクロ・ブッチャーvs.ブレイン・ダメージ
H準決勝、ライト・チューブス、ラダーズ&レモンズ(2人脱落):ドレイク・ヤンガーvs.ダニー・ハボックvs.JCベイリーvs.DJハイド
IジョージWバウスvs.ジョー・ゲイシー
J決勝、エリミネーション・マッチ、ライト・チューブ・ロープス&ファンズ・ブリング・ザ・ウェポン:JCベイリーvs.ブレイン・ダメージvs.ニック・ゲイジ(優勝!)vs.ドレイク・ヤンガー