TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2006年 →CZW:Cage of Death 8 12/9/06

CZW:Cage of Death 8 12/9/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約4時間です。

@ビーフ・ウェリントン、プレイヤー・ウノ、リコシェット、チャック・テイラーvs.マックス・ボイエー、ナイルズ・ヤング、イカルス、グラン・アクマ
 途中でトレードなんていう前代未聞スポットの他
 全員で連鎖ブレーン・バスターとか
 オープニングにうってつけのファン・マッチを。
 まあまあ良い試合。

A チーム・アンドリューvs.ニュー・ジャージー・オール・スターズ
 練習生同士の対決なんて
 余りにもカードが弱すぎる。
 見る物が無かったとはいわないが悪い試合。

Bマナvs.DJハイド
 サモア系のマナとメイヴェンは以下のハイドによる肉弾対決っていうのが触れ込みですが・・・
 椅子やテーブル、ヘッド・バッドを使っているから見れるっていうのが実際のところ。
 特にマナにはサモア系独特の動きのキレがまったくないし
 本当にサモア系かどうか疑わしい。
 少し悪い試合。

Cフォールズ・カウント・エニウェア:チーチvs.クラウディー
 前半は場外戦で、後半は各種凶器を投入していって・・・という内容。
 激しさとクルーザー級ムーブが妙に融合されていて良かったですね。
 只彼らの場合切り返し、攻防が見所になるので
 結末が見えるテーブル、ラダーを場外に設置したのは間違いでした。
 平均的な良試合。

Dタッグ王座戦:BLK OUT(ロビー・ミレノ、セイビアン)(ch)vs.オリジナルBlackout(レインマン、オニックス)
 どちらが本物かっていう定番の抗争ですが・・・
 どうやらこのオリジナルっていうのは
 元々やっていたのにラッカス達に裏切られ追放されたって事ではなく
 只の言いがかりみたいなんですね。
 まあどちらにせよこのオリジナルがヘボすぎる訳なのです。
 現BLK OUTも三下が入ってますし
 キャリーするには実力が足りない。
 ということで悪い試合。
 オリジナルが新タッグ王者になりましたが
 こればかりはCoDなので取りあえず交代させちゃえ、というのが見えすぎ。
 
E#1コンテンダーズ:ハロウィックドvs.セクシー・エディ
 開始当初は余りに噛み合わなくてThis is Aweful物。
 その後持ち直したが噛み合わないのは最後まで。
 少し悪い試合。
 試合はデレクが乱入しエディに椅子攻撃、
 思わぬ援護を受けたハロウィックドが挑戦権を獲得し、 
 その後ジュニア級王者のジグソウがエディ救出に駆けつけています。

Fヒューマン・トルネードvs.ラッカス
 試合前のトルネードのダンスが
 過去最高現在最高未来最高の出来。
 (レフェリー、セコンドも笑いをこらえきれず)
 その延長でパウンスまで持っていくのですが
 これを見てるとギャングスターズみたいに曲を流し続けながら
 試合するのもいいかも、と思ってしまいますね。
 いや〜素晴らしかった。
 レッドvs.ロウ・キーばりの名場面です。
 余りに素晴らしすぎて見劣るけど
 試合自体もスイングしていて良いですよ。
 見事なまでに上手くパクリ・ムーブを披露しています。
 中々良い試合。

Gパンドラズ・ボックス(B-Boy、メサイア、アダム・フラッシュ)vs.ルフィスト、ダニー・ハボック、リューク
 意外にトリオスが出来ていて良いですね。
 B-Boyとルフィストの絡みがもう少し欲しいけれど。
 (是非ともこのシングルを希望)
 試合はゲイジが乱入しルフィストを急襲、
 駒数で勝ったパンドラズ・ボックズが勝利を手にしております。
 平均より少し上。
 
HUVU王座戦:4コーナーズ・オブ・ヘル:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.ネクロ・ブッチャー
 ヘッド・バッド打ちながら場外一周したり
 エプロンに橋渡しにしたラダーへのスーパープレックス
 と、それぞれ新旧を代表する選手として気合の入ったスポットを披露。
 只終盤は打ち合いではなく
 避けあう攻防だったのがやや勿体無い。
 中々良い試合でした。

ICZW王座戦:エディ・キングストン(ch)vs.ジャスティス・ペインvs.クリス・ヒーロー
 場外で戦いに参加しなかったキングストンが
 不意打ちを狙って返り討ちに合い足をくじいて脱落。
 (余りにあっけないので何かネタ振りかと思ったけど何もなし)
 ということで試合のほとんどはヒーローvs.正義痛のシングル。
 コーナーに振られてエプロンに着地するというムーブを
 勢い余って場外に落ちる程正義痛は気合が入っており
 意外と見ごたえある内容でした。
 ペインが新王者に輝き新年を迎えることに。
 まあまあ良い試合。

Jケージ・オブ・デス(負けたら引退):ザンディグvs.ニック・ゲイジvs.LOBO
 ネクロを破ってデス・マッチ・トーナメントを優勝した
 私には出る権利があると言ってルフィストも参加し4ウェイに。
 中身はというと
 ほとんどガラス板スポットで
 最後は定番高所落下スポットと・・・簡単に説明できる。
 乱戦とはいえ各自の色が欲しいし
 ガラス板が多すぎるために単調なので
 ハイ・スポット作りが欲しかった。
 そうしてこそ1発1発が活きてきますからね。
 後テーブルを使わずに終わったのも?。
 ということで今回CoDの中ではそこまで良い方じゃないですが
 その過激さは相変わらずで素晴らしいメインでした。
 好勝負には少し届かず。
 結局高所からのDVDを食らい虫の息のザンディグが
 ゲイジの必殺技の前に敗退という衝撃の結末。
 ザンディグが引退しCZWはどうなるのか、
 大いに期待と不安を抱きながら
 07年も目が離せない、と最高の終わり方でありました。

総評。
 悪い試合もありましたが
 総じて今回も非常に楽しめる大会でしたね。
 トルネードのダンスとメインで
 手に入れる理由に不足なし。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

Jケージ・オブ・デス(負けたら引退):ザンディグvs.ニック・ゲイジvs.LOBO
  ルフィストがゲイジに向かっていきショルダー・タックルを狙うも逆に倒される。
  ならばとテーズ・プレスで倒し殴りつけていく。
  ザンディグ、LOBOが引き離し
  LOBOがゲイジを コーナーのガラス板に振り飛ばす。
  ルフィストがザンディグに殴りかかる。
  ザンディグは平然と受けるとネック・ハンギング・ツリー・ボムで
  ルフィストをコーナーのガラス板に投げる。
  LOBOがルフィストにスプラッシュ・マウンテンでカバー。
  ルフィストがロープを掴む。
  ゲイジがザンディグにガラス板を叩きつけるも割れない。
  立てかけフェイス・ウォッシュを決めるも割れず。
  ルフィストがLOBOに画鋲付きビデオ・デッキを叩きつける。
  ザンディグがゲイジに画鋲の上へのボディ・スラム。
  ガラス板も叩きつける。
  LOBOにヘッド・バッド連発。
  画鋲付きビデオ・デッキを押し当て叩きつける。
  ロープ外にたてかけられたガラス板にショルダー・スルーで落とす。
  LOBOが立ち上がろうとするも床が割れ落下。
  ルフィストがゲイジにFUでコーナーのガラス板に叩きつける。
  ザンディグがルフィストにロープ外にたてかけられたガラス板へのパワー・ボム。
  カバーするもカウント2。
  LOBOがリング下から出て扉から戻ってくる。
  ルフィストが振り飛ばしザンディグをコーナーのガラス板にぶつける。
  ダブル・ニー・ストライクも決める。
  LOBOがゲイジをコーナーのガラス板に投げ飛ばす。
  カバーするもカウント2。
  ザンディグがゲイジに籠へのパワー・ボム。
  ルフィストをテーブルに乗せるとケージを登って行く。
  LOBOも後を追う。
  ゲイジがルフィストを降ろしパイル・ドライバー。
  LOBOがザンディグを抱え挙げロープとケージの間の
  有刺鉄線ネット目掛けデス・バレー・ドライバー!
  そのままネット、板を破り床に落下!
  Somebody call 911!
  ゲイジがザンディグをリングに戻しチョーク・スラム・バック・ブリーカーを狙う。
  ザンディグが逃れリフト・アップを狙う。
  ゲイジが逃れチョーク・スラム・バック・ブリーカーを狙う。
  ザンディグが逃れパワー・ボムを狙う。
  ゲイジが逃れチョーク・スラム・バック・ブリーカーで1,2,3!
  ゲイジの勝利!
  そしてザンディグが引退することに!
  ザンディグには多大な拍手が送られる。

試合結果

@ビーフ・ウェリントン、マックス・ボイエー、リコシェット、チャック・テイラーvs.プレイヤー・ウノー、ナイルズ・ヤング、イカルス、グラン・アクマ
Aチーム・アンドリューvs.ニュー・ジャージー・オール・スターズ
Bマナvs. DJハイド
Cフォールズ・カウント・エニウェア:チーチvs.クラウディー
Dタッグ王座戦:BLK OUT(ロビー・ミレノ、セイビアン)(ch)vs.オリジナルBlackout(レインマン、オニックス)(新チャンピオン!)
E#1コンテンダーズ:ハロウィックドvs.セクシー・エディ
Fヒューマン・トルネードvs.ラッカス
Gパンドラズ・ボックス(B-Boy、メサイア、アダム・フラッシュ)vs.ルフィスト、ダニー・ハボック、リューク
HUVU王座戦:4コーナーズ・オブ・ヘル:ドレイク・ヤンガー(ch)vs.ネクロ・ブッチャー
ICZW王座戦:エディ・キングストン(ch)vs.ジャスティス・ペイン(新チャンピオン!)vs.クリス・ヒーロー
Jケージ・オブ・デス(負けたら引退):ザンディグvs.ニック・ゲイジvs.LOBOvs.ルフィスト