TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2005年 →CZW:Best of the Best V 5/14/05

CZW:Best of the Best V 5/14/05の分析


名勝負 なし
好勝負 準決勝:スーパー・ドラゴンvs.エル・ジェネリコ

準決勝:クラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ

B-Boy、トレント・アシッドvs.ホミサイド、マフィア(Deja Vu II 7/20/03)

3枚組み4時間50分です。
最初の40分ほどはエクストラでインタビューになっています。
TPIと同様3枚目は紙で包まれています。

1試合目。
 ドラゴンのテンポの良い打撃や
 ボッシュのストロングを思わせる腰集中攻撃など
 見所の多い良い試合。
 只途中で変に間が空くシーンが見られたのは残念。
 これさえなければグッド・マッチなのに。

2試合目。
 微妙な試合ながらつまらなくはない。
 エクスカリバーのパチモン臭さとジェネリコの入場シーンが見物。

3試合目。
 ヒーローは2mないのにインディ界ではかなりでかい。
 試合の方はヘビー級vs.クルーザー級で
 ヒーローが痛めつけるのを楽しむといった構図。
 こういう試合だとクルーザー級は中々説得力を作り上げるのは難しい。
 ミステリオの偉大さを感じます。

4試合目。
 ケニーはバスタード(人でなし)の名前どおり派虫類ギミックです。
 デリリウスみたいな感じ。
 試合の方はケニーがヘッド・シザースなど身軽さを生かした技で攻めていくも
 スティーンのパワー技一発で形勢逆転して・・・っていう試合。

5試合目。
 相変わらずカッケンブッシュは良いなぁ。
 エリックの動きがもっさりしていたり
 盛り上がりにやや欠けるてそこそこの試合止まり。

6試合目。
 ヒーローと同じようにヘビー級vs.クルーザー級の構図。
 フレイジャーがまったく良いとこなしなのですが
 CCのおちょくりムーブで見れるものに仕上がっています。
 間違いでこの試合のフィニッシュ前にチャプターの区切りが入っています。
 普通に見る分には問題ないですが・・・

ディスク1終了。

7試合目。
 ホミサイドのようなマフィア系ギミックの2人。
 セイビアンは小柄ながら変則的なグラウンドが得意で
 小悪党っぷりも板についている。
 一方のB-Boyはハード・ヒッティングが信条の打撃系。
 2人ともCZW 所属と言うことで
 お互いの長所を生かしあっていて中々良い試合です。

8試合目。
 4時間と言う長丁場なので
 エベッサンを入れるというのは素晴らしい考え。
 只ウェブはちょっとコメディー・センスないね。

9試合目。
 予想を超えて素晴らしい試合となりました。
 一方の選手が前の試合と一転してヒールを前面に出し
 もう一方の選手も上手く身体能力の高さを生かしています。
 両者の魅力を出し切りました。
 最後の攻防はかなり熱いです。
 好勝負。
 
10試合目も良い試合。
 只予想の範囲内に収まりグッド・マッチには届かず。
 後一方のコメディがかった個性的なムーブは不要だった気がします。
 相手が相手だけに。

11試合目。
 Chikaraらしい楽しい攻防を見せてくれます。
 ただ動きがやや鈍いため技の当たりが今ひとつで
 ルチャのわざとらしさが見えてしまったのが残念。
 しかしこの2人の試合はどれも高水準ですね。 

12試合目はカードから予想されるとおりの試合。
 ただまたもっと良くなるはず。

13,14試合目はトーナメント外ということで
 いつものCZWハードコア・マッチ。
 しょぼいし、トーナメントの趣旨から外れるし
 これらを外して2枚に抑えてもよかったのでは?
 TODで大ブレイクしたとはいえセクシー・エディが
 ヘビー級王座の#1コンテンダーに成っているのには驚いた。

決勝。
 残念ながら期待はずれ。
 演出過剰で流れがなく途切れ途切れ。
 こんなことをしなくても
 優勝を納得させるだけの実力は持っているのだから
 もっと自由に戦ったらいいと思うんですけどね。
 そこそこ良いし決勝戦として失格というほどではないですが
 やっぱり予想よりは低い内容。
 試合形式も中々難しいものだとは思いますけれど・・・。

ボーナス・マッチ
 ボーナスに入るだけあって中々良い試合だとは思います。
 ホミサイドとアシッドの組み合わせは数え歌ですし。
 途中からは完全にトルネード形式になって壮絶な攻防を展開しています。

総評。
 良い試合ぞろい。
 またエベッサンを入れたり、
 それぞれの試合スタイルを多様にしたため
 シングル連戦も苦にならない作り。
 決勝がやや期待外れですが
 ボーナス・マッチまで収録されており5つ星。 
DVD Rating:★★★★★

注目試合の詳細

H準決勝:スーパー・ドラゴンvs.エル・ジェネリコ
  ドラゴンはジェネリコを殴りつけていき、いきなりクラブ・ストンプ2発。
  柵に挟み踏みつける。
  柵にぶつけ椅子を叩きつける。
  ドラゴンがスプリングボード式の技を狙ったところでドロップ・キックを決め落とすと
  アラビアン・ムーンサルトにマフィア・キック。
  椅子を投げつける。
  リングに戻しダイビング・クロス・ボディに行く。
  ドラゴンは避けて叩きつけるとバック・ブリーカー。
  サーフ・ボード・ストレッチから投げ落とす。
  カバーするもカウント2。
  ドラゴンがグラウンド技でジェネリコを痛めつけていく。
  ジェネリコが延髄切りからトルネードDDT。 
  コーナーに逆さづりにしたドラゴンの頭部にドロップ・キックを叩き込んでいく。
  ドラゴンはブレーン・バスターを防ぐとサイコ・ドライバーへ!
  ジェネリコは着地するとミチノク・ドライバー。カウントは2。
  ジェネリコはスーパープレックスを狙う!
  ドラゴンはジェネリコを押し飛ばすとスワントーン・ボムへ!
  ジェネリコは膝を立てて防ぐとマフィア・キックからドラゴン・スープレックス!
  ドラゴンは気合ですぐに起き上がるとビッグ・クローズライン!
  両者ダウン。
  ドラゴンはコーナー上へ。
  ジェネリコはドラゴンの体勢を崩すとスーパープレックスを狙う!
  ドラゴンが雪崩式タイガー・ドライバーの体勢に切り返す! 
  ジェネリコは殴りつけ防ぐとブレーン・バスタァァァァァァー!
  カバーし1,2,2!まさかのカウントは2!
  ジェネリコは450°スプラッシュへ!
  既に回復していたドラゴンは避けて自爆させるとサイコ・ドライバーNo.2!1,2,2!カウントは2!
  ドラゴンはビッグ・クローズラインからサイコ・ドライバーNo.2!1,2,3!
 

J準決勝:クラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ
  クァッケンブッシュは罠を仕掛けたり様々な入り方からアーム・ドラッグを決めていったりと絶好調。
  CCはエプロンのクァッケンブッシュの脚を払いエプロンにぶつけるとトペ・スイシーダ。
  CCが一方的に攻めていきベア・ハグ。
  クァッケンブッシュは逃れると同時にローリング・クレイドル。カウント2。
  倒れた状態からテキサス・クローバー・リーフにいくもロープ際ですぐ逃れられる。
  CCはサミングで流れを絶つと椅子を取り出し挑発的な攻めを見せる。
  クァッケンブッシュの上に椅子を置きコーナー上へ。
  クァッケンブッシュはCCに椅子を投げつけるとスーパープレックス!
  クァッケンブッシュは勢い良く攻めて行き戦場は場外へ。
  CCがクァッケンブッシュを打ち上げる。
  クァッケンブッシュはエプロンに着地すると
  スプリングボード式に柵を越えて飛びつきトルネードDDT!
  リングに戻ってきたCCにラ・マヒストラル。カウント2。
  コーナー上のクァッケンブッシュはアッパーカートを避けるとヘッド・シザースを狙う。
  CCは耐えるとパワー・ボムを狙う。
  クァッケンブッシュは逃れるも着地したところにアッパーカートが飛んでくる。
  CCが変形エース・クラッシャーからカバーするもカウントは2!
  ならばとダイビング・エルボー・ドロップを決めるがカウント3ならず。
  CCはクァッケンブッシュを場外に落とそうとする。
  クァッケンブッシュはエプロンに着地しトルネードDDT。
  リバースDDTと続けカバーするもカウントは2!
  もう一発狙う。
  CCは逃れてリコーラ・ボム!カウントは2!
  クァッケンブッシュはコーナー上から飛ぶとアーム・ドラッグの入りから
  丸め込みに持ち込み1,2,3!


N決勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ケビン・スティーンvs.スーパー・ドラゴンvs.マイク・クァッケンブッシュvs.B-Boy
  ドラゴンがコーナーにいるスティーンを殴り落とす。
  スティーンは唾を吐いて応える。
  ドラゴン対クァッケンブッシュのグラウンド戦で始まる。
  B-Boyが自らドラゴンにタッチし出てくる。
  B-Boyとクァッケンブッシュのグラウンド戦。
  クァッケンブッシュはスティーンにタッチ。
  スティーンはちょこっと出ただけでクァッケンブッシュにタッチ。
  これを見てB-Boyもドラゴンにタッチ。
  グラウンドの攻防後ドラゴンがB-Boyにタッチ。
  B-Boyはスティーンを指名する。
  スティーンにヘッド・ロックをかけているB-Boyがドラゴンに唾を吐く。
  これを受けドラゴンは入ってきてB-Boyにヘッド・ロック。
  クァッケンブッシュも入ってきてドラゴンにヘッド・ロック。
  ドラゴンがロープに振って外す。
  クァッケンブッシュはスティーンに延髄切りを決め雪崩式に3人まとめて場外に落とす。
  クァッケンブッシュはスプリングボード式セントーンで追撃。
  一人避けたスティーンがクァッケンブッシュに襲い掛かる。
  3人が交代しながらクァッケンブッシュを攻めていく。
  クァッケンブッシュは反撃を試みるもタッチまでにはいたらず、
  首を集中攻撃される。
  ドラゴンがクラブ・ストンプを狙う。
  クァッケンブッシュは体勢を入れ替えクラブ・ストンプ。
  遂にタッチ成功。B-Boyと交代する。
  B-Boyにジャーマンを食らったドラゴンにスティーンが自らタッチ。
  B-Boyはスティーンにバック・ドロップからシャイニング・ウィザードを狙う!
  スティーンは避けマフィア・キックにスーパー・キック。
  ドラゴンが入ってきてスティーンにビッグ・クローズライン。
  クァッケンブッシュも入ってきてドラゴンにフェイス・バスターから丸め込み。カウント2。
  ドラゴンはコーナー上のクァッケンブッシュを捕らえると雪崩式バタフライ・スープレックス!
  カバーするもカウントは2。
  ならばと再びコーナー上へ。 
  B-Boyが突進しドラゴンの体勢を崩しコーナーへのエクスプロイダー。
  スティーンがB-Boyにフィッシャーマンズ・バスター。
  ドラゴンにパッケージ・パイル・ドライバーを連発で決めカバー!1,2,3!
  ドラゴン脱落!
  B-BoyがスティーンにトルネードDDTからクロス・アーム・パイル・ドライバーで1,2,3!
  クァッケンブッシュがクァッケンドライバーNo.2を狙う。
  B-Boyは避けるとクローズラインにいき相打ち。
  クァッケンブッシュがパワー・ボム。カウント2。
  B-Boyがスインギング・サイド・ウォーク・スラムを狙う。
  クァッケンブッシュはクルーシーフィックスに返す。
  B-Boyはカウント2で返すとデス・バレー・ドライバー!
  カバーするもカウント2!
  2人は最後の力を振り絞り殴りあう。
  B-Boyがシャイニング・ウィザード!
  もう一発決める。更にコーナーのクァッケンブッシュの頭部にドロップ・キック。
  カバーするもカウントは2!
  殴り合って両者ダウン。
  クァッケンブッシュがクァッケンドライバーNo.2を決めカバー!1,2,3!
  クァッケンブッシュが優勝!
  B-Boyはトロフィーを奪うと自らの手で渡す。
  主催者他出場選手が現れる。
  今大会のMVP?は誰かと観客に聞く。
  観客の歓声が一番多かったのはスーパー・ドラゴン。
  ドラゴンにもトロフィーが贈られる。


@B-Boy、トレント・アシッドvs.ホミサイド、マフィア(Deja Vu II 03)
  ホミサイドがアシッドを圧倒し自陣に持っていきタッチ。
  アシッドはすり抜けて逃げB-Boyにタッチ。
  マフィアがB-Boyの背中を叩きつける。
  B-Boyも同じようにして蹴りつけていく。
  マフィアがチョップでお返し。
  ブラインド・タッチしたホミサイドが不意を突きエース・クラッシャー。
  カバーするもカウント2。
  ブラインド・タッチしたアシッドがホミサイドにミサイル・キックからムーンサルト。カウント2。
  アシッド、B-Boy組はホミサイドを孤立させ強烈な打撃を叩き込んでいく。
  ホミサイドは振り返すとコーナーに乗せハリケーン・ラナ。
  マフィアにタッチ。
  マフィアがハーフ・ネルソン・スープレックスからカバー。アシッドがカット。
  アシッドはホミサイドにトルネードDDT。
  4人同時に戦っている。
  アシッドがホミサイドにアサイ・ムーンサルト。
  柵にぶつけられたマフィアは観客から飲み物をもらい回復。
  3人固まっているところにトペ・スイシーダ。
  アシッドがホミサイドにマフィア・キック。
  リングに戻ったマフィアがB-Boyにフルネルソン・スープレックス。
  B-Boyをコーナーに逆さづりにする。
  向ってきたアシッドをマフィア・キックで迎え撃ち
  キャプテン・クラッチから投げ飛ばしてB-Boyにぶつける!
  アシッドがホミサイドにダイビング・クロス・ボディを狙う。
  避けられたところをB-Boyがキャッチ。
  そのままマフィアがジャーマン!
  カバーするもカウント2。
  コーナーに横たわるアシッドにキャノン・ボールを決める。
  B-Boyにネック・ブリーカーを決めると 
  アシッドにバーニング・ハンマーを狙う!
  アシッドが逃れたところにB-Boyがシャイニング・ウィザード!
  カバーするもホミサイドがカット。
  アシッドとホミサイドがマフィア・キックの打ち合い。
  アシッドがブルー・サンダー・ドライバーからコーナー上へ。
  マフィアが捕らえ雪崩式ジャーマン。
  B-Boyはマフィアに裏投げを決めると
  ホミサイドにもバック・ドロップ。
  しかしホミサイドはすぐに起き上がりビッグ・クローズライン!
  B-Boyがホミサイドにシャイニング・ウィザードを狙う!
  ホミサイドは避けてSTF。アシッドがカット。
  アシッドがホミサイドにアシッド・ボムを決めるもマフィアがカット!
  マフィアはB-Boyにバーニング・ハンマー!
  B-Boy、アシッド組のマネージャーが入ってきてマフィアにロー・ブロー。
  更にアシッドが椅子つきマフィア・キックを決める。
  ホミサイドがアシッドにマフィア・キックを決めカバー。カウントは2。
  ならばとホミサイドはコップ・キラーを狙う!
  アシッドは丸め込みに返し1,2,3!

試合結果

@1回戦:スーパー・ドラゴンvs.クリス・ボッシュ
A1回戦:エル・ジェネリコvs.エクスカリバー
B1回戦:クリス・ヒーローvs.ブランドン・トマセーリ
C1回戦:ケビン・スティーンvs.ケニー・ザ・バスタード
D1回戦:エリック・キャノンvs.マイク・クァッケンブッシュ
E1回戦:クラウディオ・カスタニョーリvs.デレク・フレイジャー
F1回戦:セイビアンvs.B-Boy
G1回戦:ネイト・ウェブvs.エベッサン
H準決勝:スーパー・ドラゴンvs.エル・ジェネリコ
I準決勝:ケビン・スティーンvs.クリス・ヒーロー
J準決勝:クラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ
K準決勝:エベッサンvs.B-Boy
Lタッグ王座戦:H8クラブ(ch)vs.DJハイド、トビー・レイン
Mグラッジ・マッチ:ブラック・アウトvs.セクシー・エディ、ネイト・ウェブ
N決勝、4コーナー・エリミネーション・マッチ:ケビン・スティーンvs.スーパー・ドラゴンvs.マイク・クァッケンブッシュ(優勝!)vs.B-Boy
@B-Boy、トレント・アシッドvs.ホミサイド、マフィア(Deja Vu II 7/20/03)