TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2005年 →CZW:Point of No Return 10/8/05

CZW:Point of No Return 10/8/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み3時間35分です。
(最初の27分はインタビュー集)

@DJハイド、ジョン・ダマーvs.ドリュー・グラック、アンディ・サマー
 大金星という演出を狙いすぎて
 試合が長いスカッシュ・マッチ同然になってしまったます・・・
 もう一押し欲しいですね。
 悪い試合。

Aエディ・キングストンvs.グラン・アクマ
 時間が短くキングストンのセール下手が出ておりアクマの立ち位置が不明瞭。
 しかしながらハード・ヒッティングな面では見所がありました。
 少し悪い試合。
 
Bタッグ王座戦:クリス・ヒーロー、クラウディオ・カスタニョーリ(ch)vs.チーム・マスターベーション
 圧倒的実力差ゆえに
 マスターベーションの尻攻め→KOWの攻めだけでクライマックスまで行ってしまいましたが
 それなりに面白くはありましたね。
 平均より少し上。

Cアイアンマン王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.エル・ジェネリコ
 こちらが勝手に想像してしまうような特別な物はありませんでした。
 しかし一定のクオリティを保っており、またクライマックスも良質で
 平均的な良試合。

Dネイト・ウェブvs.ヴォルター
 黒ずくめのマスクマン、ヴォルターが終始支配し
 ウェブが反撃しそうになるもヴォルター2号?がリング下から現れ介入で幕。
 抗争中みたいですけど、ひどい試合ですね。

Eジュニア級王座戦、4コーナー・エリミネーション・マッチ:デレク・フレイジャー(ch)vs.マイク・クァッケンブッシュvs.JCベイリーvs.ナイルズ・ヤングvs.ヘレティックvs.セイビアン
 CZWの4コーナー・マッチは練らないので
 それぞれが主張をして必然的に時間が長くなる。
 狙っているのでしょうけど試合自体の質は当然落ちます。
 結構面子は揃っているので勿体無いですね。
 最後の切り返し合いもやりすぎると逆に冷めるという典型例。
 悪くない試合。

FCZW 王座戦:ラッカス(ch)vs.ニック・ゲイジ
 途中から椅子、ラダー・スポットと加えハードコアに。
 只スポットありきな性質が強くフィニッシュも弱い。
 平均より少し上。 

Gテーブルズ&サムタックス:ジャスティス・ペインvs.ネイト・ヘイトリッドvs.トビー・クライン
 クラインが時間差で出てきますが
 それはどうでも良く余りにスロー・ペース。
 幾つかの画鋲、テーブル・スポットも単発で意味を為さない、ひどい試合。
 正義痛が画鋲スポットを受けたのは驚きましたけどそれだけ。

@UVU王座戦:JCベイリー(ch)vs.ザンディグvs.ニック・ゲイジ(UVU 7/05)
 好カードに値するだけの体を張っている事は
 アップに移されるその傷だらけの体を見れば一目瞭然ながら
 惜しいのはやはりUVUという雰囲気の作り難い空間ですね。
 長所である自由度を活かして車に乗ってのぶつかり合いを狙ったのですが
 なにせ廃車ですから動かなかったなんてオチになってしまい拍車をかけました。
 そのため必見とはいえないですね。
 トラックからのダイブで締めたりと力が入っているのは分かるのですけれど・・・。
 中々良い試合程度。

総評。
 本大会は後半失速してしまい駄目な大会になってしまいました。
 という事で目玉はUVUの方ですけれどこれ1試合だけでは勧められないですね。
 あのUVU独特の空間に魅力を感じるなら別なんですけれども・・・。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

@UVU王座戦:JCベイリー(ch)vs.ザンディグvs.ニック・ゲイジ(UVU)
  リングにはザンディグとベイリーの2人。
  ベイリーがザンディグに蛍光灯を渡す。
  まずはベイリーが軽く蛍光灯をザンディグの頭部に2発。
  ザンディグが2倍返しの1発。
  今度は竹を持つ。
  ベイリーが打つとザンディグも強烈な1発を打ち返す。
  そこにゲイジが入ってきてザンディグの背中に蛍光灯を叩きつける。
  ベイリーに場外でトラップを作るよう命じザンディグを攻撃。
  ザンディグが反撃しゲイジを担ぎ上げようとする。
  ゲイジは逃れるとベイリーとダブル・ショルダー・タックル。
  リングから場外の立てた椅子に橋渡しにした板とボンネットの上へのダブル・ブレーン・バスターを決める。
  ベイリーがザンディグをカバーするもカウント2。
  ゲイジをカバーするもカウント2。
  ゲイジとベイリーが言い合いになる。
  ゲイジがベイリーに襲いかかりブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ダイビング・ヘッド・バッドを決めカバー。
  ザンディグがカット。
  これを受けて再びゲイジとベイリーが結託。
  担いで車の上に落とす。
  ベイリーがゲイジに襲いかかり両者車の上に。
  そこにザンディグがのった車が突進。
  衝撃で2人は転落。
  ベイリーも車にのるが動かずザンディグの車にぶつけられるだけ。
  諦めて外に出る。
  ゲイジも車にのるがベイリーに蛍光灯を投げつけられ外に出る事に。
  ザンディグはベイリーにボディ・リフトを決めるとフロント・ガラスに投げ飛ばす。
  ゲイジもパワー・ボムのように担いで別の車の後部ガラスに叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  ゲイジはザンディグを振り返し車のドアにぶつける。
  窓部分にザンディグを挟むとハンマーで窓ガラスを割る。
  ベイリーは立てた椅子の上にトタンをしくと、ゲイジにその上へのブレーン・バスター。
  カバーするもカウント2。
  ベイリーはゲイジをリングに戻すと有刺鉄線を巻きつける。
  立てた椅子の上に橋渡しにした蛍光灯の下にゲイジが来るようにセットすると
  ラダー上からダブル・ストンプ。
  カバーするもカウントは2。
  ザンディグがベイリーを打ち上げローリング・ラリアット。
  もう1発。
  ゲイジにローリング・ラリアットを決めるもカットされる。
  もう1発決めるがこれまたベイリーにカットされる。
  ベイリーをボディ・リフトで担ぎ上げると場外の泥水に投げ捨てる。
  ベイリーとゲイジを連れ場外へ。
  テーブルにゲイジ、ベイリーをのせると、その上に蛍光灯の破片を降り注ぐ。
  そしてトラックの上からダイビング・ボディ・プレス。
  1,2,3!でザンディグが新UVUチャンピオンに!

試合結果

@DJハイド、ジョン・ダマーvs.ドリュー・グラック、アンディ・サマー
Aエディ・キングストンvs.グラン・アクマ
Bタッグ王座戦:クリス・ヒーロー、クラウディオ・カスタニョーリ(ch)vs.チーム・マスターベーション
Cアイアンマン王座戦:ケビン・スティーン(ch)vs.エル・ジェネリコ
Dネイト・ウェブvs.ヴォルター
Eジュニア級王座戦、4コーナー・イリミネーション・マッチ:デレク・フレイジャー(ch)vs.マイク・クァッケンブッシュvs.JCベイリーvs.ナイルズ・ヤングvs.ヘレティックvs.セイビアン
FCZW 王座戦:ラッカス(ch)vs.ニック・ゲイジ
Gテーブルズ&サムタックス:ジャスティス・ペインvs.ネイト・ヘイトリッドvs.トビー・クライン
@UVU 王座戦:JCベイリー(ch)vs.ザンディグ(新チャンピオン!)vs.ニック・ゲイジ(UVU)