TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2004年 →CZW:Cage of Death 6 12/11/04

CZW:Cage of Death 6 12/11/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

1試合目−メイヴンズ・ゲームズ
2試合目−ビーフ・ウェリントンvs.キッド・カミカゼ
 1試合目はスピード感あふれる技の品評会に
 2試合目は試合後にセクシー・エディが出てきて
 正式に開会される前から大盛り上がり。
 この2試合質は低いんですが
 アンダーカードなので盛り上げただけで一応は合格点ですね。

3試合目−マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ、グラン・アクマvs.ブラックジャック・マルシアーノ、ラリー・スウィーニー、ハロウィックド
 3試合は普通に Chikaraのメインにあるようなカード。
 リングが2つということを利用したりとルチャらしい 楽しいプロレスをしています。
 試合時間が短いのが難点ですがまあまあ良い試合です。

4試合目−オール・マネー・イズ・リーガルvs.スパイラル、ヘレティック、ゴースト・シャドウ
 どうやらレスリング・スクールの生徒なようで
 適当にインパクトのある技を出したりと質の低い試合をしています。

5試合目−アレックス・シェリー、ジョニー・ストームvs.ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス
 シェリーとストロングの抗争で組まれた試合なのに
 両者精細を欠いています。
 スティーブンスもFIPということでいまいち。
 唯一良かったストームが相変わらずの
 難易度の高い空中技を出して体裁を整えたってところ。

6試合目−ジュニア・ヘビー級王座戦、ノーDQ、フォールズ・カウント・エニウェア、ルーザーズ・リーブズCZW:ソンジャイ・ダット(ch)vs.M-Dogg 20
 ダットはましとはいえ、どちらも流れに難があり高難易度の空中殺法が見所のレスラー。
 試合としてはいまいちですが
 テーブルを使ったりといつもより
 過激なことをしているのでスポット的には見所があり
 ストーリーも中々良いものでした。

7試合目−エクストリーム・ストロング・スタイル・トーナメント決勝:ダン・マフvs.B-Boy
 いくら日本のストロング・スタイルが気合という要素が他より強いとはいえ
 ここまでしては完全に根性試しで試合とは言えない気がします。

8試合目−PWG vs.IWS:スーパー・ドラゴン、エクスカリバーvs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ
 PWGvs.IWS ですが今は全員PWG所属。
 ジェネリコとスパドラの相性は良いですね。
 両者の長所が引き出されています。
 終盤のハイ・インパクトな技の連発など
 好勝負に少し届かずの良試合。
 この試合がマッチ・オブ・ザ・ナイト。

9試合目−CZW王座戦:メサイア(ch)vs.アダム・フラッシュvs.カオス
 仮にも団体の名を冠するTOP王座なんですから
 もう少しまともな試合をして欲しいなぁと思います。
 技巧的な試合はまず無理でしょうから
 デス・マッチ的なもので何とか。
 特にこんな試合形式は高所落下スポットだけのようなものですし・・・。

10試合目−ケージ・オブ・デス、タッグ王座戦:チーム・キャッシュ(クリス・キャッシュ、JCベイリー、セクシー・エディ、ネイト・ウェブ)vs.ブラック・アウト(ラッカス、セイビアン、エディ・キングストン、ジャック・エヴァンス)
 本当に只のスポット・フェストなんですが
 余りに過激すぎるケージ天辺からのダイブが乱れ打ちで
 (ROHのスクランブル・ケージ以上)
 体を犠牲にしたレスラーへのリスペクトもかねて
 (エヴァンスがミスとはいえ死にかけた程ですし)
 これはぎりぎり好勝負にいれざるをえません。
 只最後はそれまでの過程を考えると余りにあっけなかったですけれど・・・

11試合目−ケージ・オブ・デス:H8クラブ(ジャスティス・ペイン、ワイフ・ビーター)vs.H8クラブ(ネイト・ヘイトレッド、ニック・ゲイジ)
 ひたすら凶器をぶつけ合いなんでこれも質とは無縁。
 まあCZWなんでこういうメインもありでしょう。
 前とは違いヘビー級ならではのゴツゴツとした試合です。

総評
 ちょっとスポット重視の試合が多く
 技巧的試合はまったくないといっても過言ではないです。
 一方スポットの観点から見ると
 10試合目を筆頭に中々良いものが揃っています。
 またこの興行は年間の締めに当たるものですので
 ストーリー上重要な役割を担っていますので
 他にもこの年のCZWのDVDを持っていたら
 より楽しめるでしょう(+★)。  
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

GPWG vs.IWS:スーパー・ドラゴン、エクスカリバーvs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ
  スティーンが軽くエクスカリバーを一蹴しジェネリコとタッチ。
  スパドラ対ジェネリコに。
  スパドラのハードな一発一発にジェネリコはスピードを生かし手数で対抗していく。
  ジェネリコを孤立させ痛めつけていく。
  スパドラはスティーンにミサイル・キックを決めると同時にジェネリコにセントーン。
  相手陣に立って気づかないジェネリコにタッチを受けて馬鹿にする余裕すら見せる。
  ジェネリコはサイコ・ドライバーを防ぐとトルネードDDTを決めタッチ。
  スティーンが猛攻を仕掛けていく。
  場外の2人にジェネリコがサマーソルト・ブランチャ。
  スティーンもトペ・アトミコで続く。
  ジェネリコはエクスカリバーをリングに戻しオッレッ!
  アラビアン・プレスに行くがエクスカリバーは膝を立てて防ぐ。
  スパドラがすかさずジェネリコを捕らえジャーマン、ドラゴン・スープレックス、タイガー・スープレックス。
  スティーンがカット。
  スティーンとスパドラが対峙し殴りあう。
  スティーンは打ち負けるも延髄切りを決めると起きて破りのクラブ・ストンプ。 
  エクスカリバーがスティーンに襲い掛かりツームストン。
  コーナー上へ登る。
  ジェネリコが捕らえエクスカリバーにブレーン・バスタァァァァーを狙う!
  スパドラが防ぎジェネリコにサイコ・ドライバーを狙う!
  スティーンが防ぎスパドラにパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  エクスカリバーが防ぎスティーンにタイガー・ドライバーを狙う。
  ジェネリコが防ぎドラゴン・スープレックス。
  スパドラがジェネリコにスプリングボード式スピン・キック。
  スティーンがスパドラにフラット・ライナーを決めコーナー上へ。
  エクスカリバーはスティーンの体勢を崩すとスパイダー・ジャーマン・スープレックス!
  ぶら下がっているエクスカリバーにジェネリコがバーニング・ハンマーを決め全員ダウン。
  ジェネリコがエクスカリバーにブレーン・バスタァァァァーを狙う!
  一度は殴り落とされるもすぐに戻りブレーン・バスタァァァァー炸裂!
  スパドラはコーナー上のジェネリコを捕まえると雪崩式ブルー・サンダー・ドライバー!
  スティーンがカットしスパドラにムーンサルト!カウントは2!
  ならばとパッケージ・パイル・ドライバーを狙う!
  スパドラは逃れると強烈なクローズライン。
  カバーするもジェネリコがカット。
  ジェネリコがスパドラにオッレッ!を連発。
  スパドラは2発目を避けるとチョップ、ヘッド・バッド、蹴りを連発しクラブ・ストンプ!
  そしてサイコ・ドライバーで1,2,3!
 

Iケージ・オブ・デス、タッグ王座戦:チーム・キャッシュ(クリス・キャッシュ、JCベイリー、セクシー・エディ、ネイト・ウェブ)vs.ブラック・アウト(ラッカス、セイビアン、エディ・キングストン、ジャック・エヴァンス)
  ザンディグに威嚇さブラックアウト軍のマネージャー、ロビーとメイヴェンはケージ天辺の高所に逃げる。
  そのまま試合開始。
  まずはウェブ対キングストン。
  キングストンがラダーへのパワー・ボムで反撃したところにセイビアンが加わる。
  ウェブが盛り返すも数の差で劣勢に。
  セイビアンはウェブにラダー、椅子を載せると
  コーナー上に座るキングストンの肩の上からダブル・ストンプ!
  ベイリー、エヴァンス、エディの順に加わる。
  基本ヒールは数で優位に立ち、ベビーは同じ人数になると優位に立つ。
  セイビアンがエディにコーナー上から椅子の上へのトルネードDDT!
  ラッカス、キャッシュと入場しこれで全員がそろう。 
  キャッシュは挨拶と言わんばかりにラッカスへケージ天辺からのダイビング・クロス・ボディ!
  ラッカスがエディにコーナー上から椅子に橋渡しにしたラダーへのデス・バレー・ドライバー!
  キャッシュがケージを3/4登ったところのエヴァンスを捕らえバック・ドロップ!
  ラッカスがケージ天辺の足場からムーンサルト!
  ベイリーがケージ天辺からテーブル上のキングストンにダブル・ストンプ!
  セイビアンがケージ天辺から椅子を乗せたエヴァンスにダブル・ストンプ!
  ウェブがケージ天辺からスワントーン・ボム!
  スプリングボード式の技を狙っていたウェブにキングストンがクローズライン。
  リングの間のパネルを突き破って落下したことから脱落! 
  キャッシュがキングストンとケージ外側で頭突きしあう。
  キャッシュのロー・ブローにリング内からの攻撃でキングストンは場外のテーブルに落下し脱落!
  エヴァンスがケージ天辺のベイリーを投げ落とす!
  エディがゴミ箱をかぶってケージ天辺からムーンサルト!
  ラッカスはゴミ箱をかぶったままのエディにツームストンを決め
  逆さまになっているところにポエッティック・ラッカス!その威力にゴミ箱も裂ける!
  ラッカスがエディをリングの間に投げ捨てて脱落させる!
  エヴァンスがケージ天辺からコークスクリュー450°スプラッシュにいくも避けられ後頭部を椅子に激突!
  エヴァンスとキャッシュがケージ天辺に立つ。
  キャッシュはエヴァンスをバック・ドロップの要領で場外へ投げ捨てる!
  エヴァンスはケージに掴まり切れずコンクリート上へ落下!!
  キャッシュとセイビアンがケージ天辺の足場に登る。
  キャッシュはロビーのパウダー攻撃をセイビアンに誤爆させると
  セイビアンもろとも場外の2段テーブルへ落下!
  残るはベイリーとラッカス。
  ベイリーはケージ天辺の足場に登るとベルトを手にし勝利。
  チーム・キャッシュが新タッグ・チャンピオンに!

試合結果

@メイヴンズ・ゲームズ(優勝者:デレク・フレイジャー)
Aビーフ・ウェリントンvs.キッド・カミカゼ
Bマイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ、グラン・アクマvs.ブラックジャック・マルシアーノ、ラリー・スウィーニー、ハロウィックド
Cオール・マネー・イズ・リーガルvs.スパイラル、ヘレティック、ゴースト・シャドウ
Dアレックス・シェリー、ジョニー・ストームvs.ロデリック・ストロング、エリック・スティーブンス
Eジュニア・ヘビー級王座戦、ノーDQ、フォールズ・カウント・エニウェア、ルーザーズ・リーブズCZW:ソンジャイ・ダット(ch)vs.M-Dogg 20
Fエクストリーム・ストロング・スタイル・トーナメント決勝:ダン・マフvs.B-Boy(優勝!)
Fアイアンマン王座戦:クリス・ヒーロー(ch)vs.B-Boy(新チャンピオン!)
GPWG vs.IWS:スーパー・ドラゴン、エクスカリバーvs.ケビン・スティーン、エル・ジェネリコ
HCZW王座戦:メサイア(ch)vs.アダム・フラッシュvs.カオス
Iケージ・オブ・デス、タッグ王座戦:チーム・キャッシュ(クリス・キャッシュ、JCベイリー、セクシー・エディ、ネイト・ウェブ)vs.ブラック・アウト(ラッカス、セイビアン、エディ・キングストン、ジャック・エヴァンス)
Jケージ・オブ・デス:H8クラブ(ジャスティス・ペイン、ワイフ・ビーター)vs.H8クラブ(ネイト・ヘイトレッド、ニック・ゲイジ)