TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2003年 →CZW:Best of the Best 3 4/12/03

CZW:Best of the Best 3 4/12/03の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み3時間50分です。

ミュージック・ビデオが流された後オープニング・セレモニーを行います。

@フォールズ・カウント・エニウェア(1人だけ脱落):ラッカスvs.クリス・キャッシュvs.ソンジャイ・ダット
 CZWの3ウェイと言えばこのカードでしたからね。
 独創的なスポットが幾つか見られます。
 只何やら急いていて粗い場面がちらほら。
 それでスポットだけが浮いた状態のまま
 後半は場外戦になるので修正利かず。
 最後はラッカスがキャッシュをステージから下のテーブルへ粗い投げで落としカウント3。
 少し悪い試合。
 試合後キャッシュがラッカスの脚を破壊し復讐を果たす。

A(1人だけ脱落):トニー・ママルークvs.リック・ブレードvs.トレント・アシッド
 3ウェイ・スポットを効果的に配置した試合。
 1人だけ脱落という特殊ルールを考えると
 ママルークのレスリングやアシッドとブレードの遺恨をより活かせる様な気がしますね。
 平均レベル。

B(1人だけ脱落):デランジドvs.B-Boy vs.リトル・チョロ
 初っ端から3ウェイを続けていて
 3人でしっかり考えてきたんだな、という事が伝わります。
 容姿からして同じ系統のB-Boyとチョロを一緒にして2回戦で戦わせる、というブックも良し。
 平均レベル。

C(2人だけ脱落):AJスタイルズvs.ジミー・レイブvs.ジェイソン・クロスvs.ジェイ・ブリスコ
 AJがマイク・アピールしていると欠場中だったジェイが現れ急襲。
 ザンディグの英断でジェイを加えた4ウェイに変更となりました。
 試合は特に4ウェイを練りこんだ物ではなくスポット・フェスト。
 1対1+1対1が同時進行のような形です。
 最後こそ3ウェイ・ムーブで締めましたけどね。
 ジェイのサプライズ復帰からですから
 こんな勢いで押し切る形も良いんじゃないでしょうか。
 平均より少し上。

Dロイヤル・ランブル
 無駄に時間だけかかっている代物。
 スキップ推奨です。
 ひどい試合。

E2回戦:マーク・ブリスコvs.ソンジャイ・ダット
 ラッカスが現れるもコミッショナーが試合できないとの判断を下します。
 キャッシュが現れソンジャイに襲いかかります。
 続いてマークが現れキャッシュを追い出すと
 何の説明もないままこの試合がスタート。
 おいてけぼりの中試合も意味を持ちません。
 ソンジャイがフィニッシャーを決めた所で
 コミッショナーがゴングをならし時間切れだといちゃもんをつけだします。
 ザンディグが現れ試合再開に。
 普通試合を再開させると続きですから終盤モードに入っているはずなんですけど
 なぜか1から初めて再びフィニッシャーまで持って行きます。
 いやほんと何を狙っているのか分かりません。
 ひどい試合です。

F2回戦:トレント・アシッドvs.リック・ブレード
 数え歌再びですが本人達にやる気がないんですね。
 そのため攻防は余りに演舞的で中身も空虚です。
 悪い試合。

G2回戦:B-Boy vs.リトル・チョロ
 1回戦である程度道筋はできていたはずなんですけどねぇ。
 チョロが思っていた以上に実力がなくて・・・。
 悪い試合。 

H2回戦:ジミー・レイブvs.ジェイ・ブリスコ
 レイブが一撃必殺としてのサブミッションをばらまいていたり
 ジェイがタッグに近い技の打ち方をしたりと
 技の使い方が両者共変わっていますね。
 ダメージを積み重ねぬように表現するためなのは分かるのですが余り望ましくはない。
 平均レベル。

I準決勝:トレント・アシッドvs.ソンジャイ・ダット
 最初から瞬殺狙いで飛ばしました。
 まあアシッドですからこの方が粗も出ないし良いかもしれませんね。
 最後はホミサイドの乱入により(反則にならないのか?)決着。
 これもアシッドですから特に気にならない。
 少し悪い試合。

J準決勝:ジェイ・ブリスコvs.B-Boy
 妙に気だるい試合運びでしたね。
 準決勝という事である程度疲労もあるんだろうけどね。
 平均レベルです。

KCZW王座戦:メサイア(ch)vs.ニック・ゲイジ
 脚攻め、ステージから下へのテーブル・スポット
 そしてリングに戻った後ヘイトリッドの裏切りで幕、と
 ネタは揃っているので見れましたね。
 平均レベル。

L決勝:B-Boy vs.ソンジャイ・ダット
 これまで通り特に優れた点がある訳じゃないんですよねぇ。
 必殺技を返して必殺技・改を見せた事で
 決勝なんだなぁ、という雰囲気で終われましたけど。
 それだけなんだよなぁ。
 平均より少し上。

 試合後参加者とザンディグがリングに終結し優勝トロフィーとMVPトロフィーの授与。

総評
 メンバーがやや弱く化学反応を起こしそうなカードも難しそうですが
 まったく良い試合がない、ってのは完璧な期待外れですよ。 
 (執筆日:5/2/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@フォールズ・カウント・エニウェア(1人だけ脱落):ラッカスvs.クリス・キャッシュvs.ソンジャイ・ダット
A(1人だけ脱落):トニー・ママルークvs.リック・ブレードvs.トレント・アシッド
B(1人だけ脱落):デランジドvs.B-Boy vs.リトル・チョロ
C(2人だけ脱落):AJスタイルズvs.ジミー・レイブvs.ジェイソン・クロスvs.ジェイ・ブリスコ
Dロイヤル・ランブル(優勝:ネイト・ヘイトリッド)
E2回戦:マーク・ブリスコvs.ソンジャイ・ダット
F2回戦:トレント・アシッドvs.リック・ブレード
G2回戦:B-Boy vs.リトル・チョロ
H2回戦:ジミー・レイブvs.ジェイ・ブリスコ
I準決勝:トレント・アシッドvs.ソンジャイ・ダット
J準決勝:ジェイ・ブリスコvs.B-Boy
KCZW王座戦:メサイア(ch)vs.ニック・ゲイジ
L決勝:B-Boy(優勝!)vs.ソンジャイ・ダット