TOPアメリカン・プロレスCZWCZW 2002年 →CZW:Beyond the Barrier 10/12/02

CZW:Beyond the Barrier 10/12/02 の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間30分です。

@ガントレット・マッチ:デレク・フレイジャーvs.ハリケーン・キッドvs.ジョシュ・プロヒビションvs.ニック・バーク
 面子は意外に揃っているんですが
 肝心のガントレットの配分が良くなく思ったほどの出来にはならず。
 最初のフレイジャーvs.キッドなんて
 瞬殺にした方がどちらにとっても良かったですね。
 少し悪い試合。

Aジョン・ダマーvs.グレッグ・マシューズ
 たいした事は出来ないので客に媚を売った後は
 唐突にレベルの介入で終了。
 ひどい試合。
 試合後マシューズ、レベルにリンチされるダマーを助けようと
 他の練習生が現れるもLOBOらレベルズ・アーミーに蹴散らされる。
 アーミーは敵対するH8クラブにメッセージを送った後
 フラッシュは忠誠心が足りない、といってリンチ。
 そこにメサイア、ヘイトリッドが現れアーミーを蹴散らします。
 フラッシュはライバルのメサイアに助けられたために微妙な心境な様子。
 メサイアはフラッシュに組んで奴らと戦おう、と呼びかけるもフラッシュはのってこない。
 ならば再び俺とアイアン・マン王座戦をやれ、と言うとフラッシュも応じる。

Bアイリッシュ・ドリンキング・チームvs.GQ、クリス・キャッシュ
 最初から最後まで適当にやっています。
 ひどい試合。

Cラッカスvs.ソンジェイ・ダット
 ただ身体能力を活かすのではなく個性を加えているのがこの2人らしいですね。
 やや試合運びが弱いですが途中から椅子を軽く、
 そして最後には強めに使って補っています。
 まあまあ良い試合。
 試合の最後でキャッシュがラッカスを援護すると見せかけ攻撃しましたが試合後にはソンジェイも不意をついて攻撃。
 ラダーに登ってアピールしていると起き上がったラッカスが捕らえられ場外テーブルに投げられます。 

Dニック・モンドvs.ジョニー・カシュミア
 テーブルを挟んだ対角コーナー上に2人が立って飛ぶ等
 それは無いのでは?というスポットや微妙な動きが目立ちますが
 遺恨表現は良いハードコア戦でした。
 悪くない試合。
 アシッドが蛍光灯を差し入れてカシュミアが勝利。
 その後解雇されたはずのリック・ブレードが登場しバックシート・ボーイズにダイブを食らわせます。

 妻殴りとスマックが登場。
 スマックは全てをやってきた妻殴りこそCZWだと言い、
 妻殴りは残念ながら引退する事にした、と告げる。
 ベビーもヒールも関係なくCZWレスラーが現れワイフビーター・チャントを起こす。
 妻殴りは一言Thank youと言うとシャツやネクタイを観客席に投げ込む。
 リングを降りると観客とタッチしレスラー達とハグ。
 
EM-Dogg 20vs.トレント・アシッド
 合わせているのにアシッドが動きを崩して微妙な雰囲気でスタート。
 その後M-Doggの珍しい技から歓声を取り戻すも
 技だけで盛り上げておりアシッドの粗さも変わらず。
 しかしアシッドがミスしてM-Doggが首から落ちた場面で
 それをもう1回行う事でミスにしなかった機転には感心しましたし
 この辺りから移入度が高まって熱のこもった攻防が繰り広げられました。
 悪くない試合。
 試合はカシュミアが乱入し反則裁定。
 その後ブレードが現れボーイズとセキュリティを蹴散らします。
 レベルズ・アーミーが現れるとブレードは中指を立てて去っていきます。

Fアイアン・マン王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:アダム・フラッシュ(ch)vs.メサイア
 フラッシュが一大ヒール軍団にはぶられたヒール、
 と只でさえ微妙なポジションなのに
 試合は有刺鉄線ボード、柵、蛍光灯、実況席からのテーブル葬と
 各凶器、スポットを淡々と披露するだけのもの。
 フィニッシュもLOBOのフラッシュへの椅子攻撃からですしね。
 悪い試合です。
 試合後フラッシュとメサイアは握手。

GCZW王座戦、3本勝負(1本目:サブミッション・マッチ、2本目:フォールズ・カウント・エニウェア、3本目:4コーナーズ・オブ・ヘル):ジャスティス・ペイン(ch)vs.ニック・ゲイジ
 1本目、ゲイジには無茶すぎる形式でしたが
 意外にできる正義痛が様々な攻めを見せた後
 良くぞ思いついたというフィニッシュで乗り切りました。
 2本目は形式通り場外戦となりましたが
 思ったより疲労感を出していてステージでの必殺技でフィニッシュ。
 実況席からダイブでもあると思ったんですけどね。
 やや期待外れ。
 3本目はコーナーのポールに凶器がセットされベルトが上空に吊るされた形式。
 2本目の延長でやたら疲労感がありながらも
 4つの凶器+ラダーを使っているので勝利によるカタルシスで
 メインとして完成されるだろうと思っていました。
 しかし待っていたのは会場が突然暗転、照明がつくとベルトがなくなっていてノー・コンテストというフィニッシュ。
 これはひどいですね。
 平均レベル。
 試合後ザンディグがLOBOがやったんだろ、と言ってケージ・オブ・デス戦を行う事を決定するのですが
 実は真犯人が存在するためLOBOは姿を現さず締まりません。
 その後呼び出した妻殴りに引退前に後1回ザンディグvs.妻殴りをやろうと言って
 妻殴りも応じる事で誤魔化していますが感心しませんね。
  
総評。
 ストーリー上の動きはあったけれど、試合が低調で微妙な大会です。
 (執筆日:6/26/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

GCZW王座戦、3本勝負(1本目:サブミッション・マッチ、2本目:フォールズ・カウント・エニウェア、3本目:4コーナーズ・オブ・ヘル):ジャスティス・ペイン(ch)vs.ニック・ゲイジ
  組んで離れる。
  ゲイジが殴ってみろと顔を差し出す。
  殴りかかってきたペインのパンチをガードすると殴りつけていく。
  ロープに振るとヒップ・トス。
  ペインはゲイジをコーナーに押し込むとベリー・トゥー・ベリー。
  ストンピングで起き上がらせない。
  コーナーに振る。
  ゲイジのクローズラインを避けると背中に蹴り、パンチ。
  コーナーに振りショルダー・スルー。
  バタフライ・ロックに捕らえる。
  アーム・バーに移行する。
  離す。
  コーナーに振ると突進。
  ゲイジはカウンターでバック・エルボー。
  ロープに振りアトミック・ドロップ。
  パワー・ボムを狙う。
  ペインはサンセット・フリップに切り返して逃れるとSTF。
  ゲイジの脚を捻ってニーを入れる。
  回転して脚を捻る。
  ロープに振るとクローズラインへ。
  ゲイジは避けるとジャーマン。
  もう1発狙う。
  ペインはバックを取り返すとジャーマン。
  もう1発狙う。
  バックの取り合い。
  ゲイジが逃れようとしたペインを引きとめガット・バスターを決める。
  背に担ぐとリングに叩きつける。
  フロッグ・スプラッシュへ。
  しかし避けられ脚を痛める。
  ペインが変形の4の字を決める。
  ゲイジが何とか外す。
  ペインはゲイジをロープに振るとクローズライン。
  DDTを狙う。
  ゲイジがニー・クラッシャーに切り返す。
  脚を取ろうとする。
  ペインがトライアングル・チョークに返そうとする。
  ゲイジは防いで起こすとバック・ブリーカー。
  もう1発。
  3発目。
  4発目を狙う。
  ペインがギブ・アップする。
  ゲイジが先取(8分)!
  
  ゴングが鳴るなりゲイジが突進しクローズライン。
  トップ・ロープ越しに場外へ放り捨てる。
  柵に振ってぶつける。
  頭部に椅子攻撃。
  カバーするもカウント2。
  柵に振ってぶつける。
  入場ゲートの方へ。
  戻ると鉄柱にぶつける。
  背中に椅子攻撃。
  リングに戻る。
  椅子を持ってくる。
  ペインが近づいてきたゲイジに椅子越しのニール・キック。
  背中に椅子攻撃。
  セカンド・ロープから飛びついてDDT。
  腰が痛む様子。
  ゲイジをコーナーに振り椅子を投げつける。
  脚を踏み鳴らすとフェイス・ウォッシュを狙う。
  ジョーイが脚を掴んで倒す。
  ペインは場外に降りるとジョーイに詰め寄る。
  ゲイジが横からペインにスライディング・キック。
  柵にぶつける。
  柵にぶつけようとする。
  ペインがアーム・ドラッグに切り返してゲイジを柵にぶつける。
  柵の上にのるとそこからムーンサルト。
  ジョーイを掴むと柵にぶつけテーブルにぶつける。
  リングに入ると場外のゲイジめがけダイブ。
  カバーするもカウントは2。
  リングに戻すと手を取って蹴りを放っていく。
  ゲイジがガードしもう片方の手も取る。
  ペインがその状態からサンセット・フリップ。カウント2。
  突き飛ばしてゲイジを落とす。
  入場ゲート横の網にぶつける。
  テーブルにぶつける。
  テーブルの上にのるとパワー・ボムを狙う。
  ゲイジがリバース・スープレックスに返しカバー。カウントは2。
  ステージにのせる。
  エルボーからクローズライン。
  クローズラインへ。
  ペインが受け止めペイン・ドリラー。
  カバーし1,2,3!
  これで1−1(9分)!

  両者ダウンしている。
  ペインは起き上がるとリングの方へ。
  リング・アナウンサーを捕まえ場外でブレーン・バスター。
  各コーナーにポールが設置されその上に凶器が吊るされる。
  そしてベルトが上空に吊るされる。
  ペインは別のスタッフに椅子を叩きつけようとするも避けられる。
  ゲイジに椅子を投げつけカバー。
  レフェリーはベルトを取らなければ駄目だと説明。
  ペインはジャンプするも届くわけが無い。
  レフェリーを踏み台にするも同じ。
  ゲイジにDDT。
  ラダーをリングに投げ入れぶつける。
  コーナーに上り画鋲を手に仕掛けるも止める。
  ゲイジがペインに蹴りを入れブレーン・バスター。
  コーナーに上り画鋲を手に入れる。
  画鋲をリング中央に撒く。
  ゲイジは画鋲を口に含んで吹いてみせる。
  ペインを起こすとバック・ドロップを狙う。
  抵抗するペインに画鋲の上にバック・ドロップ。
  画鋲をペインの胸にのせる。
  コーナー上へ。
  ペインは起き上がるとゲイジに雪崩式エクスプロイダー。
  コーナーに上るとホッチキスを手に入れる。
  腕にホッチキス。
  ゲイジのシャツをまくり上げ頭部にホッチキス3連発で止める。
  ゲイジがシャツを戻す。
  ペインが腹に背中に頭部にホッチキス。
  ロープにもたれかかったゲイジにニー・ストライクを狙う。
  ゲイジは避けて自爆させると股間にホッチキス。
  頭部にホッチキスで紙幣を止める。
  コーナーに上ると蛍光灯束を手に入れる。
  画鋲の上にセットしラダーを立てる。
  ペインが隙をついてロー・ブロー。
  ラダーに登っていく。
  ラダーを超えるようにゲイジにブランチャを決め蛍光灯に叩きつける。
  蛍光灯をコーナーの上にのせる。
  ペインが振って蛍光灯にぶつけようとする。
  振り返されかけるも更に返してラダーにぶつける。
  コーナーの上にのった蛍光灯をぶつける。
  股間に蛍光灯をぶつける。
  コーナーの上にのり有刺鉄線バットを手に入れる。
  ラダーの上に有刺鉄線バットをおく。
  その上に腹からゲイジを落とす。
  ラダーをダウンしたゲイジの上に立てる。
  ラダーを登っていく。
  ゲイジが倒すとペインが場外に落ちる。
  ゲイジはテーブルを片方の脚だけ立てる。
  ペインがリングに入る。
  ゲイジがラダーを登っていく。
  会場が暗転する。
  誰かがラダーを登っている様子。
  照明が戻る。
  ゲイジがラダーを登っていくもベルトがない。
  仕方なくノー・コンテストとなる(14分)!
  何者かがマイクでゲイジを嘲笑う。
  会場からはBullshitチャント。
  ペインはマイクを取るとゲイジに残念だったな、と言う。
  ゲイジが腹いせにフェイス・ウォッシュ。
  ゲイジは腹いせにジョーイにフェイス・ウォッシュ。
  ザンディグが現れこれはBullshitだ、LOBOの仕業なんだろ、と言う。
  誰がやったんだ、と叫ぶ。
  LOBOが望もうと望むまいとケージ・オブ・デスを行うと宣言。
  ワイフビーターが引退すると聞いたが
  お前はまだ引退するべきではない、と言う。
  ワイフビーターが登場。
  ザンディグが言葉をかける。
  観客からは1More Matchと言う。
  最後にワイフビーターvs.ザンディグをもう1度行おうと言う。
  それもI Quitマッチでだと言うとハグ。

試合結果

@ガントレット・マッチ:デレク・フレイジャーvs.ハリケーン・キッドvs.ジョシュ・プロヒビションvs.ニック・バーク
Aジョン・ダマーvs.グレッグ・マシューズ
Bアイリッシュ・ドリンキング・チームvs.GQ、クリス・キャッシュ
Cラッカスvs.ソンジェイ・ダット
Dニック・モンドvs.ジョニー・カシュミア
EM-Dogg 20vs.トレント・アシッド(DQ)
Fアイアン・マン王座戦、フォールズ・カウント・エニウェア:アダム・フラッシュ(ch)vs.メサイア(新チャンピオン!)
GCZW王座戦、3本勝負(1本目:サブミッション・マッチ、2本目:フォールズ・カウント・エニウェア、3本目:4コーナーズ・オブ・ヘル):ジャスティス・ペイン(ch)vs.ニック・ゲイジ(ノー・コンテスト)