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CZW:they said it couldn't be done! 6/25/00の分析


名勝負 なし
好勝負 200ライト・チューブ・デス・マッチ:ワイフビーターvs.ニック・ゲイジ

1枚組み約1時間40分です。
Cage of Death 2と
合同パッケージになっています。

今回は野外興行となっています。

パスター・ジムが何やら傲慢な事でも言っていると
ズボンに火をつけられ醜態を晒すことに。

@ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&エクスプローディング・テーブルズ・デス・マッチ:LOBOvs.ザンディグ
 装置の都合上いきなりこんな試合が。
 2ロープが有刺鉄線に置き換わり
 別2ロープがなくて有刺鉄線付きテーブルが設置されています。
 このテーブルと有刺鉄線に爆破装置がついているという代物。
 これが米国初の爆破系試合となります。
 6分と短いし、爆破の威力には?マークがつく上
 最後の爆破が作動しないというアクシデントもありましたが
 数え歌ですし安定した内容で、結構楽しめたのも確か。
 平均より少し上。

Aファンズ・ブリング・ザ・ウェポン・バトル・ロイヤル
 どうしようもない奴らを集めて
 (足りないので女子も出てきますが勿論凶器被弾はなし)
 とてもファン持込とは思えない平凡な凶器群をぬるく使って
 只の時間稼ぎ以外の何物でもない。
 ついでに中身はロイヤル・ランブルでした。
 版権の都合で使えないのでしょうね。 

Bロッキン・レベルvs.ニック・バーク
 優勝したレベルにバークが襲い掛かって
 この試合になったのですが
 おまけみたいなもので2,3分で決着。

Cジュニア級王座戦:トレント・アシッド(ch)vs.リック・ブレード
 クルーザー級らしい素早い攻防と
 派手な空中技で構成された試合。
 CZWらしいテーブルやトレーラーからのダイブもあったが
 フィニッシュはやや物足りない(頭脳作戦と言えなくも無いのだが・・・)
 平均的な良試合。

Dニック・モンドvs.ジャスティス・ペイン
 モンドが各スポットを受けていき平均レベルのデス・マッチに。
 それにしても正義痛は全然受けないね。

E200ライト・チューブ・デス・マッチ:ワイフビーターvs.ニック・ゲイジ
 今や定番の試合形式ですけど、これが米国における元祖。
 そのためか淡々と蛍光灯を叩きつけて行くのですが
 まあ、これがまた妻殴りの無骨な
 (本名がプリンスとは思えない)スタイルにはまって
 妙に言い得ぬ雰囲気を醸し出しております。
 蛍光灯は少し残ってましたが
 上半身裸で躊躇無く被弾していった
 その姿の前には文句も言えないですね。
 最近姿を消しているけど
 また見たいなと思わされました。
 一方のゲイジは初の200本蛍光灯マッチをまかされて
 不満があるわけも無く、八つ当たりの怒涛の攻めは見られませんでしたが
 しっかりと良い所を見せていますよ。
 これはぎりぎり好勝負でしたね。
 
総評。
 米国初お披露目の両デス・マッチがあり
 他の試合も悪くない。
 正直CoDのおまけかと思っていたら
 まったく逆の内容でCoDがおまけでしたね。
 これも野外興行でしたが
 CoDみたいに暗くなって見えないなんてポカはないし。
DVD Rating:★★★☆☆

注目試合の詳細

@ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&エクスプローディング・テーブルズ・デス・マッチ:LOBOvs.ザンディグ
  LOBOが不意打ちを仕掛け蛍光灯束を叩きつける。
  ザンディグが振り返してLOBOを有刺鉄線にぶつけようとする。
  寸前で踏み止まられるがパワー・スラムを決める。
  ブレーン・バスター連発からミチノク・ドライバーへ。
  LOBOが逃れてリバースDDT。
  LOBOが有刺鉄線に振ろうとする。
  しかし振り返され接触、爆破!
  ザンディグは余裕かTシャツを脱いで見せる。
  そしてノー・ロープの端にふらつくLOBO目掛け突進。
  LOBOがショルダー・スルーに切り返すも
  勢いに押され両者有刺鉄線付きテーブル上に落下し、爆破!
  ザンディグがLOBOから椅子を奪い椅子を叩きつける。
  リングに戻し、もう片方の有刺鉄線にLOBOを振り飛ばし爆破!
  更にテーブルに落とそうとリフト・アップへ。
  LOBOが逃れ切り返し合う。
  最後はLOBOがザンディグを抱え上げ
  リングから有刺鉄線付きテーブルへのデス・バレー・ドライバー!
  なぜか爆発はせず。
  LOBOはザンディグの背中に蛍光灯束を叩きつけリングに戻す。
  その時謎の巨漢が現れLOBOにチョーク・スラム。
  ザンディグにカバーさせ1,2,3!
  ザンディグが余計な事するなと巨漢を突き飛ばし、
  その男は関係者によって連行される。
  

E200ライト・チューブ・デス・マッチ:ワイフビーターvs.ニック・ゲイジ
 
  妻殴りがスープレックスを決めるも
  ゲイジはすぐに起き上がり両者蛍光灯を手にする。
  蛍光灯同士がぶつかり割れるも妻殴りがその破片を叩きつけ先手を取る。
  蛍光灯を叩きつけて行く。
  クローズラインで蛍光灯の上に倒そうとする。
  ゲイジは避けて蛍光灯の上へのバック・ドロップ。
  蛍光灯を持たせローリング・パンチ。
  カバーするもカウント2。
  蛍光灯の上へのブレーン・バスター。
  クローズラインで蛍光灯の上に倒そうとする。
  妻殴りは避けると同時にパワー・スラム。
  Tシャツを脱がせバットを叩きつける。
  リフト・アップし蛍光灯ロープに投げつける。
  椅子を手にする。
  その隙を付きゲイジが蛍光灯を叩きつけ椅子を叩きつける。
  リング内へのブレーン・バスターを狙う。
  妻殴りが耐える。
  ゲイジは狙いを変えサンセット・フリップ・パワー・ボムで地面の蛍光灯に叩きつける。
  リングに戻し蛍光灯を叩きつける。
  カバーするもカウント2。
  妻殴りがショルダー・スルーでゲイジをコーナーの蛍光灯にぶつける。
  蛍光灯を載せると芝刈り機で一撃。
  ゲイジが不意を突いてDDT。
  ドアをコーナーに立てかけパワー・ボム。
  画鋲付きグローブで殴りつける。
  テーブルをリングに立てると
  その上に乗せ蛍光灯と共に乗せフロッグ・スプラッシュで1,2,3!

試合結果

@ノー・ロープ・バーブド・ワイヤー&エクスプローディング・テーブルズ・デス・マッチ: LOBOvs.ザンディグ
Aファンズ・ブリング・ザ・ウェポン・バトル・ロイヤル(優勝:ロッキン・レベル)
Bロッキン・レベルvs.ニック・バーク
Cリック・ブレードvs.トレント・アシッド(ノー・コンテスト)
Dニック・モンドvs.ジャスティス・ペイン
E200 ライト・チューブ・デス・マッチ:ワイフビーターvs.ニック・ゲイジ