TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2013年 →Chikara:Aniversario:Never Compromise 6/2/13

Chikara:Aniversario:Never Compromise 6/2/13の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ウルトラマンティス・ブラック、フライトメア、ハロウィックド(SE)vs.アークティック・レスキュー・アント、ミサイル・アサルト・アント、オービット・アドベンチャー・アント(CXF)
Bダッシャー・ハットフィールドvs.デリリウス
Cアザイル・アント、ファイヤー・アント、グリーン・アント(C)vs.ブラスター・マクマッシヴ、マックス・スマッシュマスター、フレックス・ランブルクランチ(DC)

Dサーコファガス・マッチ:アマシスvs.オフィディアン
 まったく抑制することなく100%全力で飛び回りながら
 何とかプロレスとして形をつけにいった最初の攻防はインパクト抜群。
 ロウ・キーvs.レッドのような打撃スタイルやMMAスタイルにおいて
 時々こういうのはあったけれどハイ・フライ・スタイルでやったのが珍しく、
 また新しい境地を開拓できる可能性に満ち溢れていた。
 しかし褒めれるのはここだけ。
 長らく温めてきたものの抗争だったが
 打撃はいまいちで遺恨を感じさせはしない。
 そして何より形式が駄目。
 棺桶マッチですが問題は棺桶が入場ステージにあるということ。
 エプロン横ならまだ近いですが、
 これだとリングでどんな攻防をしようと関係ない距離といえる。
 同時にステージからリングに戻るということは
 それだけでグダつくし何も理由がつきません。
 最後には催眠術ネタも出てきて呆れ果てるし、
 オフィディアンが自分のマスクの下にアマシスのマスクをつけていたのも良く分かりません。
 30分もの価値はない悪くない試合程度。

Eカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ギャヴィン・ラウドスピーカーvs.ティム・ドンスト

Fタッグ王座戦、3本勝負:スコット・パーカー、シェイン・マシューズ(3.0)(ch)vs.ジグソウ、ザ・シャード(PoH)
 ジグソウは小気味良い動きで
 シャードはジグソウとは違い動きを敢えて抑える形で受けています。
 合体技を転換点に持ってくると一気にまとめてあげて1本。
 2本目。
 適度な一進一退ですね。
 特にジグソウのアクションが素晴らしくかった。
 状況を限定しながらそれに甘んじず一瞬も手を抜いていない。
 所謂クライマックス的攻防はないものの納得のフィニッシュ。
 3本目。
 そのままPoHがリバース・ツームストンでジグソウを仕留めにいこうとして、
 一発決まれば終わるのでは、と緊張感ある攻防。
 セコンドの交え方が秀逸でしたね。
 中々良い試合。
 
Gグランド王座戦:エディ・キングストン(ch)vs.イカルス
 キングストンが敢えて技一発で止め間で魅せてきます。
 彼は受け表現で勝負する選手でしたが、
 今回は攻めでフラストレーションを表現して見せました。
 ジャケットを着ずに試合に臨んだイカルスも
 ベビーフェイスとしての痛がり方で盛り上げる。
 またセンスあるカウンターと共に格好良く技を決めるので
 違和感を覚えさせずに応援させます。
 雰囲気も乗ってきたところでレフェリー気絶や椅子追加、CHIKARAスペシャルで盛り上げ。
 最後は黒服の男たちが雪崩れ込み撤収させる、という
 前代未聞のコントロバーシャルなエンディング。
 いつもと違う形で試合を作っていたので
 事前に聞いていたよりも見てみるとこの終わり方は受け入れられましたね。
 好勝負に少し届かず。

総評
 Chikara最後のiPPV。好勝負はないものの特別な試合はある。
DVD Rating:★★☆☆☆
(執筆日:4/?/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ウルトラマンティス・ブラック、フライトメア、ハロウィックド(SE)vs.アークティック・レスキュー・アント、ミサイル・アサルト・アント、オービット・アドベンチャー・アント(CXF)
Bダッシャー・ハットフィールドvs.デリリウス
Cアザイル・アント、ファイヤー・アント、グリーン・アント(C)vs.ブラスター・マクマッシヴ、マックス・スマッシュマスター、フレックス・ランブルクランチ(DC)
Dサーコファガス・マッチ:アマシスvs.オフィディアン
Eカベジェラ・コントラ・カベジェラ:ギャヴィン・ラウドスピーカーvs.ティム・ドンスト
Fタッグ王座戦、3本勝負:スコット・パーカー、シェイン・マシューズ(3.0)(ch)vs.ジグソウ、ザ・シャード(PoH)(新チャンピオン!)(2-1)
Gグランド王座戦:エディ・キングストン(ch)vs.イカルス(ノー・コンテスト)