TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2012年 →Chikara:King of Trios Night Three 9/16/12

Chikara:King of Trios Night Three 9/16/12の分析


名勝負 なし
好勝負 豊田真奈美、米山香織vs.コマンド・ボリショイ、倉垣翼

KoT決勝:マイク・ベネット(ROH)、マット・ジャクソン(ROH)、ニック・ジャクソン(ROH)vs.ウルトラマンティス・ブラック(SE)、ハロウィックド(SE)、フライトメア(SE)

@KoT準決勝:里村明衣子(SG)、ダッシュ・サチコ(SG)、仙台幸子(SG)vs.マイク・ベネット(ROH)、マット・ジャクソン(ROH)、ニック・ジャクソン(ROH)

AKoT準決勝:チャック・テイラー(FIST)、イカルス(FIST)、ジョニー・ガルガーノ(FIST)vs.ウルトラマンティス・ブラック(SE)、ハロウィックド(SE)、フライトメア(SE)

Bオフィディアンvs.サタリーン

C10チーム・ガントレット・タッグ・マッチ

Dえべっさん(Opro)、タコヤキーダ(Opro)、シェイン・マシューズ(3.0)、スコット・パーカー(3.0)vs.コルト・カバナ、ダークネス・クラブツリー、スワンプ・モンスター、ヨーネル・サンダース(Opro)
 試合前に観客がカナダの国歌を斉唱したように
 観客もこのコメディー・マッチを最大限に楽しもう、というスタンス。
 一人一人が持ち前の笑いネタを見せて行きました。
 フルーツバスケットなどブックによるスポットもあり、
 中々レベルの高い?コメディー・マッチでした。
 好勝負に少し届かず。

E豊田真奈美、米山香織vs.コマンド・ボリショイ、倉垣翼
 米山とボリショイが見事にクリックした攻防。
 体格差を使いつつも米山がパワー・ファイターではなく
 クイックな動きで盛り上げているのが印象的です。
 まさかここまで俊敏に動けるとは思いませんでした。
 一方で倉垣はその資質を想像以上に証明。
 米山をボディ・リフトした時も驚きでしたが、
 終盤では米山のみならず豊田もまとめてアルゼンチン・バック・ブリーカーして見せました。
 豊田はレジェンド・レスラーとして
 他の3人の邪魔をしない程度に要所で観客の視線を一手に集め貢献していました。
 4人全員が魅力を最大限に発揮して見せ場を次々と提供。
 ルールに縛られない豊かな変化で最後まで終始盛り上げました。
 文句なしに好勝負。
 (執筆日:11/18/12)

Fジグソウvs.タダスケ(Opro)

GKoT決勝:マイク・ベネット(ROH)、マット・ジャクソン(ROH)、ニック・ジャクソン(ROH)vs.ウルトラマンティス・ブラック(SE)、ハロウィックド(SE)、フライトメア(SE)
 ベネットのロープ・ワーク、孤立時のフライトメアの抵抗など
 とても決勝にくるべきレスラーとは思えないシーンもありました。
 攻防も余りに人為的過ぎるきらいがあります。
 ただそれを除けば頑張っていることは認めざるをえない。
 ベネットはジャクソンの片割れと入れ替わって連携技を見せる一方で、
 パワー・ファイターとしての個性を提示していました。
 DDT4優勝など実績十分のYバックスの煽りはここでも鉄板です。
 SEは特筆すべき働きをしていませんでしたが
 実績のないChikara勢という意味では観客も応援しやすかったでしょう。
 そこにマンティスが花道でスパイク・パイル・ドライバーを食らうとか
 バティリを率いて新勢力になりそうなデリリウス軍の乱入→クロスボーンズによる排除など
 ドラマチックな筋書きが華を添えていました。
 ぎりぎり好勝負。

総評
 3日目にしてようやく歯車がはまった形。
 個性溢れる参加者が適切な試合に納まり見所のある大会になっています。
DVD Rating:★★★★☆
(執筆日:9/16/12)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@KoT準決勝:里村明衣子(SG)、ダッシュ・サチコ(SG)、仙台幸子(SG)vs.マイク・ベネット(ROH)、マット・ジャクソン(ROH)、ニック・ジャクソン(ROH)
AKoT準決勝:チャック・テイラー(FIST)、イカルス(FIST)、ジョニー・ガルガーノ(FIST)vs.ウルトラマンティス・ブラック(SE)、ハロウィックド(SE)、フライトメア(SE)
Bオフィディアンvs.サタリーン
C10チーム・ガントレット・タッグ・マッチ(勝者:1-2-3-キッド(WWF)、マーティ・ジャネッティ(WWF))
Dえべっさん(Opro)、タコヤキーダ(Opro)、シェイン・マシューズ(3.0)、スコット・パーカー(3.0)vs.コルト・カバナ、ダークネス・クラブツリー、スワンプ・モンスター、ヨーネル・サンダース(Opro)
E豊田真奈美、米山香織vs.コマンド・ボリショイ、倉垣翼
Fジグソウvs.タダスケ(Opro)
GKoT決勝:マイク・ベネット(ROH)、マット・ジャクソン(ROH)、ニック・ジャクソン(ROH)vs.ウルトラマンティス・ブラック(SE)、ハロウィックド(SE)、フライトメア(SE)(優勝!)