TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2011年 →Chikara:High Noon 11/13/11

Chikara:High Noon 11/13/11の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

@ジグソウvs.エル・ジェネリコ
 PPVからはカットされたので9分と短め。
 Uストリームで配信されたそうです。

Aヤング・バックスvs.ザ・コロニー
 敬礼ネタから観客を楽しませると
 ルチャ・ルールを利用した流れるような一進一退。
 2試合目という事で時間はそんなに長くないので
 当然スポットを詰め込みたい所はあるものの
 決してタッグの形を疎かにしていないのが素晴らしいですね。
 タッチしたファイヤーがヘッド・シザースから
 もう一人にトルネードDDTという神業を決め、
 更にスプリングボード式ダイブと大盛り上がり。
 織り交ざり方はまだ工夫の余地があるものの、
 合体技が豊富且つ素晴らしいフィニッシュで、
 是非メインでリマッチを行って欲しいと思うと同時に、
 この試合だけでも大満足の内容でした。
 好勝負に少し届かず。 

Bヤコブ・ハマーミュラー(BdK)vs.サラ・デル・レイ
Cグリーン・アントvs.トゥルサス(BdK)
Dコルト・カバナvs.アーチボールド・ペック
Eグレゴリー・アイアンvs.イカルス
Fマスクvs.ヘア/アイ・オブ・ティール:ウルトラマンティス・ブラック、ハロウィックドvs.アーレス、ティム・ドンスト(BdK)
 敗者一人が失うという条件で
 最後は髪を失うことを恐れたドンストがカットにいかずアーレスが敗北。
 アイ・オブ・ティールはマンティスの元に戻り、デリリウスも開放されることに。

G初代グランド王座戦:マイク・クァッケンブッシュvs.エディ・キングストン
 まずはクァックがジャべを、
 エディはそれを嫌って打撃を打ち込む、という明確な色分け。
 クァックはエディの痛めている脚を攻め、
 エディはサブミッションを食らっている時に痛がりながら抵抗する。
 プロレスっぽいデフォルメながら
 プロレスの約束に縛られていないエディ独特の見せ方です。
 ディティールでこの試合にかける気迫を感じさせながら終盤へ。
 クァックのサブミッションは複雑で
 一つ一つの見せ場で本当に決着するのではないか、と思わせます。
 ダイビング・ニー自爆で今度はクァックが脚を痛めます。
 これがドラマチックな展開を導きます。
 コーナー上に立ったクァックの足にエディがバックフィストを叩き込んだスポットは素晴らしかったですね。
 エディが脚への攻撃をやり返した上で最後は打撃の打ち合いから
 エディがダイナミックな投げ+バック・フィストでフィニッシュ。
 観客が一体となったエンディングをもたらしました。
 ドラマ押しが強く他の団体と比べて重みが足りない欠点も出たものの
 初代王座戦にふさわしい素晴らしい試合でした。
 好勝負に少し届かず。

総評
 初iPPVということで中盤をファン・マッチで固める構成。
 メインもあくのつよい内容でやや評価はぶれる所かもしれませんが
 どちらにせよChikaraファン必見の新たな門出となる大会。
DVD Rating:★★★☆☆
(執筆日:12/11/11)

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジグソウvs.エル・ジェネリコ
Aヤング・バックスvs.ザ・コロニー
Bヤコブ・ハマーミュラー(BdK)vs.サラ・デル・レイ
Cグリーン・アントvs.トゥルサス(BdK)
Dコルト・カバナvs.アーチボールド・ペック
Eグレゴリー・アイアンvs.イカルス
Fマスクスvs.ヘア/アイ・オブ・ティール:ウルトラマンティス・ブラック、ハロウィックドvs.アーレス、ティム・ドンスト(BdK)
G初代グランド王座戦:マイク・クァッケンブッシュvs.エディ・キングストン(初代チャンピオン!)