TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2010年 →Chikara:Eye to Eye 9/18/10

Chikara:Eye to Eye 9/18/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間35分です。

@イクイノックスvs.デリリウス
 デリリウスのキャラと戦いのバランスは良いですね。
 イクイノックスは汎用ムーブばかりでもっと荒れるなり気持ちを見せて欲しい所。
 まさに平均レベルという内容。

AFISTvs.ダ・ソウル・タッチャズ
 ガルガーノによりFIST内の機構に変化は起こっているのだけれども
 それを感じさせずにしっかりと引き立て役を務めています。
 DSTもここぞの場面で暴れるように沸かせ、他は出しゃばりません。
 それぞれの仕事を尊重した内容で、まあまあ良い試合。

Bヘリオスvs.ブロディ・リー
 ヘリオスはやられ姿で魅せれてはいませんが、
 エネルギッシュな技でリーというオールラウンダーに立ち向かって行くので自然と面白くなりますね。
 フィニッシュも説得力がありました。
 平均レベル。

Cイリミネーション・マッチ:インコアレンスvs.オバリヨン、コダマvs.オシリアン・ポータルvs.アンステイブル
 オバリヨンはスティングのようなフェイス・ペイントをした色物。
 使えないという程ではないがたいして魅力もありません。
 少なくとも相手の技を知っておくべきでしたね。
 アンステイブルは何も出来ずその2人より先に脱落。
 最後は当然OPとインコアレンスの激突です。
 形を作った中での攻防ですがこの2タッグとなると少しは良くなりましたね。
 少し悪い試合。

Dエディ・キングストンvs.ピンキー・サンチェス
 エディが制裁的な試合運び。
 相手は侵略軍ですからこれが求められているものですね。
 ただ最近ピンキーの格が落ち気味なんですよね。
 いくらエディが相手とはいえもう少しピンキーに機会を与えて欲しかった。
 平均より少し上。

Eジグソウ、マイク・クァッケンブッシュvs.リンセ・ドラド、ティム・ドンスト
 奇襲からスタート。
 乱戦と華麗なムーブが共立していますね。
 中盤はそこそこ。
 クァック側は本筋とは別の工夫をこらしていますし、
 ドラド、ドンストもお互い気が利くだけに小さくまとまってしまっている。
 終盤も飛び回りすぎで中心がもっと通っていないといけません。
 良い内容だが後半は伸び悩んでいましたね。
 まあまあ良い試合。

F豊田真奈美vs.デイジー・ヘイズ
 楽しむという意識になると何故か坂井澄江化するようです。
 しかしコミカルな雰囲気に染まることはありません。
 体重が増えた事が+に働いて強烈なハード・ヒットが実現できていますからね。
 デイジーを痛めつけるだけで十分な見所です。
 というか打撃まで耐えるので完全に和製アメコンです。
 デイジーはあらゆる事を試さないと勝ち目がない状況を見事に表現しました。
 ストック戦といいデイジーは結構な深さまで突き詰めていけますね。
 豊田が同じ技で2倍返しにする展開後の終盤、
 出来得る限りの大技の攻防をこなし、
 最後はスピニング・オーシャン・サイクロンという特別な技で締めてくれました。
 豊田参戦は遅すぎたと思ったけれどそんな事は無かったですね。
 嬉しい誤算でした。
 中々良い試合。

Gタッグ王座戦、3本勝負:クラウディオ・カスタニョーリ、アーレス(ch)vs.3.0
 1本目はデリリウスの奇襲から瞬殺。
 そこから制圧といういつもの流れですね。
 適度な流れから丸め込みで初の1−1に流れ込みます。
 3本目は持続させて3.0を再び地に伏せさせます。
 同時に正規軍がリング周りに集まって応援を始めます。
 ストレートな見せ方ですが成功していますね。
 必殺技のカウンターからどんどん盛り上がり、
 フィニッシュもちょっと工夫をこらしています。
 3.0という事で余り期待していませんでしたが、これまでの経緯を活かしてしっかりメインとして仕上げました。
 中々良い試合。

@チーム・オレオvs.ダ・ソウル・タッチャズ(AIW Jack of All Trios Tournament Night 2 4/10/10)
 カウンター多目の構築。
 やや内輪的ではあるがそれぞれが盛り上げていきます。
 途中からは連携技を前面に出す事も出来ていました。
 平均レベル。
 

総評
 ドリーム・マッチが成功し、弱いと思われていたメインも積み重ねを活かして成功に導きました。
 良い大会です。 
 (執筆日:11/20/10)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@イクイノックスvs.デリリウス
AFISTvs.ダ・ソウル・タッチャズ
Bヘリオスvs.ブロディ・リー
Cイリミネーション・マッチ:インコアレンスvs.オバリヨン、コダマvs.オシリアン・ポータルvs.アンステイブル
Dエディ・キングストンvs.ピンキー・サンチェス
Eジグソウ、マイク・クァッケンブッシュvs.リンセ・ドラド、ティム・ドンスト
F豊田真奈美vs.デイジー・ヘイズ
Gタッグ王座戦、3本勝負:クラウディオ・カスタニョーリ、アーレス(ch)vs.3.0(2−1)
@チーム・オレオvs.ダ・ソウル・タッチャズ(AIW Jack of All Trios Tournament Night 2 4/10/10)