TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2010年 →Chikara:Dead Men Don't Laugh 3/21/10

Chikara:Dead Men Don't Laugh 3/21/10の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約3時間です。

@3.0vs.ウルトラマンティス・ブラック、クロスボーンズ
 短いとはいえ5分あるのだからやりようがあるはずなのに
 技も孤立も反撃も何一つ見れるレベルに為せず。
 テンプルはやはりデリリウスがいないときついですね。
 連携技も単純な技の組み合わせになるし。
 ひどい試合。

Aイクイノックスvs.ピンキー・サンチェス
 攻防も押して押して切られて、と上手くいっているし
 ハード・ヒッティングもあります。
 ただ攻防の手の合う印象がベビーフェイス/ヒールの構図を邪魔しているし、
 ここぞの動きで軽い乱れが出るので
 本来受けるべき盛り上がりには達していません。
 平均レベル。

BSTIGMAvs.ダッシャー・ハットフィールド
 ダッシャーが前日の試合の影響で腕を痛めている設定。
 という事でSTIGMAが腕攻めを絡めてほとんど支配。
 しかしSTIGMAでは観客を引き込めず、
 ダッシャーも中途半端な腕使いでいまいち。
 悪い試合。

Cザ・コロニーvs.ティム・ドンスト、サラ・デル・レイ、デイジー・ヘイズ
 コロニーが簡単にやられすぎ。
 相手が女性なんだから簡単に圧倒する気持ちでやらないと。
 そこをデイジー、サラが規格外の実力で盛り返してこそ熱が生まれるのです。
 これでは女性なんかにやられる非現実的な攻防で
 両者にとって良くありません。
 ドンストも試合に合わせれていないし、
 コロニーの連携もこじんまりとしすぎ。
 悪い試合。

Dジグソウvs.ヴィン・ジェラード
 ジグソウが粗く、試合に真剣味がないし、
 ジェラードは陰鬱なヒールのはずが冴えないキャラに置き換わってる事で結構ある。
 悪い試合。

EPGW王座戦:フランキー・アリオン(ch)vs.ブレンダン・マイケル・トーマス
 ベーシックな張り合い攻防から初めて
 自団体で手を重ねた事による攻防で紡いで
 ハードな技で盛り上げる、という無名インディー定番の構築。
 安易な媚び売りのきらいはあるものの無名レベルにしては良くやった方です。
 平均レベル。 

Fオシリアン・ポータルvs.FIST
 馴れ合いの緩い流れに適当に打つ技。
 まるで戦いではなく、観客が死んでいるのも当然です。
 FISTは前からだがOPも劣化したか。
 悪い試合。

Gエディ・キングストンvs.リンセ・ドラド
 こざかしいドラドにキングストンがお仕置きする、というのが狙い。
 基本的にはそれを見せていたものの
 構図として試合を広げるまでには至らず。
 そのため最後のドラドがマスクを自ら脱ぎ反則を取らせる、というフィニッシュも十分に機能せず。
 平均レベル。
 試合後キングストンがドラドと他のBdKを蹴散らすもCCにKOされる。

Hチーム・フライトニングvs.クラウディオ・カスタニョーリ、アーレス、トゥルサス
 ルチャ・ルールを考慮すると試合のトリオ戦略が余り上質であるとはいえないし、
 エースになりきれぬクァック含めフライトニングが力不足。
 BdKが乗りに乗っている事を考慮しても
 2チームに開きがあり、トゥルサスが出るまでもない、と思わせるような内容です。
 メインなんだからもう少し食いつかないと。
 一方のBdKはフィニッシュ・ムーブのような
 斬新且つインパクトのあるムーブを開発するなど素晴らしい。
 まあまあ良い試合。
 
特典としてポッドキャスト193〜196を収録。

総評
 低調な試合ばっかりで失敗している大会。
 BdKムーブメントで安泰と思っていたけれど
 正規軍を整備しないと伸び悩む可能性がありますね。
 BdKと違って正規軍は温室で自家培養したような選手が多いから
 どこまで闘争を試合に持ち込めるでしょうか? 
 (執筆日:4/28/10)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@3.0vs.ウルトラマンティス・ブラック、クロスボーンズ
Aイクイノックスvs.ピンキー・サンチェス
BSTIGMAvs.ダッシャー・ハットフィールド
Cザ・コロニーvs.ティム・ドンスト、サラ・デル・レイ、デイジー・ヘイズ
Dジグソウvs.ヴィン・ジェラード
EPGW王座戦:フランキー・アリオン(ch)vs.ブレンダン・マイケル・トーマス
Fオシリアン・ポータルvs.FIST
Gエディ・キングストンvs.リンセ・ドラド(DQ)
Hチーム・フライトニングvs.クラウディオ・カスタニョーリ、アーレス、トゥルサス