Chikara:Best of 2009 Disc Threeの分析
名勝負 | なし |
好勝負 | マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ(Hiding In Plain Sight 9/13/09) |
約1時間35分。
@マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ(Hiding In Plain Sight 9/13/09)
序盤はCC対ジグソウ、アメドラ対クァックが中心。
アメドラ対クァックは俊敏性の利いたレスリングで魅せてくれます。
期待通りですね
その後タッチを入れ始め、ジグソウを脚攻めで孤立と続けます。
この自然な流れの移送は美しいですね。
ROHでは不振のCCもChikaraではダイナミックで
対クァックは依然数え歌として通用しているし
トペコンをキャッチしリング内にパワー・ボムする等スポットも素晴らしいです。
終盤がスピード感とルチャ・ルールの多用で
複雑になり過ぎて絡まりあっている印象を受けるものの問題なく盛り上がりました。
完成度の高いタッグ・マッチで、ぎりぎり好勝負。
Aプレイヤー・ウノvs.クラウディオ・カスタニョーリ(An Optimistic View of a Pessimistic World 10/17/09)
ウノは悪い意味で体が重くCCが対軽量級モードに入る事はありません。
無駄にダイブやレフェリーの注意が逸れるネタがありますが結局、CCが完勝した形ですね。
そんな状況で一定の面白さがあるのはCCの絶対的な状態の良さ故です。
悪くない試合。
Bルーザー・リーブスChikara:ティム・ドンストvs.ハイドラ(Throwing Life’s Instructions Away 11/21/09)
技術が無くコミカル路線に安住してきたハイドラですから温いです。
しかし普通の試合ではないという雰囲気は特別なムーブによって作り出せているし、
ドンストのハイドラ甚振りも観客にアピールできています。
試合形式上激戦になるのは少々きついですが、
観客が相当気を入れて応援してくれているおかげで見続けられますね。
ロー・ブローによるハイドラ敗退に雰囲気がどんよりしてしまいましたが、
試合後のスピーチでハイドラが一発ネタをかましてくれました。
ハイドラのネタの中で一番面白かったかもしれません。
悪くない試合。
Cジグソウvs.グラン・アクマ(Throwing Life’s Instructions Away 11/21/09)
意欲的な流れる攻防。
ジグソウがダイブを打てばアクマがロープを使ったドラゴン・スクリューから脚攻めで追い込みます。
終盤は良い安定感、ミックスの下、大技の適切な過激化を導き出し観客を熱狂させました。
中々良い試合でした。
Dインコアレンスvs.ウルトラマンティス・ブラック、デリリウス(Three-Fisted Tales 11/22/09)
元インコアレンスのデリリウスが中心。
それぞれとの絡み、フライトメアを孤立と言う形で前半に、
ハロウィックドとの絡みは後半にと、分けて配置し遺恨試合を適切に構築しました。
またブラックは完全に補佐役に回っていましたね。
只そこまでガチガチに分けていくのはフライトメア以外の本来の魅力とはずれている気がします。
まあまあ良い試合。
Eリスペクト・マッチ:クラウディオ・カスタニョーリvs.エディ・キングストン(Three-Fisted Tales 11/22/09)
いきなりそれぞれが必殺技を決めて返す展開。
確かにリアルな気持ちが存在しているけど、
そのスポットと空きを受け入れる器は無く空虚です。
後半は両者が良い投げを見せて立て直しましたね。
CCがスタッフを使った攻撃、エプロンへのウォーター・スライドから追い込んで行く
クライマックスは熱狂するに値する物がありました。
しかしキングストンがまったく反撃せずに終わるなら試合後にキングストンがリスペクトを拒否するという筋書きは無い様に思うけどなぁ。
ライガーvs.佐野を思いおこさせる内容でしたね。
私的にこういう試合を高く評価する感覚が理解できないので、
この試合も平均的な良試合程度という評価です。
総評
09年はメイン・イベントと呼ぶにふさわしい物を量産できるようになったのでかなり中身は充実しています。
文字通りこれ1本で09年をカバーできる。
(執筆日:8/15/10)
DVD Rating:★★☆☆☆
注目試合の詳細
@マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ対ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリクァックとCC以外は握手を交わす。
CC対ジグソウで試合開始。
組むとCCが腕を取る。
ジグソウは跳び起きると腕を取る。
CCがハンマー・ロック。
ジグソウが脚をかけて倒しインディアン・デス・ロック。
CCが反転して蹴り飛ばす。
腕を取る。
タッチする。
アメドラはクリーンに放させる。
ジグソウはクァックにタッチ。
クァックがバックを取る。
アメドラは腕を取りバックを取る。
クァックが腕を取る。
アメドラがブリッジからドロップ・キック。
クァックが跳び起きる。
ナックル・ロック。
クァックが脚を取って倒す。
アメドラがキー・ロック。
クァックがロープを掴む。
アメドラがバックを取り腕を取り脚を取って倒す。
レッグ・ロック。
クァックがアーム・バーに切り返す。
アメドラは反転してすり抜けるとレッグ・ロック。
クァックが前転して逃れドロップ・キック。
仕切りなおし。
組むとクァックがバックを取りクラバート。
アメドラがアーム・ドラッグで投げる。
放さないクァックの腕にアーム・バー。
クァックがロープに脚をかける。
組むとクァックが腕を取る。
ロープに振られかけるもアーム・ドラッグで倒す。
ロープに振られかけるもアーム・ドラッグで倒す。
アメドラは起き上がると腕を捻りバック・ドロップ。
アメドラはCCにタッチ。
クァックはジグソウにタッチ。
CCはジグソウの脚を取り倒す。
回転して起こす。
インサイド・クレイドル。カウント2。
フロント・ヘッド・ロック。
交代したアメドラがアッパーカート。
アッパーカートを連発。
コーナーに振り突進。
ジグソウはコーナーを使って裏に回るとアーム・ドラッグ。
アーム・ドラッグ。
ドロップ・キックで倒す。
腕を取るとクァックにタッチ。
クァックがコーナー上から飛び腕にダブル・ストンプ。
アメドラがクァックにアッパーカート。
コーナーに振る。
クァックはコーナーを使って裏に回るとコーナーに座る。
その上のコーナー上からジグソウが飛びアメドラにダイビング・クロス・ボディ。
ジグソウが突進。
かわされるもその先のクァックに持ち上げてもらうとアメドラにヘッド・シザースを決め落とす。
トペ・スイシーダ。
CCがクァックを担ごうとする。
クァックがアーム・ドラッグに切り返す。
相対する。
クァックがロープに走る。
CCを飛び超えると後転からアーム・ドラッグ。
コーナーのCCにモンキー・フリップ。
場外に出たCCにトペ・コンへ。
CCはキャッチするとそのまま持ち上げリング内へのパワー・ボム。
リングに入ると背中にアッパーカート。
クァックが転落。
ジグソウがコーナー上から飛びハリケーン・ラナを狙う。
CCは受け止めると持ち上げる。
逃れられるも背後からアメドラがチョップ・ブロック。
脚にニー。
交代したCCがジグソウの脚にエルボー・ドロップ。
レッグ・ロック。
タッチすると2人でジグソウの脚をマットに叩きつける。
アメドラはジグソウの脚をロープにのせヒップ・ドロップ。
脚をロープに乗せるとロープに走りヒップ・ドロップ。
レッグ・ロック。
変形のインディアン・デス・ロック。
CCが入ってきて控えのクァックを落とす。
ついでにジグソウにエルボー・ドロップ。
アメドラが更に強化する。
ジグソウが体勢を変えフォア・アームズ。
アメドラは倍返し。
交代したCCがジグソウにアッパーカート。
脚にアッパーカート。
脚を取るとジャイアント・スイング。
レッグ・ロック。
タッチするとアメドラが脚にドロップ・キック。
控えのクァックを落とす。
ジグソウにロメロ・クラッチを狙う。
ジグソウが抵抗し張り手。
アメドラはふくらはぎを踏みつける。
ドラゴン・スクリュー。
STFを決める。
タッチするとCCがクァックを落とす。
ジグソウにエルボー・ドロップ。
脚を取り引っ張りあげる。
ジグソウは蹴りつけて抵抗。
CCはジグソウを持ち上げるとロック・ボトム。
ガット・レンチで持ち上げるとスープレックス。
カバーするもカウント2。
レッグ・ロック。
同時にバタフライ・ロック。
ジグソウがバック・エルボーで抵抗。
CCは放すとタッチ。
アメドラはジグソウを起こすと張り手。
張り手の打ち合い。
アメドラは連続で打つとジグソウの足をロープに絡める。
ロープに走るとドロップ・キック。
CCに振られたアメドラがコーナーのジグソウにエルボーを狙う。
ジグソウは避けるとCCにフォア・アームズ。
セカンド・ロープから飛んだアメドラにエルボー。
ロープを下げて近づいてきたCCを落とす。
アメドラは股下を通ろうとするジグソウを捕まえるとレッグ・ロック。
クァックが入ってきてアメドラの顔に掌底。
アメドラは怒って起き上がると相対。
クァックにアッパーカート。
アメドラが掌底。
アメドラがアッパーカート。
クァックが掌底。
アメドラがアッパーカートへ。
クァックは避けると胸への張り手連発。
コーナーでチョップを連打。
コーナーに振り突進。
クァックはカウンターで蹴り。
セカンド・ロープから飛びブルドッグ。
ロープに振るとショルダー・スルー。
場外に出る。
代わりにCCが入ってくる。
クァックがロープに走りCCにヘッド・シザースの入りからアーム・バー・テイク・ダウン。
チョップを打っていく。
CCが耐える。
クァックがロープに走る。
CCがカウンターでニー。
ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
クァックがサンセット・フリップ。
CCあカウント2で体勢を入れ替え起き上がる。
ジグソウが背後から延髄切り。
クァックがCCを蹴り倒す。
ジグソウがカバー。カウント2。
2人でCCをロープに振りクローズラインへ。
CCはアッパーカートで打ち払うとそのままロープに走る。
ジグソウにバイシクル・キック。
クァックがCCのクローズラインを避けロープに走る。
打ち上げられるもハリケーン・ラナを決める。
アメドラがカット。
起こしてアッパーカート。
フルネルソン。
クァックがボディ・シザースで丸め込む。カウント2。
アメドラは掌底を避けるとフルネルソン。
下にすり抜けたクァックの背中に蹴り。
丸め込みで体勢を入れ替えキャトル・ミューティレーション。
ジグソウが腹を踏みつけカット。
アメドラを起こすとフォア・アームズ。
ロープに走る。
横からCCが入ってきて打ち上げる。
アメドラがアッパーカートで打ち落とす。
カバーするもクァックがカット。
CCがクァックを投げ落とし場外へ。
アメドラがジグソウにハーフ・ボストン・クラブ。
ジグソウがロープを掴む。
CCはクァックを鉄柱にもたれさせるとアッパーカートへ。
避けられ自爆。
アメドラがジグソウの脚を取ろうとする。
ジグソウが蹴り飛ばす。
ジグソウが脚を取ろうとしてきたアメドラにスクール・ボーイ。カウント2。
アメドラがクローズラインへ。
ジグソウは避けるとクァックと同時にスーパー・キックをアメドラに叩き込む。
クァックがカバー。カウント2。
CHIKARAスペシャルを決める。
CCが入ってきてアッパーカート。
クァックを起こすと担ぎアルゼンチン・バック・ブリーカー。
その状態で回転して落とす。
カバーするもカウント2。
ロープに走りバイシクル・キックへ。
クァックが避けると、ジグソウがロープを下げてCCを落とす。
アメドラがクァックにフロント・スープレックス。
コーナー上へ。
ジグソウが昇竜拳。
スーパープレックスを狙う。
邪魔してきたCCを落とすとコーナー上から飛びつきヘッド・シザース。
クァックがアメドラに掌底。
トップ・ロープからのバタフライ・スープレックスを狙う。
アメドラがヘッド・バッドで落としサンセット・フリップへ。
クァックが逃れ固めると1,2,3!
クァック、ジグソウの勝利!
Thank You Dragonチャントが起こる。
アメドラがリングに戻る
マイクを取ると感謝の意を示し2人と握手。
別れの挨拶をする。
試合結果
@マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ(Hiding In Plain Sight 9/13/09)Aプレイヤー・ウノvs.クラウディオ・カスタニョーリ(An Optimistic View of a Pessimistic World 10/17/09)
Bルーザー・リーブスChikara:ティム・ドンストvs.ハイドラ(Throwing Life’s Instructions Away 11/21/09)
Cジグソウvs.グラン・アクマ(Throwing Life’s Instructions Away 11/21/09)
Dインコアレンスvs.ウルトラマンティス・ブラック、デリリウス(Three-Fisted Tales 11/22/09)
Eリスペクト・マッチ:クラウディオ・カスタニョーリvs.エディ・キングストン(Three-Fisted Tales 11/22/09)