TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2009年 →Chikara:Hiding in Plain Sight 9/13/09

Chikara:Hiding in Plain Sight 9/13/09の分析


名勝負 なし
好勝負 マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ

2枚、2時間40分。

@インコアレンスvs.FIST
 インコアレンスのぎこちなさはありましたが
 オープニングで細かい完成度はそこまで要求されないでしょう。
 FISTの道化から入って
 派手なダイブ・スポットにつなげて盛り上がる、
 上手く展開した内容になっています。
 まあまあ良い試合。
 
Aサラ・デル・レイvs.アリエル
 サラはベビーフェイスで登場。
 アリエルにしばしば攻撃をまかせながら
 (アリエルは対応への時間がかかっているが)
 同時に力を見せつける、良い仕事してます。
 悪くない試合。

 ジェフ・コスタを表彰していると
 2.0が邪魔をしにきてハイドラを急襲、ドンストが助けにきます。

Bネオ・ソーラー・テンプルvs.エディ・キングストン、グリズリー・レッドウッド
 NSTはヒールがしっかり出来ていて良いですね。
 一方のキングストン、レッドウッドですが
 キングストンがレッドウッドを信用せずに1人で戦い、
 無理やりタッチしたレッドウッドがやられて新ラフネックス結成ならず。
 そのストーリーのためやっている事は悪くないが幅は狭まっていて、平均レベル。

Cマイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ
 序盤はCCvs.ジグソウ、アメドラvs.クァックが中心。
 アメドラvs.クァックは俊敏性の利いたレスリングで魅せてくれます。
 期待通りですね
 その後タッチを入れ始め、ジグソウを脚攻めで孤立と続けます。
 この自然な流れの移送は美しいですね。
 ROHでは不振のCCもChikaraではダイナミックで
 vs.クァックは依然数え歌として通用しているし
 トペコンをキャッチしリング内にパワー・ボムする等スポットも素晴らしいです。
 終盤がスピード感とルチャ・ルールの多用で
 複雑になり過ぎて絡まりあっている印象を受けるものの問題なく盛り上がりました。
 完成度の高いタッグ・マッチで、ぎりぎり好勝負。

Dグリーン・アント、カーペンター・アント、ダッシャー・ハートフォールド、リンセ・ドラド、コルト・カバナvs.2.0、ヴィン・ジェラード、STIGMA、コリン・デラニー
 カバナがサプライズで登場して来た時には
 多人数コメディー・マッチになるとは読めていたけど
 野球をし始めるのは想像の外をいってました。
 脱帽です。
 最後はコスタが海老の鋏を装着して現れ2.0に仕返し。
 悪くない試合。

EYLC:プレイヤー・ドス(th)vs.プレイヤー・ウノ
 ウノがドスの事を分かって試合を動かし、切るので
 ドスの欠点もそこまで出ない内容になっています。
 平均より少し上。

Fタッグ王座戦、3本勝負:ザ・オシリアン・ポータル(ch)vs.ザ・コロニー
 フォール連発の序盤は意図とは違って微妙な出来。
 しかしベース部分のリズムは素晴らしく
 Chikaraにおいてトップの2タッグだと感心させますね。
 連携、独創的なスポット共に良いですが
 王座交代劇なのに2−0、それに伴う中途半端な抑え方には違和感を覚えずにはいられません。
 まるで理由が思いつきませんからね。
 またのせる事に定評のあるファイヤー・アントですが
 今回は持ち技、アピールを安売りする気がありました。
 平均的な良試合。
 試合後ポータルはレフェリーから王座を奪った後素直にコロニーに渡しフェイス・ターンの様子。

総評
 今年になって参戦した団体とはいえ
 アメドラのラスト・ダンスは押さえて置く価値がある。
 ただこれならメインを譲って欲しかったけどね。
 (執筆日:11/8/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Cマイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ
  クァックとCC以外は握手を交わす。
  CC対ジグソウで試合開始。
  組むとCCが腕を取る。
  ジグソウは跳び起きると腕を取る。
  CCがハンマー・ロック。
  ジグソウが脚をかけて倒しインディアン・デス・ロック。
  CCが反転して蹴り飛ばす。
  腕を取る。
  タッチする。
  アメドラはクリーンに放させる。
  ジグソウはクァックにタッチ。
  クァックがバックを取る。
  アメドラは腕を取りバックを取る。
  クァックが腕を取る。
  アメドラがブリッジからドロップ・キック。
  クァックが跳び起きる。
  ナックル・ロック。
  クァックが脚を取って倒す。
  アメドラがキー・ロック。
  クァックがロープを掴む。
  アメドラがバックを取り腕を取り脚を取って倒す。
  レッグ・ロック。
  クァックがアーム・バーに切り返す。
  アメドラは反転してすり抜けるとレッグ・ロック。
  クァックが前転して逃れドロップ・キック。
  仕切りなおし。
  組むとクァックがバックを取りクラバート。
  アメドラがアーム・ドラッグで投げる。
  放さないクァックの腕にアーム・バー。
  クァックがロープに脚をかける。
  組むとクァックが腕を取る。
  ロープに振られかけるもアーム・ドラッグで倒す。
  ロープに振られかけるもアーム・ドラッグで倒す。
  アメドラは起き上がると腕を捻りバック・ドロップ。
  アメドラはCCにタッチ。
  クァックはジグソウにタッチ。
  CCはジグソウの脚を取り倒す。
  回転して起こす。
  インサイド・クレイドル。カウント2。
  フロント・ヘッド・ロック。
  交代したアメドラがアッパーカート。
  アッパーカートを連発。
  コーナーに振り突進。
  ジグソウはコーナーを使って裏に回るとアーム・ドラッグ。
  アーム・ドラッグ。
  ドロップ・キックで倒す。
  腕を取るとクァックにタッチ。
  クァックがコーナー上から飛び腕にダブル・ストンプ。
  アメドラがクァックにアッパーカート。
  コーナーに振る。
  クァックはコーナーを使って裏に回るとコーナーに座る。
  その上のコーナー上からジグソウが飛びアメドラにダイビング・クロス・ボディ。
  ジグソウが突進。
  かわされるもその先のクァックに持ち上げてもらうとアメドラにヘッド・シザースを決め落とす。
  トペ・スイシーダ。
  CCがクァックを担ごうとする。
  クァックがアーム・ドラッグに切り返す。
  相対する。
  クァックがロープに走る。
  CCを飛び超えると後転からアーム・ドラッグ。
  コーナーのCCにモンキー・フリップ。
  場外に出たCCにトペ・コンへ。
  CCはキャッチするとそのまま持ち上げリング内へのパワー・ボム。
  リングに入ると背中にアッパーカート。
  クァックが転落。
  ジグソウがコーナー上から飛びハリケーン・ラナを狙う。
  CCは受け止めると持ち上げる。
  逃れられるも背後からアメドラがチョップ・ブロック。
  脚にニー。
  交代したCCがジグソウの脚にエルボー・ドロップ。
  レッグ・ロック。
  タッチすると2人でジグソウの脚をマットに叩きつける。
  アメドラはジグソウの脚をロープにのせヒップ・ドロップ。
  脚をロープに乗せるとロープに走りヒップ・ドロップ。
  レッグ・ロック。
  変形のインディアン・デス・ロック。
  CCが入ってきて控えのクァックを落とす。
  ついでにジグソウにエルボー・ドロップ。
  アメドラが更に強化する。
  ジグソウが体勢を変えフォア・アームズ。
  アメドラは倍返し。
  交代したCCがジグソウにアッパーカート。
  脚にアッパーカート。
  脚を取るとジャイアント・スイング。
  レッグ・ロック。
  タッチするとアメドラが脚にドロップ・キック。
  控えのクァックを落とす。
  ジグソウにロメロ・クラッチを狙う。
  ジグソウが抵抗し張り手。
  アメドラはふくらはぎを踏みつける。
  ドラゴン・スクリュー。
  STFを決める。
  タッチするとCCがクァックを落とす。
  ジグソウにエルボー・ドロップ。
  脚を取り引っ張りあげる。
  ジグソウは蹴りつけて抵抗。
  CCはジグソウを持ち上げるとロック・ボトム。
  ガット・レンチで持ち上げるとスープレックス。
  カバーするもカウント2。
  レッグ・ロック。
  同時にバタフライ・ロック。
  ジグソウがバック・エルボーで抵抗。
  CCは放すとタッチ。
  アメドラはジグソウを起こすと張り手。
  張り手の打ち合い。
  アメドラは連続で打つとジグソウの足をロープに絡める。
  ロープに走るとドロップ・キック。
  CCに振られたアメドラがコーナーのジグソウにエルボーを狙う。
  ジグソウは避けるとCCにフォア・アームズ。
  セカンド・ロープから飛んだアメドラにエルボー。
  ロープを下げて近づいてきたCCを落とす。
  アメドラは股下を通ろうとするジグソウを捕まえるとレッグ・ロック。
  クァックが入ってきてアメドラの顔に掌底。
  アメドラは怒って起き上がると相対。
  クァックにアッパーカート。
  アメドラが掌底。
  アメドラがアッパーカート。
  クァックが掌底。
  アメドラがアッパーカートへ。
  クァックは避けると胸への張り手連発。
  コーナーでチョップを連打。
  コーナーに振り突進。
  クァックはカウンターで蹴り。
  セカンド・ロープから飛びブルドッグ。
  ロープに振るとショルダー・スルー。
  場外に出る。
  代わりにCCが入ってくる。
  クァックがロープに走りCCにヘッド・シザースの入りからアーム・バー・テイク・ダウン。
  チョップを打っていく。
  CCが耐える。
  クァックがロープに走る。
  CCがカウンターでニー。
  ロープに振りショルダー・スルーを狙う。
  クァックがサンセット・フリップ。
  CCあカウント2で体勢を入れ替え起き上がる。
  ジグソウが背後から延髄切り。
  クァックがCCを蹴り倒す。
  ジグソウがカバー。カウント2。
  2人でCCをロープに振りクローズラインへ。
  CCはアッパーカートで打ち払うとそのままロープに走る。
  ジグソウにバイシクル・キック。
  クァックがCCのクローズラインを避けロープに走る。
  打ち上げられるもハリケーン・ラナを決める。
  アメドラがカット。
  起こしてアッパーカート。
  フルネルソン。
  クァックがボディ・シザースで丸め込む。カウント2。
  アメドラは掌底を避けるとフルネルソン。
  下にすり抜けたクァックの背中に蹴り。
  丸め込みで体勢を入れ替えキャトル・ミューティレーション。
  ジグソウが腹を踏みつけカット。
  アメドラを起こすとフォア・アームズ。
  ロープに走る。
  横からCCが入ってきて打ち上げる。
  アメドラがアッパーカートで打ち落とす。
  カバーするもクァックがカット。
  CCがクァックを投げ落とし場外へ。
  アメドラがジグソウにハーフ・ボストン・クラブ。
  ジグソウがロープを掴む。
  CCはクァックを鉄柱にもたれさせるとアッパーカートへ。 
  避けられ自爆。
  アメドラがジグソウの脚を取ろうとする。
  ジグソウが蹴り飛ばす。
  ジグソウが脚を取ろうとしてきたアメドラにスクール・ボーイ。カウント2。
  アメドラがクローズラインへ。
  ジグソウは避けるとクァックと同時にスーパー・キックをアメドラに叩き込む。
  クァックがカバー。カウント2。
  CHIKARAスペシャルを決める。
  CCが入ってきてアッパーカート。
  クァックを起こすと担ぎアルゼンチン・バック・ブリーカー。
  その状態で回転して落とす。
  カバーするもカウント2。
  ロープに走りバイシクル・キックへ。
  クァックが避けると、ジグソウがロープを下げてCCを落とす。
  アメドラがクァックにフロント・スープレックス。
  コーナー上へ。
  ジグソウが昇竜拳。
  スーパープレックスを狙う。
  邪魔してきたCCを落とすとコーナー上から飛びつきヘッド・シザース。
  クァックがアメドラに掌底。 
  トップ・ロープからのバタフライ・スープレックスを狙う。
  アメドラがヘッド・バッドで落としサンセット・フリップへ。
  クァックが逃れ固めると1,2,3!
  クァック、ジグソウの勝利!
  Thank You Dragonチャントが起こる。
  アメドラがリングに戻る
  マイクを取ると感謝の意を示し2人と握手。
  別れの挨拶をする。
  

試合結果

@インコアレンスvs.FIST
Aサラ・デル・レイvs.アリエル
Bネオ・ソーラー・テンプルvs.エディ・キングストン、グリズリー・レッドウッド
Cマイク・クァッケンブッシュ、ジグソウvs.ブライアン・ダニエルソン、クラウディオ・カスタニョーリ
Dグリーン・アント、カーペンター・アント、ダッシャー・ハートフォールド、リンセ・ドラド、コルト・カバナvs.2.0、ヴィン・ジェラード、STIGMA、コリン・デラニー
EYLC:プレイヤー・ドス(th)vs.プレイヤー・ウノ
Fタッグ王座戦、3本勝負:ザ・オシリアン・ポータル(ch)vs.ザ・コロニー(新チャンピオン!)(2−0)