Chikara:King of Trios Night Three 3/29/09の分析
名勝負 | なし |
好勝負 | なし |
2枚組み約3時間です。
ECWアリーナで開催です。
@準決勝:アンステイブルvs.チーム・アッパーカート
実力で劣るアンステイブルが差を埋めるべくとにかく仕掛けた結果
アメドラへの脚攻めが実を結ぶも・・・という内容。
確かに論理的に考えてやるべき事はこれなんです。
只アッパーカートの方が観客を見て動いているために
想像以上に格の違いを感じる事となり余り入り込めなかったですね。
こういう格の差がある対決はそれぞれ相手を見つめ続けなければなりません。
平均レベル。
A準決勝:FISTvs.ザ・フューチャー・イズ・ナウ
精度よりも派手さ、勢いを重視したムーブで
TFINの本領が発揮された内容になっています。
FISTも連携でスポットだけにならないようにしています。
Chikaraスペシャルの決めるシーンの見え方が分かっていないのと
フィニッシュがブックすぎるのが難。
まあまあ良い試合です。
Bエリック・キャノンvs.エル・ジェネリコ
深く入り込まなかったものの
キャノンは得意のパンチでリズムを作り、
ジェネリコも伸び伸びと試合を行えていましたね。
まあまあ良い試合です。
C12タッグ・ガントレット
バックスvs.アップ・イン・スモークが唯一まともなカードで良い内容でしたが2分半だけ。
他も最初のカードの7分を除けば3分前後になっています。
今回トーナメント・メンバーが豪華な面子になっているために
出れなくなったChikaraメンバーのための試合という意味合いが強いかな。
少し悪い試合。
Dオフィディアン、アマシス、KUDO、中澤マイケルvs.ファイヤー・アント、ソルジャー・アント、ライアン・クルーズ、ダーリン・コービン
全編に渡ってバランスよくヌルヌルスポットを配置したファン・マッチです。
8人で、敢えてタッグをクロスさせた事で
スピードが落ちた印象はありましたが
ファン・マッチなのでまったりやっても許されるし
中澤がオフィディアンと意気投合したのは面白かったですね。
まあまあ良い試合。
Eオースチン・エリーズvs.エディ・キングストン
自分が得意とするのらりくらり+ヒールをエリーズにやられて
キングストンは対応を迫られていたとはいえ外してますねぇ。
打ち切りにしたような終わり方でしたしいまいち。
少し悪い試合。
Fレイ・デ・ヴォラドレス:飯伏幸太vs.プレイヤー・ドス
エリミネーション戦の勝者同士に
レイ・デ・ヴォラドレスという舞台が用意されました。
前日の4人の中でも見劣りしたようにドスの実力不足は明らか。
しかしそれを舞台上隠さなければいけない所が辛い。
結果、飯伏の紹介試合に毛が生えた程度です。
平均より少し上。
G決勝:FISTvs.チーム・アッパーカート
急襲による乱闘は短いし、
そこから終盤まで持っていくアメドラの脚攻めによる孤立は盛り上げ不足。
終盤はテクニカルなもののこの両チームならもっとできる。
この2チームなので、まあまあ良い試合にはなっていますが
致命的な程決勝としての演出不足で不満が残ります。
総評
肩透かしな内容で、2日目と3日目が入れ替わった印象を受けますね。
トーナメント外でもっと良いカードを組めるし
決勝も彼らならスタミナの問題でもないでしょう。
(執筆日:6/12/09)
DVD Rating:★☆☆☆☆
注目試合の詳細
なし試合結果
@準決勝:アンステイブルvs.チーム・アッパーカートA準決勝:FISTvs.ザ・フューチャー・イズ・ナウ
Bエリック・キャノンvs.エル・ジェネリコ
C12タッグ・ガントレット(勝者:マイク・クァッケンブッシュ、ジグソウ)
Dオフィディアン、アマシス、KUDO、中澤マイケルvs.ファイヤー・アント、ソルジャー・アント、ライアン・クルーズ、ダーリン・コービン
Eオースチン・エリーズvs.エディ・キングストン
Fレイ・デ・ヴォラドレス:飯伏幸太vs.プレイヤー・ドス
G決勝:FIST(優勝!)vs.チーム・アッパーカート