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Chikara:Best of 2008 Disc Oneの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

ボリュームがある代わりに
ゴングが鳴る直前からゴング終了直後までの収録となっています。

@エディ・キングストンvs.シェイン・ストーム(Two Eyebrows 1/28/08)
 ストームはスローなのが欠点だけど
 エディのまったり支配はその上をいくので欠点を隠してきっています。
 たいした事をしていないのに疲労感がたまり
 ちょっとした熱戦のように感じるようになっていますね。
 平均より少し上。

A1回戦:チームIWS(エル・ジェネリコ、プレイヤー・ウノ、ステュピファイド)vs.ファースト・ファミリー(エリック・キャノン、ダーリン・コービン、ライアン・クルーズ)(King of Trios Night Two 3/1/08)
 ウノをコントローラーで操ったりとファン・スポットで引き込むだけでなく
 地味にタッグ・ワークでも良い所を見せます。
 この面子なら終盤の決め手に欠けるのでは、と心配しましたが
 連続技などを使ってニアフォールの応酬を演出しました。
 平均的な良試合。

B2回戦:FISTvs.ソウル・タッチャズ(King of Trios Night Two 3/1/08)
 のっぽに太っちょとタッチャズは容姿的に面白い物があるので
 適当に技を打たせて、後は支配して流れを作ってしまえば何とかなったりするんですよ。
 平均レベル。

C3回戦:マイク・クァッケンブッシュ、スカイデ、シェイン・ストームvs.チーム・メキシコ(エル・パンテラ、リンセ・ドラド、インコグニト)(King of Trios Night Three 3/2/08)
 定型として最初に行われる1対1のグラウンド・レスリングですが
 この試合はそれに半分以上の時間を割き
 思いっきりジャべ・アクションを披露しました。
 見たこと無いような技もありましたし良かったですよ。
 本来リズムを作るための物なので
 単純な右肩上がりといっても良い構築の中では完全に活かされたとは言えませんけどね。 
 じっくり見せるにはジャベの中でもまた別の要素が求められます。
 その後ペースを上げると一進一退の攻防を経て
 予期せぬメヒコ組みの勝利へと導きました。
 中々良い試合です。

D3回戦:BLK OUT(エディ・キングストン、ラッカス、ジョーカー)vs.チーム・ジャパン(ミヤワキ、SUSMU、KUDO)(King of Trios Night Three 3/2/08)
 やや煩雑ではありますが
 トリオスの正統的試合運びとスポットを見せています。
 また日本という神格化されたアスペクトを背負ったDDT組が
 BLKのハードな打撃、投げにひるまず立ち向かっていく様子は熱を呼び込みました。
 平均的な良試合です。

Eクラウディオ・カスタニョーリvs.ブロディ・リー(Passion & Persistence 4/20/08)
 ショルダー・タックルの打ち合いから始めるなど長身同士のぶつかり合いをフィーチャー。
 一発一発のインパクトはあるものの
 ベース部分の限界は見えますね。
 だからこそレフェリー誤爆の反則フィニッシュで
 抗争として続けたのは良い手だと思います。
 平均より少し上。

Fマイク・クァッケンブッシュ、スカイデ、タルボvs.クラウディオ・カスタニョーリ、パンテラ(Grit & Glory 5/18/08)
 クァック絡みのトリオ・マッチというと
 1対1をじっくりやる場合が多いのだけど今回は違いました。
 CC組みがトリオとしてヒール・タッチ+連携技を披露しました。
 終盤には3人同時ダイブもありましたしね。
 CCの働きが素晴らしく、3人誰とでも良質な攻防を見せていました。
 他にはソンジェイがゲストながら今回のコンセプトをしっかりと理解して動いていましたね。
 またクァックとの攻防はシングルが見てみたいと思わせる程面白かった。
 ミニに入るかもしれないタルボは
 粗くて経験不足が明らかでしたがCCのおかげで形にはなっていましたね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:6/21/09)
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

C3回戦:マイク・クァッケンブッシュ、スカイデ、シェイン・ストームvs.チーム・メキシコ(リンス・ドラド、エル・パンテラ、インコグニト)
  ドラド対ストームで試合開始。
  コーナーに振られたドラドは裏に回る。
  またコーナーに振られるもコーナーに飛び乗りカウンター・キック。
  飛びついてヘッド・シザース。
  ストームをコーナーに振ろうとする。
  振り返されるも場外へのショルダー・スルーを狙う。
  ストームはエプロンに着地すると殴りつける。
  リングに跳んで戻りサンセット・フリップへ。
  ドラドがドロップ・キックに切り返そうとする。
  ストームが避けカバー。カウント2。
  ドラドはスプリングボードでストームの肩に跳び乗るとヘッド・シザースの動きから丸め込み。カウント2。
  ドラドがアーム・ドラッグを狙う。
  ストームはロープを掴んで外すと丸め込み。
  ドラドはカウント2で返すと丸め込み。
  もう1発狙う。
  ストームが防ぐと同時にカバーに持っていく。カウント2。
  両者脚を払ってカバー。カウント2。
  2人は握手をするとそれぞれクァックとインコグニトにタッチ。
  インコグニトがハンマー・ロック。
  クラックが跳び上がり首投げに返す。
  インコグニトがグラウンド・ヘッド・ロック。
  リスト・ロックに返されるも跳び起きてアーム・ドラッグに返し腕をとる。
  クラックは跳び起きるとアーム・ドラッグに返す。
  インコグニトは力比べで押し込む。
  クラックは体勢を戻すとバタフライ・ロックを狙う。
  インコグニトはクラックを前に戻すと倒してアーム・ドラッグ。
  跳び起きる。 
  仕切り直し。
  クァックがコーナーでモンキー・フリップを狙う。
  着地したインコグニトにもう1回狙う。
  インコグニトは受け止めるとコーナー上にのせ張り手。
  もう1発狙う。
  クァックは受け止めると一回転してアーム・ドラッグを決める。
  インコグニトがスプリングボードでクロス・ボディへ。
  クァックは受け流すとロープの反動で投げ捨てる。
  更にロープを使ってヘッド・シザースを決める。
  インコグニトは場外へ。
  スカイデがクァックの腕を上げアピール。
  パンテラが出てくる。
  クァックは観客の要望に応えスカイデに交代する。
  両者握手を交わす。
  レスリングの攻防。
  パンテラがグラウンドでヘッド・シザースに捕らえる。
  起き上がられるも捻って倒す。
  スカイデは両手を取ると丸め込みに。
  返されるもロックを外さずサブミッション。
  パンテラは腕のロックを外すと逆にサブミッション。
  丸め込みの応酬はカウント2。
  仕切り直し。
  スカイデが脚を取り丸め込み。カウント2。
  パンテラは脚を取ると背中にのりポーズ。
  サーフボード・ストレッチを決める。
  カバーに持っていく。カウント2。
  スカイデは腕を取るとロープの反動を利用しようとする。
  パンテラは同じ動きをして防ぐとアーム・ドラッグから腕を取る。
  スカイデは跳び起きるとパンテラを前に投げる。
  パンテラは跳び起きるとアーム・ドラッグで投げる。
  仕切り直し。
  スカイデはロープに走ると伏せたパンテラを捕らえハーフ・ボストン・クラブ。
  両手を押し込んでカバーへ。
  パンテラは腹に足を当てて跳び上がるとサンセット・フリップ。カウント2。
  スカイデがドロップ・キックへ。
  パンテラは避けると屈んだスカイでの上で前転。
  スカイデも跳び起きる。
  握手を交わす。
  スカイデはクァックにタッチ。
  パンテラが不意打ちのレッグ・ラリアットを決めインコグニトにタッチ。
  クァックに連携攻撃を決める。
  パンテラがクァックを相手コーナーに振り攻撃しようとする。
  クァックが避けパンテラをコーナーに激突させる。
  スカイデがパンテラにヘッド・シザース。
  パンテラがスカイデを振りシコデリコにショルダー・スルーを決めさせる。
  パンテラがクァックを羽交い絞め。
  インコグニトがクローズラインを狙うも避けられ誤爆。
  スカイデはクァックを持ち上げインコグニトとパンテラを捕らえさせる。
  スカイデがクァックを押すとインコグニトにヘッド・シザース、パンテラに首投げが決まる。
  クァックはインコグニトとパンテラの手を掴む。
  スカイデがクァックを1回転させるとアーム・ドラッグが決まる。
  クァックがインコグニトに、スカイデがパンテラにアーム・ドラッグを決め場外に落とす。
  追撃しようとロープに走るも逃げられたのでアピール。
  ストーム対ドラドに。
  ストームがドラドを担ぎスタナー。
  カバーするもカウント2。
  細かいタッチでドラドを捕まえサブミッションを中心に攻め入る。
  ストームがドラドをコーナーに振ろうとする。
  振り返されるも後ろに回りジャーマンへ。
  ドラドが着地しフェイス・バスター。
  両者ダウン。
  同時に両者、インコグニトとスカイデにタッチ。
  スカイデがレッグ・ドロップで先制するも
  インコグニトがアーム・ドラッグを連発。
  スカイデが不意を突いて場外に下りるもインコグニトは対応しトペ・スイシーダ。
  クァックとドラドが入る。
  ドラドがスプリングボード式ムーンサルトへ。
  クァックは避けると着地した所を脚払い。
  クァックは起こすとリバースDDTでカバー。カウント2.
  クァッケンドライバーを狙う。
  パンテラが入ってきてレッグ・ラリアット。
  ストームが入りパンテラに低空ドロップ・キックからシャイニング・ウィザードへ。
  パンテラはガードするとシャイニング・ウィザード。
  カバーするもクァックがカット。
  クァックがパンテラにBTSを狙う。
  パンテラがスクール・ボーイに切り返す。カウント2。
  パンテラがスプリングボード式アーム・ドラッグから丸め込んで1,2,3!

試合結果

@エディ・キングストンvs.シェイン・ストーム(Two Eyebrows 1/28/08)
A1回戦:チームIWS(エル・ジェネリコ、プレイヤー・ウノ、ステュピファイド)vs.ファースト・ファミリー(エリック・キャノン、ダーリン・コービン、ライアン・クルーズ)(King of Trios Night Two 3/1/08)
B2回戦:FISTvs.ソウル・タッチャズ(King of Trios Night Two 3/1/08)
C3回戦:マイク・クァッケンブッシュ、スカイデ、シェイン・ストームvs.チーム・メキシコ(エル・パンテラ、リンセ・ドラド、インコグニト)(King of Trios Night Three 3/2/08)
D3回戦:BLK OUT(エディ・キングストン、ラッカス、ジョーカー)vs.チーム・ジャパン(ミヤワキ、SUSMU、KUDO)(King of Trios Night Three 3/2/08)
Eクラウディオ・カスタニョーリvs.ブロディ・リー(DQ)(Passion & Persistence 4/20/08)
Fマイク・クァッケンブッシュ、スカイデ、タルボvs.クラウディオ・カスタニョーリ、パンテラ(Grit & Glory 5/18/08)