TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2006年 →Chikara:Aniversario Epsilon 5/27/06

Chikara:Aniversario Epsilon 5/27/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚、約2時間50分です。

@エディ・キングストン、山笠信介vs.ノース・スター・エクスプレス
 エディがおどけを入れて手抜き。
 山笠が初参戦とは思えぬ程
 やりたい事をやってましたね。
 それが低レベルな事はさておき。
 悪い試合。
 
 スウィニーがエディに対してマイク・アピール。
 
Aデイジー・ヘイズvs.サラ・デル・レイ
 デイジーがヒールという難しい状況で
 サラの規格外のパワーを見せようとしたために
 しっくりこない内容になっています。
 そこいらの女子レスラーには出来ない内容ではあるんですが期待を下回っています。
 悪くない試合。

Bカサノヴァ、シェイン・ヴァレンタイン、ローショックvs.ザ・コロニー、ランス・スティール
 勿論ギミックは補佐するためにあるんだけど
 下手なのを改善するのではなく、
 下手である事を仕方ないと諦め茶番に走る道具にしています。
 ひどい試合。

Cエリック・キャノンvs.ジョン・モクスリー
 まだ面白みは弱いものの
 モクスリーは受けで試合を進める素質があり、
 エリックが適切にそれを利用して試合を作っている。
 平均レベル。

Dジャグド、マックス・ボイエーvs.インコアレンス
 マシューズが怪我しているためボイエーが代役。
 ボイエーこそベノワ2世だと煽っていますが
 試合の中心はコメディーとヒール・プレイなので場違い感が少しありますね。
 インコアレンスもまだ完成度が高くはないものの
 賑やかな内容で悪くない試合です。
 
Eドクター・チェンvs.イクイノックス
 チェンがシナの入場曲、ムーブを見せるだけ。
 組む意図を感じさせない短い、ひどい試合。

FFISTvs.マイク・クァッケンブッシュ、シェイン・ストーム
 アクマが良い動きをしたりと他に比べてトップならではの見せ場があるものの
 乱戦開始のメリットを活かせなかったり
 イカルスを中心とした緩い攻防で止まったりと
 タッグとしての完成度がいまいち高くありません。
 平均レベル。 

GICW/ICWAテックス・アルカナTV王座戦:ミラノ・コレクションAT(ch)vs.ラリー・スウィニー
 スウィニー側が脚攻めで黙らせる方だったりと
 ミラノのテクニックの持ち腐れな面はあるが
 こういう観客の反応を引き出し、操ろう、という試合は
 カリスマ性のあるミラノだからこそ、それなりに成り立っている。
 丸め込みでもサブミッションでもない形でフィニッシュがやや説得力に欠ける。
 悪くない試合。
 試合後スウィニーがマイク・アピール。
 エディと握手して和解したかと思いきやいきなり殴り飛ばす。

Hタッグ王座戦、3本勝負:キングス・オブ・レスリング(ch)vs.MIYAWAKI、矢郷良明
 期待のカードでしたが
 1つの絵として指針が十分に立っていない印象でしたね。
 MIYAWAKIはレスリング指向で基本に沿った動かし方。
 一方の矢郷はハード・ヒッティングの打撃ファイトで暴れます。
 それに対してKOWも1つ1つ対応した動きを見せているのだけど
 そこに3本勝負というストーリー展開、
 1つの試合として大局を見据えた視点が欠けていました。
 MIYAWAKIが格好をつけれていなかったり
 矢郷が味をしめたか、パンチを何のためらいもなく乱れ打ったりしていたのもその原因になっています。
 まあまあ良い試合。

総評。
 1日目より内容が期待できるかと思いきや
 これまた日本人が参戦しているだけ、って意見を覆せず。
 (執筆日:4/22/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@エディ・キングストン、山笠信介vs.ノース・スター・エクスプレス
Aデイジー・ヘイズvs.サラ・デル・レイ
Bカサノヴァ、シェイン・ヴァレンタイン、ローショックvs.ザ・コロニー、ランス・スティール
Cエリック・キャノンvs.ジョン・モクスリー
Dジャグド、マックス・ボイエーvs.インコアレンス
Eドクター・チェンvs.イクイノックス
FFISTvs.マイク・クァッケンブッシュ、シェイン・ストーム
GICW/ICWAテックス・アルカナTV王座戦:ミラノ・コレクションAT(ch)vs.ラリー・スウィニー(新チャンピオン!)
Hタッグ王座戦、3本勝負:キングス・オブ・レスリング(ch)vs.MIYAWAKI、矢郷良明(2-1)