TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2006年 →Chikara:Cibernetico Forever 10/28/06

Chikara:Cibernetico Forever 10/28/06の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み2時間40分+ポッドキャスト4話35分。

1試合目−ローショックvs.レックレス・ユース
 ユースは中々のルチャ・レスラーなんですが
 動きが滑らか過ぎたり、痛がり方が下手だったりと
 攻守どちらにおいても真実味が欠けすぎているという欠点あり。
 一方のローショックは語るに足らないレスラーで
 今回も良いとこなし。
 試合の方はそこまで良いものではありませんが
 Chikaraのオープニングとしては上出来。 

2試合目−ハイドラ、クロスボーンズ、ウルトラマンティス・ブラックvs.イクイノックス、ザ・コロニー
 マンティスらがドラッグでラリっているという設定をつけたりと
 実力をネタなんかで乗り切るChikaraにおける
 アンダーカードの典型的な試合。

3試合目−エクスカリバーvs.プレイヤー・ウノ
 ひどい試合。

4試合目−シェイン・ホークvs.ツイギー
 スピードを生かして動きまくったり
 流行のダブル・ストンプなんか
 使ったりして何とか体裁を整える。

5試合目−ヤング・ライオン・カップ王座戦:エリック・キャノン(ch)vs.マックス・ボイエー
 序盤の腕取りやらでこれだけ魅せれるとは
 ボイエーは将来有望な新人ですね。
 中盤以降はいまいちだったでしたが
 序盤は見事なものでした。
 まあまあの試合。

6試合目−トルネオ・シベルネティコ:グラン・アクマ、ラリー・スウィニー、イカルス、アイアン・セインツ(サル&ブランドン&ヴィトー・トマセーリ)、キングス・オブ・レスリング(クラウディオ・カスタニョーリ、クリス・ヒーロー)vs.エディ・キングストン、ノース・スター・エクスプレス(ダーリン・コービン、ライアン・クルーズ)、ハロウィックド、シェイン・ストーム、チーチ、マイク・クァッケンブッシュ、クラウディ
 メインに人を取られている割に
 これまでの試合は頑張っているので
 成功させなければいけないところ。
 第1回は失敗でしたが今回はどうなるか。
 面子もまあまあでタッグ屋もいるし期待は出来そうです。
 さて結果からいうと面子が良くなったことで
 そのまま質の上昇につながり
 試合時間も60分と適切なものでしたが
 チーム・プレイというものに欠けています。
 サバイバー・シリーズより明らかに劣っている試合形式ですからこれがないと致命的です。
 断続的なシングルの集積ではなく
 8人で行うタッグという内容にしないといけないし
 レスラーもそういう感覚を持たないといけません。
 連携技はほとんどなしも同然でしたし交代の仕方を軽視している感じです。
 主催する6人タッグ・トーナメントでは見事な連携とか見せているのだからできるはずなんですけどね。
 後は8人もいるので単純に上手いより
 いかに個性を見せれるかを基準にレスラーを揃えたほうがよいですね。
 第1回に入っていたお笑いキャラも入れた方が良い気がします。
 なんだかんだいって定番化できる質にはなっているので次回に期待です。
 好勝負には少し届かず。
 
総評。
 メイン以外を通常並の出来に仕上げ
 メインも改善点はあるものの上出来。
 Chikaraの大会の中では良い方に入ります。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

Eトルネオ・シベルネティコ:グラン・アクマ、ラリー・スウィニー、イカルス、アイアン・セインツ(サル&ブランドン&ヴィトー・トマセーリ)、キングス・オブ・レスリング(クラウディオ・カスタニョーリ、クリス・ヒーロー)vs.エディ・キングストン、ノース・スター・エクスプレス(ダーリン・コービン、ライアン・クルーズ)、ハロウィックド、シェイン・ストーム、チーチ、マイク・クァッケンブッシュ、クラウディ
  (スウィニーらヒール・チームをルードス、キングストンらベビー・チームをテクニコスと呼びます)
  ルードスは円陣を組んでいる一方
  テクニコスはキングストンが1人逸っている。
  まずは基本的な攻防の1対1を断続的に行う。
  一通り終わって14分経過。
  キャプテンのエディがCCに続きアクマを圧倒、。
  ルードスは作戦会議を開き立ち去ってしまう。
  エディがコービンと代わったのを見て戻ってくる。
  意気揚々とキャプテンのスウィニーが出てくるもコービンに歯が立たず場外に逃げる。
  その後もテクニコスが圧倒。
  この流れを止めようとヒーローが出てくるも宿敵クァックの前に為す術なし。
  CCが圧倒的な体格差でクラウディーを捕まえる。 
  24分経過。
  チャンスとばかりにクラウディーを捕まえ痛めつけていく。
  スウィニーがキングストンを挑発しながらクラウディーを甚振るも
  隙をつかれキングストンとタッチされる。
  スウィニーは慌てて逃げる。
  中盤モードに入り隙あらばフォールを奪ってやろうという雰囲気が漂う。
  サルがクルーズに場外へのブレーン・バスターを決め両者落下したりと攻防が激しくなる。
  ストームがヒーローとのルチャらしい攻防に打ち勝ちトペ・コンヒーロ。
  クァックとアクマの素早い攻防もクァックが勝ちトペ・コンヒーロ。
  クラウディーがそこにダイブしたのにつられスウィニーがダイブを狙う。
  そこをエディが襲い掛かり殴り合い。
  場外にもつれ出ると他を巻き込み乱闘になる。
  その間にコービンとイカルスがリングで戦っている。
  イカルスがぺディグリーを決め1,2,3!
  コービン脱落(34分経過)!
  敵を討とうと出てきたクルーズを捕らえると連携攻撃で追い込む。
  コービンはヴィトーとクロス・ボディで相打ちにするとハロウィックドタッチ成功。
  ハロウィックドはブランドンのSTDボムから逃れるとフィッシャーマン・スパイン・バスターで1,2,3!
  ブランドン脱落(40分経過)!
  ヒーローが勢い良く襲い掛かる。
  交代したストームがシャイニング・ウィザードを決めるもヒーローは場外に転がり落ちてしまう。
  それでも波に乗るストームはCCをいなし、
  アクマとの一進一退の攻防の末シャイニング・ウィザードへ。
  アクマに抱え上げられるもサンセット・フリップに返しカウント3を奪う!
  アクマ脱落(43分経過)!    
  アクマがレフェリーの注意を引いている隙に
  スウィニーがストームにロー・ブローからパイル・ドライバーでカウント3!
  ストーム脱落(43分経過)!
  卑怯なスウィニーにチーチが襲い掛かっていく。
  スウィニーはスタンガンでチーチの動きを止めるとコーナー上へ。
  しかしクァックがロープを揺らしたため股間を強打。天罰が下る。
  クァックはイカルスをモンキー・フリップで場外に落とすとエプロンからトペ・コンヒーロ。
  アイアン・セインツが2人がかりでクラウディーに襲い掛かり
  ドゥームス・デイ・デバイスへ!
  寸前でクラウディーがヴィクトリー・ロールに切り返し1,2,3!
  ヴィトー脱落(46分経過)!
  クラウディーはこの勢いでヒーローに果敢に立ち向かっていくも
  ヒーローズ・ウェルカム・チャンピオンシップ・エディションの前にカウント3!
  クラウディー脱落(46分経過)!
  エディが出てくるやCCがヒーローに加勢。
  しかし逆にエディが2人を蹴散らす。
  これを見たスウィニーがあからさまのロー・ブローを連続。
  留まることを知らないスウィニーの卑怯さ加減にレフェリーは反則を指示!
  スウィニー脱落(47分経過)!
  スウィニーの犠牲を無駄にしてはならないとイカルスがキングストンにセカンド・ロープからのぺディグリー!
  カバーするもカウントは2!
  キングストンはスライス・ブレッド#2をバック・ドロップに返しタッチ。
  クルーズがイカルスに道連れクローズライン。
  ハロウィックドがサルを落としトペ・スイシーダ。
  ヒーローがチーチにアトミック・ドロップ、ジャーマンと決めカバーするもカウント2。
  ならばとクラベイト・カッターへ。
  チーチはバック・ドロップに返しビッグ・ブーツ。
  CCのブラインド・タッチ攻撃を避けると場外のヒーローにサマーソルト・ブランチャ。
  クァックがCCにヘッド・シザースの入りからのアーム・バー・テイクダウンを決め丸め込むもカウント2。
  CCはハリケーン・ラナをパワー・ボムに返す。
  カウント2と分かるやもう一度持ち上げライガー・ボム!カウントは2!
  クァックがコーナー上から飛びついてハリケーン・ラナ!イカルスがカット。
  イカルスがクァックにスライス・ブレッド#2を決める!
  キングストンが入りコーナーへのノーザンライト・スープレックス!
  クルーズのダイビング・レッグ・ドロップにつなげるも避けられ自爆!
  サルが必殺のドライバーを狙う!
  クルーズは逃れるとチョップを浴びせ回し蹴りへ。
  その動きを利用しサルが抱え上げ必殺のドライバーで1,2,3! 
  クルーズ脱落(51分)!
  ハロウィックドがビッグ・ブーツからスパイン・バスター。カウントは2。
  サルの反撃を退けムーンサルトで1,2,3!
  サル脱落(53分)!
  チーチがヒーローにパワー・ボムを狙う。
  ヒーローは逃れるとリリース・スープレックスからハングマンズ・クラッチ!
  チーチがタップし脱落(54分)!
  ヒーローは出てきたクァックを殴りつけQDを狙う!
  クァックは丸め込みに返す。
  カウント2と分かるやハングマンズ・クラッチへ!
  たまらずヒーローがタップし脱落(55分)!
  CCが敵討ちしようと出てくる。
  コーナー上のクァックを捕まえると雪崩式ベリー・トゥー・ベリー・スラムで1,2,3!
  クァック脱落(56分)!
  CCがキングストンにウォータースライドを決めカバー。カウント2。
  キングストンはCCがもう1発再び狙ってきた所にラ・マヒストラルで1,2,3!
  CC脱落(57分)!
  残りはイカルスだけ!
  ハロウィックドはイカルスのぺディグリーから逃れるとヘッド・シザースからスーパープレックスを狙う。
  イカルスはハロウィックドは押し飛ばすと飛びついてハリケーン・ラナで1,2,3!
  ハロウィックド脱落(58分)!
  これでテクニコスもキングストンだけ!
  勝敗の行方はキングストンとイカルスの手に委ねられた!
  イカルスはキングストンもスライス・ブレッド#2で葬ったかと思われたがロープに脚がかかる!
  ならばともう1発決めるもカウントは2!
  キングストンがエクスプロイダーにバック・ドロップと盛り返す。
  しかしショート・レンジ・ラリアットでもカウント2までしか奪えない。
  ならばとキングストンは雪崩式バック・ドロップを狙う!
  イカルスは防ぐとコーナー上からスライス・ブレッド#2で1,2,3!
  キングストンが脱落しルードスの勝利(60分)!

試合結果

@ローショックvs.レックレス・ユース
Aハイドラ、クロスボーンズ、ウルトラマンティス・ブラックvs.イクイノックス、ザ・コロニー
Bエクスカリバーvs.プレイヤー・ウノ
Cシェイン・ホークvs.ツイギー
Dヤング・ライオン・カップ王座戦:エリック・キャノン(ch)vs.マックス・ボイエー(新チャンピオン!)
Eトルネオ・シベルネティコ:グラン・アクマ、ラリー・スウィニー、イカルス、アイアン・セインツ(サル&ブランドン&ヴィトー・トマセーリ)、キングス・オブ・レスリング(クラウディオ・カスタニョーリ、クリス・ヒーロー)vs.エディ・キングストン、ノース・スター・エクスプレス(ダーリン・コービン、ライアン・クルーズ)、ハロウィックド、シェイン・ストーム、チーチ、マイク・クァッケンブッシュ、クラウディ