TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2005年 →Chikara:Tag World Grand Prix Night Three 2/20/05

Chikara:Tag World Grand Prix Night Three 2/20/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約3時間55分です。

会場は劇場タイプです。

@ ジミー・ジェイコブス、ダニー・ダニエルズ、アリソン・デンジャーvs.エディ・キングストン、ジョン・ダマー、DJハイド
 観客と積極的に関わるジェイコブスとキングストン
 率先して会場を暖めました。
 試合としてはダマーやらハイドが入っているので微妙なシーンも。
 少し悪い試合。 

A準々決勝:チームIWS(エル・ジェネリコ、マイク・クァッケンブッシュ)vs.スーパー・フレンズ(マイク・クァッケンブッシュ、クリス・ヒーロー)
 今でこそスティーンネリコは名タッグですが
 今回は連携技さえなくタッグとして組み立ての時期かな。
 試合ですが色々な要素をユーモアでまとめた
 Chikaraらしい内容でステージからリング内でダウンしている相手にトペコンを決めたり
 4人で順繰りにフォア・アームズを打ち合うシーンなどが見られます。
 平均的な良試合。
 このカードはそれぞれが成長を遂げた現在、改めて見てみたいですね。

B準々決勝:ジグソウ、セイビアンvs.デス・マッチ・キングス(ネクロ・ブッチャー、マッド・マン・ポンド)
 今回ジグソウはCZWメンバーとしての参戦ですね。
 試合はDMKがラフ・ファイトを見せ最後は凶器を使い反則というもの。
 場外も使わないのでこじんまりとしてつまらないものに。
 悪い試合です。
 試合後もDMKは凶器でジグソウ、セイビアンを痛めつける。

C準々決勝:エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリvs.ナイト・アイ・フォー・ザ・パイレーツ・ガイ(ジョリー・ロジャー、ランス・スティール)
 同じChikaraという事でキャノン、CCは
 NEFTPGの良い所を知っており、そこをポイントで出させながら
 後はほとんどの攻めを担当して試合を作っています。
 平均レベルです。

D準々決勝:チーム・オオサカ・プロ(えべっさん、ビリ・ケン・キッド)vs.チーム・トウリュウモンX(ミラノ・コレクションAT、スカイデ)
 ミラノは完全に才能ある若手という印象で
 ここから1年の間にあの堂に入ったカリスマ性を帯びるとは信じられませんね。
 さて試合ですが敢えてお笑いを控えめにして
 トウリュウモン側にスタイルを譲った格好に。
 一応大阪プロレスもルチャの要素を含んでいるとはいえ
 ミラノとスカイデの魅力を十分に引き出せるというのは
 なんだかんだ言って日本のプロレスの
 平均レベルの高さを感じさせますね。
 これは中々良い試合でMOTN。

E準決勝:エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリvs.ジグソウ、セイビアン
 ジグソウ、セイビアンにダメージが残っているという設定で
 不意打ちから早めの展開で進めていきます。
 最後は定番のチープ・フィニッシュで良いと思うが
 ちょっと時間がかかり過ぎかな。
 悪くない試合。  

F準決勝:スーパー・フレンズvs.チーム・オオサカ・プロ
 Chikaraは大阪プロレスを意識しているだけに
 友好的なムードの中お笑いからハイ・フライングまで
 色々やってみましたという感じですね。
 独創的なムーブも生まれたものの
 試合としてはそれが若干散漫な方向に働いた事も否めない。
 まあまあ良い試合です。

GFIST(グラン・アクマ、イカルス)、ビーフ・ウェリントン、ザ・ベアーvs.ラッキー、アンソニー・フランコ、JCライダー、マット・ターナー
 ザ・ベアーはそのまんま熊の着ぐるみ。
 Chikaraの得意な奴ですね。
 こいつがいることからも分かるとおりファン・マッチで
 連続ダイブや全員の連鎖ムーブなどが見られます。
 平均レベル。

Hシェイン・ストーム、パーフェクト・ストレンジャーズ(エミル・シトッチ、トリック・デイビス)、ノース・スター・エクスプレス(ダリン・コービン、ライアン・クルーズ)、チームMPWvs.ラリー・スウィニー、デイビー・アンドリュース、シェイン・ハガドーン、スペシャルK(チーチ&クラウディー)
 トーナメント決勝前に多人数タッグを挟むのは
 定番だけど2試合も組む必要はないですね。
 前の試合でやったのでファン・マッチと割り切ることも出来ず
 数も多いのでだらだらと時間だけが過ぎます。
 悪い試合です。

I決勝:スーパー・フレンズvs.エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリ
 序盤が4人ならではの見応えのあるレスリング、
 中盤がここまでのトーナメントでヒールを高めたキャノン、CCがクァックを孤立させ
 さあクァックがヒーローにタッチして終盤だと思ったら
 ヒーローが裏切り終了・・・。
 今だからこの後KOTWが活躍しvs.ヒーローがvs.CCに並ぶ売りカードになった事を知っているので
 試合とトーナメントをぶちこわしてまでその衝撃度を
 高めようとした狙いに納得できますけれど
 リアル・タイムで見ていたらトーナメントの決勝にふさわしい
 MOTNの出来になるかと期待していたのに
 突然バッド・エンドに突き落とされるってのは完全に納得いかない。
 これで大幅に落として平均より少し上。
 
総評。
 IWS、大阪プロ、トウリュモンXの参加で
 成功していたのですけれども、やっぱりエンディングがねぇ・・・。
DVD Rating:★☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ジミー・ジェイコブス、ダニー・ダニエルズ、アリソン・デンジャーvs.エディ・キングストン、ジョン・ダマー、DJハイド
A準々決勝:チームIWS(エル・ジェネリコ、マイク・クァッケンブッシュ)vs.スーパー・フレンズ(マイク・クァッケンブッシュ、クリス・ヒーロー)
B準々決勝:ジグソウ、セイビアンvs.デス・マッチ・キングス(ネクロ・ブッチャー、マッド・マン・ポンド)(DQ)
C準々決勝:エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリvs.ナイト・アイ・フォー・ザ・パイレーツ・ガイ(ジョリー・ロジャー、ランス・スティール)
D準々決勝:チーム・オオサカ・プロ(えべっさん、ビリ・ケン・キッド)vs.チーム・トウリュウモンX(ミラノ・コレクションAT、スカイデ)
E準決勝:エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリvs.ジグソウ、セイビアン
F準決勝:スーパー・フレンズvs.チーム・オオサカ・プロ
GFIST(グラン・アクマ、イカルス)、ビーフ・ウェリントン、ザ・ベアーvs.ラッキー、アンソニー・フランコ、JCライダー、マット・ターナー
Hシェイン・ストーム、パーフェクト・ストレンジャーズ(エミル・シトッチ、トリック・デイビス)、ノース・スター・エクスプレス(ダリン・コービン、ライアン・クルーズ)、チーム MPWvs.ラリー・スウィニー、デイビー・アンドリュース、シェイン・ハガドーン、スペシャルK(チーチ&クラウディー)
I決勝:スーパー・フレンズvs.エリック・キャノン、クラウディオ・カスタニョーリ(優勝!)