TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2005年 →Chikara:Running in the Red 11/13/05

Chikara:Running in the Red 11/13/05の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み3時間20分(ポッドキャストなし)

1〜6試合目は相変わらず質の低い試合の上
ネタもほとんど使わずなので個別の感想は飛ばします。
1試合目だけ少し触れておきます。
質はともかくChikaraらしい攻防にあふれてはいました。
注目はドラゴン・ドラゴンです。
ドラゴンの着ぐるみレスラーで会場をわかせます。
CP Munk程の面白さではないですけどね。

7試合目−3本勝負:ジグソウvs.ハロウィックド
 Chikaraの3本勝負は1本とほぼ試合時間が同じなので
 展開が希薄になって逆に悪くなっているんじゃないのというのが多いです。
 (とはいえ実際1本勝負の同カードを見ると
 1本勝負の方が更に悪かったりするのですが)
 流行のダブル・ストンプ系を使って何とか盛り上げていますが
 平均的なレベルの試合。
 このカードでこの程度の質っていうのがChikaraの悩みですね。
 
8試合目−チーチ&クラウディーvs.エディ・キングストン、セイビアン
 この頃はまだ完成度が低いとはいえ
 チーチ&クラウディーは意外に良いタッグ。
 しかし体格の小ささがネックです。
 規格外のキングストンを生かすために序盤に小劇を入れたりしています。
 まあまあの試合。 

9試合目−クラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ
 当然マッチ・オブ・ザ・ナイト。
 何度と行われているこのカード。
 さて今回は・・・
 まず目に付くのはいつもより複雑な切り返し合いの攻防が多いです。
 このおかげで既視感を覚えません。
 しかしその一方で14分というやや短い試合時間のために
 チェーン・レスリングはなしですし
 切り返し合いの攻防の単発では盛り上がるものの
 終盤も含めて流れとしてはいまいちで乗り切れず
 物足りなさを感じます。
 好勝負には及ばず。

10試合目−マスクvs.マスク:グラン・アクマvs.シェイン・ストーム
 ストームの動きがいつにもまして鈍い。
 ルチャの1つの魅力、素早い攻防なんて皆無。
 いくらマスクvs.マスクとはいえCCvs.クァックから
 メインを奪っているんだからもう少し良い試合を見せて欲しかった。
 少し悪い試合。

総評。
 7,10試合目という目に付くカードも
 相変わらずChikaraレベルを脱却できず、
 CCvs.クァックも好勝負を超えてこなかった。
 いつものアット・ホームな雰囲気を犠牲にして
 充実したカードで大会場(ECWアリーナ?)にのりこむも 
 中身が看板より下回っては元も子もない。 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Hクラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ
  CCが襲い掛かる。
  クァックがアーム・ドラッグ連発で返り討ち。
  CCは許しを請い握手を求める・・・
  振りをして襲い掛かる。
  クァックがモンキー・フリップを狙う。
  CCは着地する。
  クァックがモンキー・フリップを決めるとCCはコーナーに逆さ吊りになる。
  クァックが頭部にドロップ・キックを決める。
  流れるような攻防からクァックはモンキー・フリップを決めると
  場外のCCにヘッド・シザース。
  CCは飛び越えようとしたクァックを捕まえボディ・スラム。
  CCは掌底をアッパーカートではじくとバック・ドロップ。
  CCがヒール・プレイを見せながら攻めていく。
  CCがコーナー上へ。
  クァックはCCの体勢を崩すとスーパープレックスを狙う。
  CCがフェイス・バスターに返そうとする。
  クァックは着地して防ぐと掌底。
  ロープで勢いをつけると跳躍して雪崩式アーム・ドラッグ。
  両者ダウン。
  クァックが攻めていく。
  切り返し合いからフェイス・バスターを決める。
  カバーするもカウント2。
  ダイビング・エルボー・ドロップを決めカバーするもカウント2。
  CCが変形TKOを狙う。
  クァックは逃れるとフェイス・バスターから丸め込み。カウント2。
  ならばとスワントーン・ボム。カウントは2。
  打撃の攻防からCCが変形TKO。
  カバーするもカウント2。
  クァックがコーナーを蹴り上げて飛びつきDDT。
  カバーするもカウント2。
  クァックが掌底を決める。
  CCが気合で起き上がりアッパーカート。
  クァックも気合で起き上がり掌底とアッパーカートのダブル・クロス。
  両者ダウン。
  CCが打ち上げアッパーカートを狙う。
  クァックはハリケーン・ラナに切り返す。
  しかしCCが体勢を変え1,2,3!

試合結果

@イカルス、ドクター・チャング、ウルトラマンティス・ブラック、ハイドラvs.ランスロット、エンジェル・デル・フエゴ、ドラゴン・ドラゴン
Aミスター・ゼロvs.ローショック
Bマット・ターナー、アンソニー・フランコvs.デイビー・アンドリュース、シェイン・ハガドーン
Cセクシー・エディ、ビーフ・ウェリントンvs.スウィート&サワー・インターナショナル(ラリー・スウィニー、シェアクロッパー)
Dクリス・ヒーローvs.イクイノックス
Eクリス・ヒーローvs.スミエ・サカイ
F3本勝負:ジグソウvs.ハロウィックド(2-1)
Gチーチ&クラウディーvs.エディ・キングストン、セイビアン
Hクラウディオ・カスタニョーリvs.マイク・クァッケンブッシュ
Iマスクvs.マスク:グラン・アクマvs.シェイン・ストーム