TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2004年 →Chikara:The Cibernetico Cometh 10/30/04

Chikara:The Cibernetico Cometh 10/30/04の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約2時間40分(ポッドキャストなし)

1試合目−クラウディオ・カスタニョーリvs.アメリカン・ジゴロ
 流れのないひどくつまらない試合です。
 ラウンド形式で行われました。
 こんなオープニングでいいのか・・・?

2試合目−ラベージvs.ナイルズ・ヤング
 ラベージが狂人キャラたるものをまったくわかってないので
 うるさいだけの悪い試合だったなという印象しか残らない・・・。

3試合目−ワイルド・カーズ(マルシアーノ、キングストン)vs.ジョーカー、セイビアン
 らしくない戦い方だったりと試合自体はたいしたことないんですが
 冷え冷えとした会場を暖めようとする意気は良し。
  
4試合目−1PWメキシカン・ライトウェイト王座戦、3本勝負:オリエンタル(ch)vs.スカイデ
 とりあえず動きまくっているんですが
 彼らからは間とか妙といったものがまったく感じ取れません。
 それがルチャなのかもしれませんけれど
 なんとも評価できないですね。
 更に3本勝負といっても正味11分くらいで
 序盤以外(その序盤もスピードだけであまり中身は伴っていません)たいした攻防もなく・・・
 
5試合目−トルネオ・シベルネティコ:ロス・ルードス(ローショック、マノ・ミータリコ、ハロウィックド、ウルトラマンティス・ブラック、シャレクロッパー、ラリー・スウィニー、スパイラズル)vs.テクニコス(ミスター・ゼロ、グラン・アクマ、ジョリー・ロジャー、プライベート・アイ、シェイン・ストーム、DJスティーズル、イカルス、ジグソウ)
 良い試合が無く早くも5試合目でメインです。
 このトルネオ・シベルネティコというのは
 8vs.8エリミネーションというとんでもないものでして
 当然試合時間は1時間を越えます。
 当時Chikara設立2年程ですから
 今より更に層の薄さは顕著で
 アンダーカードを切り詰めても16人の中に
 レベルの低いレスラーが入っています。
 連携技もほとんどなく
 見所の無い攻防をだらだらと続けていきます。
 (唯一良かったのはハロウィックドvs.アクマの
 シングルやったら良いものになるのではという兆しが見えたことぐらい)
 この試合形式が難しいことは分かりますが
 初回ということを考慮しても決して良いとはいえない出来でした。
  
総評。
 メインの煽りでいつにもましてアンダーカードは寒々しい出来栄え。
 かといってメインも面子不足に練り不足と失敗。
 記念すべき初回シベルネティコ大会というコレクターズ・アイテムにすぎない。
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Dトルネオ・シベルネティコ:ロス・ルードス(ローショック、マノ・ミータリコ、ハロウィックド、ウルトラマンティス・ブラック、シャレクロッパー、クロスボーンズ、ラリー・スウィニー、スパイラズル)vs.テクニコス(ミスター・ゼロ、グラン・アクマ、ジョリー・ロジャー、プライベート・アイ、シェイン・ストーム、DJスティーズル、イカルス、ジグソウ)
  ゼロはスピードがないものの経験豊富。
  アクマはシュート系若手テクニシャン。
  ミータリコ、クロスボーンズは他より二周り大きいタンク型のパワー・ファイター。
  スウィニーはヤング・ライオンズ・カップ保持者。
  蟻レスラー、マンティスはとにかく叫ぶのでうるさい。
  ロジャーはお笑い系。アイも見た目どおり(顔が目ん玉になっている)お笑い系。
  スパイラズルは謎のマスクマン。
  お笑いムーブを見せたかと思えばキレのある攻撃も見せる。
  ひたすら1対1を断続的に行っていく。
  1人スウィニーだけはリングに上がろうとせず力を蓄えておく作戦。
  スウィニー以外出終えた所で20分経過。
  アクマ対ハロウィックドの組み合わせでは見事な攻防が見られる。
  30分が経過しスウィニーも出てくる。
  この試合始まって以来初めてダイブも出るようになる。40分経過。
  ストームがSTOPの標識を見せてミータリコの動きを止める。
  そこにロジャーがダイビング・クロス・ボディ。
  イカルスらも覆いかぶさりカウント3。
  ミータリコ脱落。(41分)
  ハロウィックドはアイの目ん玉をひねり横にするとスクール・ボーイでカウント3。   アイ脱落。(42分)
  ルードスがタッチ・ワークを見せるようになりストームを孤立させる。
  ストームは何とかDJにタッチすることに成功。
  スウィニーはスタンガンからDJを丸め込みカウント3。
  DJ脱落。(51分) 
  イカルスが勢い良くスウィニーに襲い掛かりるも
  タッチしたジグソウが捕まってしまい流れを変えるには至らない。
  ジグソウが隙を突いてクロッパーを丸め込む。カウント3。
  クロッパー脱落。(58分) 
  ゼロはクロスボーンズのラリアットを避けるとラリアットを決めカバーし1,2,3。
  クロスボーンズ脱落。(59分)  
  スウィニーが襲い掛かりDDTでカウント3。
  ゼロ脱落。(59分)
  ルードスがアクマを孤立させ痛めつけていく。
  一方的に攻撃されていたアクマだったがクローズライン相打ちからタッチに成功。
  マンティスはロジャーのトルネードDDTをスパイン・バスターに返すと
  変わったサブミッションでタップを奪う。
  ロジャー脱落。(69分)
  ストームがマンティスにシャイニング・ウィザードを狙うも不発。
  マンティスがストームにデス・バレー・ドライバーを決めカバーするもカウントは2。
  ストームはマンティスにジャーマンを決めるとシャイニング・ウィザードで1,2,3。
  マンティス脱落。(70分)
  これでそれぞれ半分の4対4となった。
  スウィーニーがストームにブレーン・バスターを狙う。
  次々に入ってきて結果テクニコス4人がルードス4人をまとめてぶれーん・ばスター。
  ローショックがストームにヴィクトリー・ロールを決めカウント3。
  ストーム脱落。(71分)
  イカルスがハロウィックドにスライス・ブレッド#2を決めカバー。
  ハロウィックドの脚がロープにかかる。
  ハロウィックドがイカルスに変形のスタナーを決めカウント3。
  イカルス脱落。(72分) 
  ジグソウにも変形スタナーを狙う。
  ジグソウはボディ・シザースに切り返し丸め込む。カウント3。
  ハロウィックド脱落。(73分)
  スウィニーは怪我の振りをして油断させると不意を突いてアクマを殴る。
  カバーしカウント3。
  アクマ脱落。(74分)
  これで3対1(ローショック、ラリー・スウィニー、スパイラズル対ジグソウ)。  
  スウィニーが勝利を確信しアピールしている裏で
  突然スパイラズルがローショックにフェイス・バスター。
  ジグソウにカバーさせカウント3。
  ローショック脱落。(75分)
  スウィニーが何やってんだとスパイラズルを問い詰める。
  スパイラズルがマスクを脱ぐ。
  その正体はクァッケンブッシュ。
  クァックが去って勝負はスウィニー対ジグソウで決まることに。
  ジグソウは逃げ出したスウィニーをリングに戻す。
  スウィニーがリングに入ってきたジグソウに襲い掛かりパイル・ドライバーを狙う。
  ジグソウはジグトニックの体勢に返そうとする。
  スウィニーが再びパイル・ドライバーの体勢に戻す。
  ジグソウは逃れるとシャイニング・延髄切りで1,2,3!
  ジグソウが唯一の生き残りとなりテクニコスの勝利!
  77分の激闘の幕が閉じた。

試合結果

@クラウディオ・カスタニョーリvs.アメリカン・ジゴロ
Aラベージvs.ナイルズ・ヤング
Bワイルド・カーズ(マルシアーノ、キングストン)vs.ジョーカー、セイビアン
C1PWメキシカン・ライトウェイト王座戦、3本勝負:オリエンタル(ch)vs.スカイデ(2-1)
Dトルネオ・シベルネティコ:ロス・ルードス(ローショック、マノ・ミータリコ、ハロウィックド、ウルトラマンティス・ブラック、シャレクロッパー、ラリー・スウィニー、スパイラズル)vs.テクニコス(ミスター・ゼロ、グラン・アクマ、ジョリー・ロジャー、プライベート・アイ、シェイン・ストーム、DJスティーズル、イカルス、ジグソウ)