TOPアメリカン・プロレスChikaraChikara 2004年 →Chikara:Best of 2003

Chikara:Best of 2003の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

2枚組み約2時間40分
画質はやや粗いです。
解説をかぶせているために
会場の音声が低くなって魅力の雰囲気が感じ取りにくいものあり。

クァックら以外も収録したいという意図で
全然良い試合でないにもかかわらず選ばれたのが以下の試合。
 1試合目−ブラインド・レイジvs.DJスティールズ
 7試合目−ローショックvs.ジョリー・ロジャー
 
他団体のレスラーが参戦したよってな理由だけで選ばれたのが以下の試合。
 2試合目−チーム・トウリュウモン(スカイデ、アラケンシト)vs.スーパー・フレンズ(マイク・クァッケンブッシュ、クリス・ヒーロー)
 3試合目−ナイト・シフト(ハロウィックド、ブラインド・レイジ)vs.チームIWA-MS(ブラッド・ブラッドリー、ジミー・ジェイコブス)  
 8試合目−スミエ・サカイvs.ジグソウ

期待外れの1戦がこれ。 
 9試合目−1PWメキシカン王座戦、3本勝負:スカイデ(ch)vs.マイク・クァッケンブッシュ)
 3本勝負というとシングルより過酷な試合をイメージしますが
 これは違って6分4分4分で
 あっけなくフォール奪われていきます。
 彼らのチェーン・レスリングなんかは
 素晴らしいのだけれど
 全体的な試合として見た時決して良いとはいえない。
 ルチャの欠点(よく知りはしませんが)がもろに出た試合。

さて残りの試合は好勝負以上ではなかったとはいえ
03年がChikaraを創設してまもないことなんかを
考えるとベスト集に入っていても構わないだろうという試合。 

マイク・クァッケンブッシュ、グラン・アクマ、イカルス、ミスター・ゼロ、ウルトラマンティス・ブラックvs.ワイルド・カーズ、ハロウィックド、コナンドラム
 後のシベルネティコにつながったのであろうこのカード。
 ちゃんとタッグとして進行させていき
 Chikaraらしい自由なプロレスをやっています。
 多人数ならではのムーブもあり。
 惜しむべきは試合時間の長さ。
 エリミネーションではなく1フォールのせいなんですが
 終盤もしかしたら10分くらい削れるかもってなぐらい最後はだらだら。
 好勝負に少し届かず。

スーパー・フレンズvs.スウィス・マニー・ホールディング(アーレス、クラウディオ・カスタニョーリ)

 後に黄金カードとなるクァックとCCのChikaraでの初対面(のはず)。
 2試合目と同じくタッグ要素がまったくなし。
 わざと時間を稼ぐためだけに一時的にタッグの孤立させるシーンをいれている。
 まだ洗練されてないとはいえCCとクァック、ヒーローの絡みは将来性を感じさせるものでした。
 アーレスは・・・わりかし分かってる方だけど地味。
 かといって地味が彼の色にもなっていなく・・・
 まあまあ良い試合。

イカルスvs.ジャック・マルシアーノ
 彼らの中ではという前提がつくなら間違いなくベストの名に値する。
 中々気合の入った試合でした。
 マルシアーノは良いレスラーだったんですが
 最近見ませんね。
 どこにいったんでしょう?
 
総評。
 特別良い試合は在りませんでしたが
 正直なところこれがChikaraの03年の状況だったんでしょうね。
 画質とか解説の問題がなければ
 まだましなんですけれど・・・。 
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

Cマイク・クァッケンブッシュ、グラン・アクマ、イカルス、ミスター・ゼロ、ウルトラマンティス・ブラックvs.ワイルド・カーズ、ハロウィックド、コナンドラム
  クァックはジグソウ相手に変幻自在のストレッチ術を見せると
  邪魔しにきたローショックとまとめてアトミック・ドロップにボストン・クラブ。
  マルシアーノは相手を捕まえるとエプロンのキングストンに渡す。
  するとキングストンはロープに腕を打ちつけまくる。
  クァックも同様にしようとするが寸前でクァックがマルシアーノと入れ替える。
  これでワイルドカーズは仲間割れの危機になるが仲直り。
  クァックとマルシアーノのスピード感あふれる見事な攻防はクァックに軍配が上がる。
  クァックはフェイク・ダイブを避けようとしたマルシアーノに張り手。
  マルシアーノは同じ場外にいたローショックがやったと思い込む。
  ローショックは観客のせいにして切り抜ける。
  ゼロはローショックのクローズラインを避けていく。
  その内両者体力がきれる。
  最後はゼロの只のロー・キックでローショックは場外へ。
  素早い攻防が見られる。
  特にアクマ対ハロウィックドは見物。
  その時レフェリーも含め全員が回ってジャンプするシーンがある。
  勢いのあるアクマだったがキングストンのジャーマンから捕まってしまう。
  連携攻撃でアクマを追い詰めていく。
  アクマはブレーン・バスターをDDTに返すとタッチ成功。
  イカルスがジグソウにスライス・ブレッド#2を狙う!  
  キングストンがジグソウを助け出し今度はイカルスが孤立する。
  4人の腕のトランポリンで打ち上げられたジグソウのボディ・プレスはカウント2。
  交代したゼロが相手を蹴散らしトペ・スイシーダ。
  次々とダイブしていく。
  リングに残ったのはイカルスとハロウィックド。
  ハロウィックドがサブミッションを決めると
  場外のレスラーが入ってきて数珠繋ぎにサブミッションをかけていく。
  全員終わったら一番頭のレスラーがサブミッションから逃れ
  末端のレスラーにサブミッションをかけるを繰り返す。
  全員が崩れ落ちるとクァック対マルシアーノに。
  クァックが掌底からスプリングボード式ダブル・ストンプからカバー。ジグソウがカット。
  ゼロがジグソウにスパイダー・ジャーマンを狙う。
  ジグソウは逃れると逆さ吊りになったゼロに
  コーナー・トゥー・コーナーのスプリングボード式ドロップ・キック。
  イカルス対キングストン、マンティス対ローショック、
  ハロウィックド対アクマと両者試合を決めようと一進一退の攻防を繰り広げる。
  アクマがハロウィックドにブレーン・バスターを狙う。
  次々と横につながっていく。
  同時にベビー・チームが丸め込む。カウント2。
  クァック、アクマ対ワイルドカーズが戦う。
  ワイルドカーズがパワー・ボムを狙う。
  クァック、アクマは手をつないで耐え切るとハリケーン・ラナに返す。
  1,2,ジグソウ、ローショックがクァック、アクマを丸め込む。カウント2。
  ワイルドカーズがクァック、アクマを羽交い絞めにし
  ジグソウ、ローショックがスーパー・キックを放つも避けられ誤爆。
  ジグソウ、ローショックがアクマ、クァックにサブミッションを決め2つをリンクさせる。
  タップしないと見るやアクマに2人で強化版ロール・アップ。
  クァックがカット。
  クァック、アクマは飛び技を避けると場外に落とし交差してのダイブ。
  リングにはイカルスとハロウィックド。
  イカルスが遂にスライス・ブレッド#2を決めるもカットされる。
  ジグソウ、ローショックがマンティス、ゼロをサンドウィッチにする同時攻撃。
  2人でマンティスに強化版丸め込み。ゼロがカット。
  同時にゼロ、マンティスにパワー・ボムを狙う。
  マンティス、ゼロがデス・バレー・ドライバーに返すがカウントは2。
  ショルダー・スルーで落とすも今度はワイルド・カーズが復活してくる。
  連携攻撃の応酬もカット受けカウント3を奪えない。
  ゼロがキングストンを丸め込むと
  次々入ってきて全員丸め込むか丸め込まれている。カウントは2。
  ベビー・チームが他を外に出しローショックに集中攻撃をかける。
  ゼロのパワー・ボムからイカルスのブルドッグ+マンティスのフェイス・バスターに
  アクマのダイビング・レッグ・ドロップ+クァックのダイビング・ボディ・プレス。
  しかしまたもやカットが入る。
  今度はイカルスが集中攻撃を受ける。
  ハロウィックドのスーパー・フィッシャーマンズ・バスターに
  ローショックのコークスクリュー・ムーンサルト、最後はキングストンのサブミッション。
  クァックがぎりぎりでカット。
  ジグソウがクァックにシャイニング・ウィザードを狙う!
  クァックは避けるとライトニング・ロックで40分もの激闘に終止符を打つ!
  クァックらの勝利!

試合結果

@ブラインド・レイジvs.DJスティールズ
Aチーム・トウリュウモン(スカイデ、アラケンシト)vs.スーパー・フレンズ(マイク・クァッケンブッシュ、クリス・ヒーロー)
Bナイト・シフト(ハロウィックド、ブラインド・レイジ)vs.チームIWA-MS(ブラッド・ブラッドリー、ジミー・ジェイコブス)
Cマイク・クァッケンブッシュ、グラン・アクマ、イカルス、ミスター・ゼロ、ウルトラマンティス・ブラックvs.ワイルド・カーズ、ハロウィックド、コナンドラム
Dスーパー・フレンズvs.スウィス・マニー・ホールディング(アーレス、クラウディオ・カスタニョーリ)(30分時間切れ引き分け)
Eイカルスvs.ジャック・マルシアーノ
Fローショックvs.ジョリー・ロジャー
Gスミエ・サカイvs.ジグソウ
H1PWメキシカン王座戦、3本勝負:スカイデ(ch)vs.マイク・クァッケンブッシュ(新チャンピオン!)(2-1)