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XWF:In Yout Face the Lost Episodesの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

3枚、約3時間5分です。

WCW崩壊後ホーガンが立ち上げ3週間分の収録が行われたものの
(ちなみに場所はTNAが後に使うユニバーサル・スタジオ)
そのままお蔵入りになった幻の団体です。

Week-1
オークランドがリング・アナウンサーでジェリー・ローラーが実況者です。
CEOとしてレナ(セーブル)が、コミッショナーとしてパイパーが登場。
@ビッグ・ヴィトー対バフ・バグウェル
Aマーティ・ジャネッティ対ヘイル
 体格があるヘイルはすぐに歓声を得ていますね。
 ジャネッティはジョバー役で出した技はアーム・ロックだけ。
 ヘイルがレッグ・ドロップでフィニッシュしたけどハルクとの被りは問題ないの?

Bホレース・ホーガン対イアン・ハリソン
 英国ヒール、ハリソンは筋肉、粗雑な投げから見て
 スコット・スタイナーの位置での起用かな。
 しかしパワー・ファイターが首4の字でフィニッシュ!?
 TVプロレスの割りにフィニッシュへの意識が甘いんじゃない。
 ホレースはハルクの甥だからといって特別待遇じゃないようですね。
 いや出れるだけで特別待遇か。

C初代クルーザー級王座バトル・ロイヤル
 AJ、ロウ・キー、ダニエルズら8名により行われます。
 制限の無い技に盛り上がったけれど適当にやっています。
 ロウ・キーがキー・クラッシャーを食らうシーンもあったな。

Dナスティ・ボーイズ対シェイン・ツインズ
 ナスティ・ボーイズの動きに安心感を得られる、ってどういう事でしょう。
 ツインズが番狂わせで勝つのは良いけど只のクローズラインですか・・・。
 試合後ウォーリヤーズが登場。
 ウォーリヤーズがツインズの腕を上げた所でようやくツインズがベビーフェイス扱いだという事に気づきました。

Eカート・ヘニング対ヴァンピーロ
 ヘニングについているヒーナンがブラス・ナックル攻撃を狙うも
 パイパーが奪い取ってそれでヘニングを殴りつけ幕。
 かなり薄い内容にもかかわらず1.4倍速ぐらいで動かなくてはならない時間設定で台無し。

 予告レスラーとしてデーモン(KISSペイント)、ノーマン・スマイリー、Xガールズ(XWF版ナイトロ・ガールズか)の映像がありました。
 特典としてビハインド・ザ・シーンズを収録。


Week-2
@フベントゥー・ゲレラ、サイコシス対コナン、レイ・ゴンザレス
 連携技や介入もある内容。
 余りにまともなので、これをタッグ王座戦として認定したくなる。
 少し悪い試合。

 レナ、オークランド、パイパーがリングで喋っているとヴァンピーロが登場。
 礼儀正しく先週の援護のお礼を述べる。
 レナは「ヴァンピーロにこれからも機会を与える」と言う。
 続けて「同じようにタフ・イナフのジョシュにも機会を与えよう」といいパイパーも賛成する。

Aサイモン・ダイヤモンド対ジェリー・ロウラー
 ドーン・マリーを連れたサイモンは「サイモンは問題を抱えている」の名文句からキングにいちゃもんをつけ試合に。
 もう1人の手下が加わり最初から2対1でリンチするのだけど
 甚振られる時間が短いし、そのくせ誤爆X3はしつこい。
 その前にサイモンの入場曲をかけるのが遅い。

Bヘイル対ナックルズ
 スカッシュ・マッチ再び。
 そういやヘイルにはジミー・ハートがついています。

 バック・ステージのスキットにグレッグ・ヴァレンタインが登場していました。

CジョニーBバッド対ノーマン・スマイリー
 2人共一応知名度があるだけにどちらを勝たせるかに興味があったけどそれだけ。
 XWFで緩急の緩としてサブミッションを使ったのはスマイリーが初でした。 

Dシェイン・ツインズ対ロード・ウォーリアーズ
 4分もありドゥームスデイ・デバイスまで見れます。
 ナスティ・ボーイズが介入しノー・コンテストになるもロード・ウォーリアーズが追い払う。
 これだとツインズの立つ背がないよねぇ。
 
Eカート・ヘニング対バフ・バグウェル
 先週に比べるとヘニングが自然なペースでヒールの印象付けが出来ています。
 ヒーナンの援護からヘニングが勝利。
 ヴァンピーロが抗議するもハリソンに急襲される。
 パイパーが追い払うもレナとなにやら口論になっています。

 特典としてビハインド・ザ・シーンズを収録。


Week-3
@マーティ・ジャネッティ対ドレズデン
 ジャネッティは負け役ながらまともに攻防をしての負け役という所にまだ救いがある。

Aホレース・ホーガン対ジョシュ・マシューズ
 ジョシュはXWF版マイキー・ウィップレックの役回りですね。

Bシェイン・ツインズ対サウス・フィリー・ポッセ
 Pエネミーことポッセの元気が無い。
 ナスティ・ボーイズが乱入するもツインズが負けさせれずウォーリヤーズに追い払われる。

 スヌーカが息子を連れてリングに。
 遺恨のあるパイパーが現れお前らなんて必要ない、と言う。
 レナが出てきて文句をつける。
 パイパーはメインに抜擢すると見せかけスヌーカJrではない下記4人を選ぶ。

Cクルーザー級王座戦:キッド・カッシュ(ch)対AJスタイルズ
 最後に残ったダニエルズではなくAJが挑戦者。
 後にXディビジョンでやっていく2人ですから
 短い時間の中でしっかり攻防を見せ盛り上げました。
 平均レベル。

Dヴァイパー対ジミー・スヌーカJr
 ヴァイパーはソニー・オノを従えた日本人(ギミック?)ヒール。
 お国対決で最後はSr、Jrのスーパー・フライ競演で盛り上がりはしました。

Eカート・ヘニング、イアン・ハリソン対バフ・バグウェル、ヴァンピーロ
 時間がないので雑でも形をつけてきたのは褒めて良いのか悪いのか。
 試合後バフが場外を見ていてカットしなかったカートを責める。

 予告レスラーとしてザ・ウォールが登場。

@ハルク・ホーガン対カート・へニング
 特典でようやくハルクの登場ですが
 これは来てくれたファンへのおまけで、TVに出るつもりになかった、という事でしょうかね。
 試合はハルクが10カウント・パンチなどの盛り上げ技を出して最後はいつも通り。
 カートもこれなら俺である必要ないじゃん、という感じで気乗りしない様子。
 
 ハルクのインタビューも特典として収録。

総評。
 WCW継続組を中心にネームは集めましたが
 番組編成チームは引き継がなかったようで試合自体含め何も売りになっていません。
 加えてハルク自身が登場していないとなると放送局が断ったのも当然かと。
 (執筆日:9/16/09)
DVD Rating:☆☆☆☆☆

注目試合の詳細

なし

試合結果

@ビッグ・ヴィトー対バフ・バグウェル
Aマーティ・ジャネッティ対ヘイル
Bホレース・ホーガン対イアン・ハリソン
C初代クルーザー級王座バトル・ロイヤル(新チャンピオン:キッド・カッシュ)
Dナスティ・ボーイズ対シェイン・ツインズ
Eカート・ヘニング対ヴァンピーロ
@フベントゥー・ゲレラ、サイコシス対コナン、レイ・ゴンザレス
Aサイモン・ダイヤモンド対ジェリー・ロウラー
Bヘイル対ナックルズ
CジョニーBバッド対ノーマン・スマイリー
Dシェイン・ツインズ対ロード・ウォーリアーズ(ノー・コンテスト)
Eカート・ヘニング対バフ・バグウェル
@マーティ・ジャネッティ対ドレズデン
Aホレース・ホーガン対ジョシュ・マシューズ
Bシェイン・ツインズ対サウス・フィリー・ポッセ
Cクルーザー級王座戦:キッド・カッシュ(ch)対AJスタイルズ
Dヴァイパー対ジミー・スヌーカJr
Eカート・ヘニング、イアン・ハリソン対バフ・バグウェル、ヴァンピーロ
@ハルク・ホーガン対カート・へニング