TOPアメリカン・プロレスどインディー →WLW:#102 & #103 9/21/07

WLW:#102 & #103 9/21/07の分析


名勝負 なし
好勝負 なし

ハーリー・レイスの団体です。
興行は2部に分かれていて、それぞれが1時間となっています。
余分な物はカットされているので収録時間は90分となっています。

トレバー・マードックがコメンテイターとして来場。

@ダーリン・ウェイドvs.ジョー・ヘニング
 最後時間切れになるんですけれど
 普通の団体ならジョーのパーフェクト・スープレックスが決まりカウント2で時間切れになるはず。
 しかしこの試合は違ってパーフェクト・スープレックスを狙って持ち上げた所で時間切れになり、
 それでジョーがウェイドを降ろすんですよね。
 こういう所がWLWならではの清々しさだと思いますね。
 またドロップ・キックがハイ・スポットとして使用されていて
 レイスの団体に似つかわしい今風でないファイトを見せてくれます。
 ジョーは3世レスラーだけあって毛並みの良さを見せますし
 まあまあ良い試合でしたね。

A女子王座戦、4コーナー・マッチ:クリスティー・サマーズ(ch)vs.ケイティー・サイレンvs.ミス・ナチュラル
 女子の方もしっかりしてますね。
 試合形式を理解し上手く使っている所を見てると
 おそらく3ウェイでも十分対応できますよ。
 悪くない試合でした。

Bスーパースター・スティーブvs.パパドン
 スティーブはスーパースターらしくないし
 ”グリーク・ゴッド”パパドンはギリシャ神らしくないですが
 それはさておき試合は
 パパドンのこずるい動きとクイックでテンポをつけながら
 悪くない試合に仕上がっています。
 
Cダニエル・クロス、デイビッド・ラスターvs.ウェイド・チズム、ニック・アルディス
 これが一部のメイン・イベントとなります。
 連係技はないし孤立も目に留まらない程度に抑えられている辺り
 改めてレイスらしい(笑)
 平均レベル。

Dジョニー・パントーヤ、ブラッド・ペインvs.サル&ヴィトー・トマセーリ
 Noahの大物に隠れているが
 IWAのアイアン・セインツも今回の大会には招聘されています。
 こうして他団体のレスラーが立つと
 煽り度の違いが顕著ですね。
 ここだとセインツは凄く大袈裟に見える。
 さて試合ですがペイン、パントーヤがいまいちで
 中身の無いまま終了です。
 悪い試合。

Eスティーブ・アンソニーvs.ダーリン・ウェイド
 この団体はできない奴ほどムーブに頼るなぁ。
 悪い試合です。

F森嶋猛、ドゥームセイヤーズvs.デンジャラス・デレク、丸藤正道、KENTA
 さて2部のメイン・イベントは
 ROH王者森嶋、WLWタッグ王者のドゥームセイヤーズが
 WLW王者のデレク、KENTA、丸藤と対戦。
 まさにWLWが提供できる最高クラスの6マン・タッグです。
 さて試合は変に工夫したりせず
 実直に6人タッグをやりきったという感じ。
 Noah陣が魅力を出し切った訳ではありませんが
 満足できるメイン・イベントでしたね。
 平均的な良試合。

総評
 こういうプロレスに真面目に取り組んでいる団体があるというのは良いなぁ。
 ジョー・ヘニングを見られたしNoahも参加しているし満足です。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

F森嶋猛、ドゥームセイヤーズvs.デンジャラス・デレク、丸藤正道、KENTA
  タタム対デレクで試合開始。
  グラウンド・レスリングの攻防。
  タタムがロープを掴んでロープ・ブレイク。
  タタムで一転殴りかかりロープに振る。
  リープ・フロッグへ。
  デレクはロープを掴んで止まるとクローズライン。
  丸藤と交代するがその瞬間を狙ってタタムは離れる。
  丸藤がショルダー・タックルを決めるもタタムは倒れない。
  逆にタタムは丸藤を倒してみせる。
  丸藤が素早い動きからヒップ・トスを狙うも持ち上がらない。
  タタムはクローズラインを決めるとモローに交代。
  モローと丸藤がヘッド・バッドの打ち合い。
  モローが打ち勝ちヘッド・ロック。
  丸藤は脚を踏みつけてリスト・ロックに返すとKENTAに交代。
  KENTAがショルダー・タックルを決めるも倒れない。
  ならばと不意を突いた地獄突きからフライング・ショルダー・タックル。
  モローも不意を突いた地獄突き。
  バック・ドロップを狙う。
  KENTAは着地すると蹴りを叩き込む。
  エプロンから跳ぶが普通に着地し馬鹿にしたように蹴りつける。
  首4の字。
  丸藤が入り同時に4の字。
  カウント4で離す。
  KENTAがフロント・ヘッド・ロック。
  モローは自陣に押し込み森嶋に交代。
  KENTAは森嶋の突進を避けてドロップ・キックを入れるとデレクに交代。
  森嶋がショルダー・タックルからロープに走る。
  デレクがカウンターでドロップ・キックを入れるも倒れない。
  ならばとロープに走りフライング・フォア・アームズからカバー。カウント1。
  サンセット・フリップへ。
  森嶋はヒップ・ドロップに返す。カウント2。
  デレクが捕まる。
  デレクはカウンターでパワー・スラムを決めるとKENTAに交代。
  KENTAが森嶋を殴りつける。ドゥームセイヤーズにも殴りかかる。
  ドゥームセイヤーズが逆に殴りつけ連係攻撃を狙う。
  KENTAは防ぐと2人まとめてスプリングボード式ドロップ・キックで排除する。
  森嶋にビッグ・ブーツを決めブレーン・バスターへ。
  逆に持ち上げられかけるもブレーン・バスターを決めカバー。カウント2。
  トルネードDDTへ。
  森嶋は防ぐとサイド・スラム。
  交代したタタムがバタフライ・スープレックスでカバー。カウント2。
  ボディ・スラムを連発。
  KENTAは3発目を後ろに逃れるとロール・アップ。
  タタムはカウント2で返すと投げ飛ばしていく。
  カバーするもカウント2。
  コーナー上へ。
  KENTAがタタムを捕まえスーパープレックス。
  交代したデレクがベリー・トゥー・ベリーでカバー。カウント2。
  タタムはフラップ・ジャックでデレクをロープに叩きつける。
  両者交代し丸藤対モローへ。
  モローが先手を取りエクスプロイダー。
  森嶋、タタムが控えを落とすもカウントは2。
  ドゥームセイヤーズが丸藤に合体技のフェイス・バスター。
  カバーするもデレクがカット。
  丸藤がモローにドロップ・トー・ホールドからドロップ・キック。
  KENTA、丸藤が入り控えを落とすと
  デレクが振ったモローに丸藤、KENTAにダブル・トラース・キック。
  丸藤がモローに同ロープ走りのアックス・ボンバーでカバー。カウント2。
  森嶋が入ってきてヒップ・アタック。
  KENTAが入り森嶋にドロップ・キック。
  タタムがKENTAにレッグ・ラリアット。
  デレクがタタムにクローズライン。
  モローがデレクをロープに振りクローズラインを放つ。
  デレクが避けスピアー。
  続けて丸藤がトラース・キックから不知火を決め1,2,3!
  デレク、丸藤、KENTAの勝利!

試合結果

@ダーリン・ウェイドvs.ジョー・ヘニング(10分時間切れ)
A女子王座戦、4コーナー・マッチ:クリスティー・サマーズ(ch)vs.ケイティー・サイレン(新チャンピオン!)vs.ミス・ナチュラル
Bスーパースター・スティーブvs.パパドン
Cダニエル・クロス、デイビッド・ラスターvs.ウェイド・チズム、ニック・アルディス
Dジョニー・パントーヤ、ブラッド・ペインvs.サル&ヴィトー・トマセーリ(10分時間切れ)
Eスティーブ・アンソニーvs.ダーリン・ウェイド
F森嶋猛、ドゥームセイヤーズvs. デンジャラス・デレク、丸藤正道、KENTA