TOPアメリカン・プロレスどインディー →UPW:Road to Glory

UPW:Road to Gloryの分析


名勝負 なし
好勝負 なし

05年製作2枚組み4時間半。
後にスーパースターになっていったものの試合集。
つまるところ必然的にUPWのベスト版です。 

1試合目−プロトタイプ(ジョン・シナ)vs.アンディ・ジャッジ
 シナもここの出身。
 まあ筋肉は凄いけどねぇ・・・
 この頃はモヒカンでした。

2試合目−プロトタイプvs.CWアンダーソン
 1試合目と同じく試合としては見れたもんではありません。   

3試合目−タッグ王座戦、テーブルズ・マッチ:バラード・ブラザーズ(ch)vs.ハードコア・キッド、アルカトラスvs.バラード・ブラザーズ
 ハードコア・キッドはWWEのへスースです。
 ラダー上からテーブル2段へのエース・クラッシャーだけが見もの。

4試合目−ハードコア・キッドvs.ラッカス
 下手な上ノー・コンテストではたまらない。

5試合目−UPW王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.RVD(2/1/01)
 ドリーム・マッチじゃないですか。
 なぜかのせてないけどこれをDVDパッケージに記したら
 間違いなく売り上げ20%増は見込める。
 さて試合の方は
 初めの内はぎくしゃくしていたものの
 徐々に手があってきて面白くなります。
 RVDの椅子の仕様が許容されているのも良い感じです。
 試合時間も15分とUPWにしては長い。
 それなのに最後はジョーの乱入で反則裁定・・・。
 誰がこんな筋書きを書いたのか。
 椅子使用を認めているのだから
 ノーDQでダニエルズの子分かなんかが介入してフィニッシュ。
 それでRVDの顔も立てれるだろうに。
 最悪の終わり方ですが
 このドリーム・カードはこの試合だけでしょうし
 手に入れる価値はあります。

6試合目−ノヴァ(サイモン・ディーン)、フランキー・カザリアンvs.ドーリング、ロードキル
 ロードキルは元ECWのロードキルでしょうか。
 ECWで見たことないしどうでもいいっちゃどうでもいいんですが。
 UPWにしては頑張っていたような気がしますけれどノー・コンテスト・・・。

7試合目−インターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)
 (Shockwave よりコピペ)
 DVDパッケージの
 Witness one of the greatest matches in UPW history!
 という言葉に偽りなし。
 新進気鋭の3人が考え抜いて
 3人絡みのムーブを散りばめて試合を作ってきました。
 パンクvs.カバナvs.クァックに似ています。
 しかしGreatestというのはあくまでUPWにおいての話で
 好勝負には届きません。
 この試合形式、カートvs.ジェリコvs.ベノワでも
 そうですが1本目があっけないフィニッシュにならざるを得ず
 試合が二分されることで通常の3ウェイより劣ってしまいます。
 この試合は10分程度なので余計にそうなります。
 面白かったですけれどもね。
 
8試合目−ノヴァvs.シェイン・バラード
 色々小細工で盛り上げています。

9試合目−ロード・ウォーリアーズvs.バラード・ブラザーズ
 LODのいつもの試合です。
 アニマルと故ホークが暴れまわります。

10試合目−フベントゥー・ゲレラvs.マイキー・ヘンダーソン
 一番の見所はフービー版ピープルズ・エルボーが見れることでしょうか。  

11試合目−ホーシュ(ルーサー・レインズ)vs.スメリー
 スパスタが出ているだけ。

12試合目−22マン・バトル・ロイヤル
 マスターズが出ていることが売り。

13試合目−サモア・ジョーvs.ダーティ・サンチェス
 貴重なジョー版ピープルズ・エルボーが見れます。
 試合はまだ発展途上の段階なのでいまいち。 

14試合目−UPW 王座戦、ルーザー・リーブUPWフォーエバー:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(3/?/02)
 (Rage at the Riverよりコピペ)
 さて今まで WWEの養成団体になるのもうなづけるような見所のなさですが
 ある意味予想通り。
 このカードだけのために買ったも同然なので。
 さてどうだったかというと・・・
 まずダニエルズに髪があることに驚きます。
 感傷的になっているのかダニエルズの動きが
 鈍い、見当外れな感が少しあります。
 ジョーもデビュー3年で的確に大技を出すという事がまだ出来てないかなと。
 このカードが黄金カードになる前の創成期を見た感じで
 興味深かったですがそれほど良い試合ではなく。

15試合目−UPW王座戦:サモア・ジョー(ch)vs.トミー・ドリーマー
 ドリーマーがベテラン振りを発揮し試合を作っていきます。
 ジョーも大分成長しています。
 テーブル、椅子も使用可で
 決着もちゃんとついているので満足できる内容。
 特別っていう程ではありませんが良い試合です。

16試合目−ハイデンライク、ネイサン・ジョーンズvs.マイク・モデスト、ドノヴァン・モーガン
 スパスタが出ているだけ。

17試合目−ケイジ・サコダvs.ポール・ロンドン
 ロンドンの動きのキレは素晴らしいですが
 手短にあっさりと終わる。
 フィニッシュはもう少し巧く演じれないものかなぁと溜め息物・・・。

18試合目−ミズvs.プレデター(シルベスター・ターカイ)
 WWE同士の対決。
 小兵vs.ブロディの構図ですが巧く演じれる訳もなく。

19試合目−ケン・シャムロックvs.プレデター
 WWEの頃と比べるとシャムロックは下手になっています。
 またこの試合もちゃんと決着をつけず。

20試合目−DDPvs.アダム・ピアース
 ピアースは良い意味で今とあまり変わりません。
 スパスタのDDPを引き立てるヒール・プレイに徹し良い仕事をしています。

特典としてプロモの練習風景(7分)と
ハイデンライクとエセ・ジャッキー・チェンが
コイン・ランドリーを舞台に戦いを繰り広げる寸劇(4分)を収録。

総評
 5,7,14,15,20試合目は
 UPWを代表する試合にして
 おそらくその代表する試合の全て。
 もしUPWに興味があればこのDVDだけで事足ります。
DVD Rating:★★☆☆☆

注目試合の詳細

FインターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)
  3人で殴り合う。
  カザリアンにバック・ブリーカーを食らっているスパンキーにB-Boyがドロップ・キック。
  B-Boyがスパンキーにキャメル・クラッチを決め、そこにドロップ・キックするよう指示。
  しかし避けられB-Boyに誤爆。
  カザリアンがB-Boyに攻めていきインディアン・デス・ロック。
  カットしに来たスパンキーにそのままノーザンライト。カウント2。
  カザリアンがB-Boyに4の字。
  カットしに来たスパンキーを丸め込む。カウント2。
  スパンキーは4の字で動けない2人をカバーするもカウント2。
  B-Boyが体勢を入れ替える。
  そこをスパンキーが2人の髪を掴んで引っ張る。
  スパンキーはカザリアンのジャーマンを着地して防ぐとハイ・キックで落とす。
  B-Boyがスパンキーにエクスプロイダー。
  カザリアンにダイブを狙うと期待させておいてやらない。
  カザリアンがB-Boyを引き摺り下ろし殴りつける。
  そこにスパンキーがトペ・コンヒーロ。
  カザリアンをリングに戻しコーナー上へ。
  妨害を防いでカザリアンにトルネードDDTから丸め込んで1,2,3!
  スパンキーがインターナショナルJr級王座を防衛!
  B-Boyとカザリアンがスパンキーをやっかみれ連携攻撃を狙うも防がれる。
  カザリアンはすぐに共闘を諦めB-Boyにスピアー。
  攻撃を決め合い全員ダウン。
  B-Boyはスパンキーのヘッド・シザースを防ぐとスタイルズ・クラッシュ。
  カザリアンがカット。
  B-Boyはコーナー上のカザリアンにフェイス・バスター。
  カバーするもカットされる。
  B-Boyはスパンキーを蹴り飛ばしフェイス・リフト。
  コーナー上にのぼるもスパンキーに体勢を崩される。
  スパンキーがスーパープレックスを狙う。
  カザリアンがスパンキーの下に入りパワー・ボム!
  カザリアンとスパンキーが殴り合う。 
  カザリアンがウェイブ・オブ・ザ・フューチャーを狙う!
  スパンキーは逃れるとスライス・ブレッド#2へ!
  防がれ後ろに着地。
  B-Boyがスパンキーのバックを取る。
  スパンキーがバックを取り返したところでカザリアンがサンセット・フリップ・ジャーマン。カウントは2。
  スパンキーをロープに振るもクロス・ボディで相打ち。
  スパンキーはカザリアンの攻撃を避けるとスライス・ブレッド#2へ!
  カザリアンは防ぐとスパンキーをコーナー上に置く。
  B-Boyも同コーナーに上がってくる。
  カザリアンはB-Boyを落とすとスパンキーにフラックス・キャパシターで1,2,3!
  カザリアンが新ライト級チャンピオンに!
  1人王座を失ったB-Boyはレフェリーに八つ当たり。


MUPW王座戦、ルーザー・リーブUPWフォーエバー:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(3/?/02)
  ダニエルズが襲い掛かりジョーを鉄柱にぶつける。
  椅子も叩きつける。
  リングに入れ攻めていく。
  ジョーが反撃を狙った所を落としムーンサルト。
  ジョーはハイ・キックを決めると反撃開始。
  ダニエルズの反撃を防ぎながら攻めていく。
  ジャーマンにベリー・トゥー・ベリーを決めるもカウント2止まり。
  ダニエルズがレッグ・ラリアットを決め両者ダウン。
  ダニエルズが猛攻を仕掛けDDT。
  ジョーはダニエルズをコーナーに乗せるとアイコノクラズムを狙う。
  ダニエルズは防ぐと丸め込んでいく。
  ジョーも丸め込みに返す。カウント2。
  ジョーはハリケーン・ラナをパワー・ボムに切り返す。カウント2。
  ダニエルズは延髄切りを避けるとSTF。
  ジョーがロープを掴む。
  ダニエルズは中央に戻しアンクル・ロックを決める。
  ジョーが体勢を入れ替えアンクル・ロック。
  ダニエルズが何とかロープを掴む。
  ダニエルズが延髄切りを決め両者ダウン。
  ジョーの攻撃がレフェリーに誤爆。
  ダニエルズがエンジェルズ・ウィング!
  ヘンダーソンが現れカウント3。
  ダニエルズはレフェリーがカウントしたと勘違いし勝利を喜んでいる。
  レフェリーが試合は終わっていないと説明する。
  そこにジョーが延髄切り。
  アイルランド・ドライバーで1,2,3!
  ジョーが新UPWチャンピオンに!
  ダニエルズはUPWから追放!
  ダニエルズはUPWとそのファンに感謝し去っていく。

試合結果

@プロトタイプ(ジョン・シナ)vs.アンディ・ジャッジ
Aプロトタイプvs.CWアンダーソン
Bタッグ王座戦、テーブルズ・マッチ:バラード・ブラザーズ(ch)vs.ハードコア・キッド、アルカトラスvs.バラード・ブラザーズ(新チャンピオン!)
Cハードコア・キッドvs.ラッカス(ノー・コンテスト)
DUPW王座戦:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.RVD(DQ)(2/1/01)
Eノヴァ(サイモン・ディーン)、フランキー・カザリアンvs.ドーリング、ロードキル(ノー・コンテスト)
FインターナショナルJr級、ライト級王座戦(1本目の勝者がインターナショナルJr級王座を獲得、2本目の勝者がライト級王座を獲得):フランキー・カザリアンvs.B-Boy(Light ch)vs.スパンキー(Inter ch)
(1本目:スパンキー)
(2本目:カザリアン(新チャンピオン!))

Gノヴァvs.シェイン・バラード
Hロード・ウォーリアーズvs.バラード・ブラザーズ
Iフベントゥー・ゲレラvs.マイキー・ヘンダーソン
Jホーシュ(ルーサー・レインズ)vs.スメリー
K22マン・バトル・ロイヤル (優勝者:クリス・モルデスキー(クリス・マスターズ))
Lサモア・ジョーvs.ダーティ・サンチェス
MUPW 王座戦、ルーザー・リーブUPWフォーエバー:クリストファー・ダニエルズ(ch)vs.サモア・ジョー(新チャンピオン!)(3/?/02)
NUPW王座戦:サモア・ジョー(ch)vs.トミー・ドリーマー
Oハイデンライク、ネイサン・ジョーンズvs.マイク・モデスト、ドノヴァン・モーガン
Pケイジ・サコダvs.ポール・ロンドン
Qミズvs.プレデター(シルベスター・ターカイ)
Rケン・シャムロックvs.プレデター(ダブルDQ)
SDDPvs.アダム・ピアース