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SWF:Best of SWF 2012の分析


名勝負 なし
好勝負 SWF王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.ブライアン・ケイジ(10/6/12)

@ロッキー・ロメロvs.オリバー・ジョン(5/18/12)
 オーソドックスなレスリング
 何をするかではなく、どれぐらい完成度高く実行できるか、で勝負している。
 ロメロのトペを経て中盤はオリバーのターン。
 オリバーはピンポイントで相手の狙った場所に技を当てていますね。
 技だけでなく前後の動作、試合運び含めて
 動作が信じられない程に完璧で淀みが一切ありませんでしたね。
 海外を渡り歩くロメロが完全に身とリする程でした。
 試合自体は普通だが、オリバーがびっくりする程、揺ぎ無い完成度を誇っていたので一見の価値あり。
 中々良い試合。 

ASWF王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.KUSHIDA(8/26/12)
 日米対決という位置づけかデイブが張り合って同じような動き。
 それでもヘタレ・ヒールということで一歩及ばない位置づけになっています。
 グラウンド後、命乞いの動作からKUSHIDAの顔を攻撃。
 屋外会場ということで場外戦を使って攻防を入れ替えます。
 残念ながら本質的な戦いにはならず
 ざっくりとしたベビーフェイス/ヒールの立ち位置のみで
 最後も時間切れというお茶を濁した結末でした。
 平均レベル。 

BSWF王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.ブライアン・ケイジ(10/6/12)
 フレアー・スタイル。
 序盤はパワフルなケイジの攻めを引き出していきます。
 ケイジも攻め立てる中でパワフルなムーブを出すと同時に、
 レスリング面により相手を抑えようと強く意識している。
 デイブも場外で間を置いたりしながら受け続け、
 その受身は概ね正しい取り方をしている。
 ロープを使って反撃するも
 1回目はケイジにカウンターさせる程、2人の関係性はしっかりしていて余裕があります。
 主導権を握ったデイブは動きのある攻め。
 首狙いを中心にケイジの動きを落とそうと狙いを持っています。
 ケイジが広い視点から技の選択をして反撃。
 序盤と同じくベビーフェイス/ヒールの技のバランス量が素晴らしく、
 見事な二ア・フォール合戦を生み出している。
 ケイジがここまで多彩に盛り上げられるとは思わなかった。
 ただ最後のDDTはデイブの必殺技なのかもしれないが
 クリーン・ピンよりもロープ悪用のフォールぐらいの方が締まったでしょうね。
 ぎりぎり好勝負。

Cオリバー・ジョンvs.ティモシー・サッチャー(10/6/12)
 試合前のルール確認の応対もしっかりしていて
 この試合のオールド・スクールという位置づけを地で行っている。
 マウントに対する対応、相手のサブミッションに対する痛がり方は真剣な装いをもたせいます。
 その一方で執拗なグラウンド・ヘッド・ロックという攻防を両立させている。
 ダメージ観もエプロンで殴られダウンを重く見せるなど古風。
 2人の上手さを堪能できる一戦。
 ただ終盤は実ダメージのある大技が皆無なので
 その地味さを許容できるかがちょっとした問題ですね。
 好勝負に届かずも中々良い試合。

 (執筆日:3/2/13)

注目試合の詳細

なし  

試合結果

@ロッキー・ロメロvs.オリバー・ジョン(5/18/12)
ASWF王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.KUSHIDA(15分時間切れ)(8/26/12)
BSWF王座戦:デイブ・デュートラ(ch)vs.ブライアン・ケイジ(10/6/12)
Cオリバー・ジョンvs.ティモシー・サッチャー(10/6/12)